会社とは何か

会社は誰のものか?という問い。

株式会社は株主、資本家のものであるというのが原則。社長と呼ばれる人は雇われているにすぎないし、経営と資本が分離されているのが本来のあり方。

ただ、それが全てかというと違っていて。

自分で会社組織を作ろうと思ったときに、イメージしていたのは音楽のバンドというより各自がプロデュースもできる集団、ユニットみたいなもの。自分たちのやることは自分たちで決めたいと思ったし、必ずしも金銭的な利益を上げることが一番の目的にならないこともあるだろうと思っていた。

その結果選んだのが合同会社(LLC)という仕組み。もちろん株式会社と比べて設立や運営の手間が少ない、というメリットもあるのだけれど(日本のLLCではパススルー課税は適用されない)、出資者と経営・執行者が基本的に同じ、一致しているというのがよいところだと思った。

収益を上げるのは会社や提供するサービスを持続させるためには必要なこと。ただそれと同じくらい、コミットする(してくれる)人たちが幸せだったり、クライアントさんやエンドユーザーの皆さんが満足できるものをきちんと提供できることも大事だよなと。

会社組織をどう捉えるか、ということなのかもしれない。でも少なくともぼくはユニットのように捉えているし、その中でどう面白いことをしていけるか、そこに興味がある。この先もしかして人数が増えたら株式会社にするかもしれないし、しないかもしれない。でも最初に作るときに考えたことは忘れないでおこう、と思うのだった。

END

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