Windowsタブレット+ペン+HHKBという組み合わせで入力環境を整える(6) - タッチキーボードをWindows純正のものから変更する
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タッチキーボードソフトとして前ページで選んだ、スタンドアロンソフトであるちーたんタッチボードですが、キーボードのカスタマイズには配布サイトにあるボード作成Excelツールが非常に便利です。また使い方についてもサイトに詳細が載っているため、ここで改めて述べることは特にないです。
・Excelツールのレイアウト図
・実際のキーボード画面
まずAutoHotkeyで右Shiftと左Altが空打ちで別の動作をするように設定されているため、こちらのキーボードにはそのままの動作をする左Shiftと右Altのみを配置します。また、SpaceキーとEscキーは同じくAutoHotkeyによって空打ちで無変換キー変換キーになるように設定されているため、その回避のためにCrselキー(vkF7)、Exselキー(vkF8)という謎のキーを置いておき、AutoHotkeyで割り当てをSpaceとEscに直しています。
vkF7::Send,{Blind}{Space}
vkF8::Send,{Blind}{Esc}
ただしこのAutoHotkeyスクリプトではShift+SpaceやCtrl+Shift+Escなど修飾キーがついたものに対応していないため要改善です。
また、アプリケーションによってはペンによるクリックやドラッグ、スクロールが効かないものが稀にあり、そういったアプリケーションをある程度操作できるようにマウスの機能をキーボード上に最低限入れてあります。
使ってみて思ったことですが、ボード作成Excelツール上のレイアウトは、シートの上に図形を配置して作られているため、(整列配置である程度整えられるにしろ)きれいに配置するのが難しいです。またきれいに配置しても、セルのピクセルと若干のずれが生じる(最小0.01px単位?)ため、そこも含めてきれいに整形したものを使いたい人は、作成ツールで原型を作った後で直接JSON形式のファイルをいじる必要があります。
あと、ちーたんタッチボードのテンプレートがJISキーボード用しかないため、USキーボード用のものを自前で作りました。需要は不明ですが、そんなことを言ったらそもそもこの一連の記事自体の需要が不明なので、とりあえず最後に配布しておきます。