--- Title: トランスジェンダーフラッグをつけませんかという提案 Author: zyouhou_kyouyuu Web: 'https://mimemo.io/m/8agmD4ppy74RjYz' --- タイトルが全てです。 外を出歩ける方中心の話になっております。ごめんなさい。 トランス差別が激化していく昨今への抵抗として、手作りのトランスフラッグモチーフのものを身につけて出歩きませんか?という提案です。 以下は補足や具体的な作り方など。 もちろん、あなたにはやらない選択肢があります。 ここから先は少し筆者の個人的な話です。 やろうと思ったきっかけなどが書いてありますが読み飛ばしても問題ありません。 また、トランスヘイト言説、海外で起きたヘイトクライムについて触れますのでご注意ください。 ■■■ここから■■■ ここ半年〜一年ほどの話ですが、私はプラバンやレジン、オリジナルピンズでレインボーフラッグやトランスジェンダーフラッグを作っては服とか鞄とか帽子につけて出歩いていました。お金がない上に精神的に追い詰められていた為、比較的安価で簡単に作れるもので…。 私はノンバイナリーをアイデンティファイしている人間で、出生時に割り当てられた性別のトイレを渋々使っている状態です。そして、自分自身の心を守る為にいわゆる「中性的」な外見になるよう調整して生きています。 なぜ渋々使っているかと言うと、「みんなのトイレ」が少なすぎるからです。少なくとも私は見た事がありません。また、誰でもトイレはたいてい一つしか設置されていないため、私が入ってる時に別の人が来て困らせてしまったら…と思うとなかなか入る気になりません。 そんな中で渋々出生時に割り当てられた性別のトイレを使っているわけですが、トランスヘイトをゴリゴリに内面化している人に突然叩き出されてもおかしくない状況になってきていると日々感じています。やはり他の方も同じような不安を感じながら過ごされているのを目にします。 最近も海外で痛ましいヘイトクライムが発生し、犠牲者が出ています。日本で同じ事が起きないと言い切れる根拠はどこにもありません。これが私の生きる現実世界です。 そんな中でささやかな抵抗として手作りのトランスフラッグアクセサリーをつけて生活していましたが、「トランス差別に加担しない」「トランスジェンダーの人々と連帯する」あるいは「独りではない」と無言のうちに当事者に伝える事が出来るのではないかと改めて思いました。 私一人のライフワークのつもりでしたが、提案としてインターネットに流す事で誰かが同じようにトランスフラッグをつけ、その誰かとすれ違った当事者に独りではない事を伝えられたらいいなと考えた次第です。 ■■■ここまで■■■ # 簡易ガイド ## プラバン 用意するもの * ポスカ系のペン * 100円ショップのプラバンキット * アクキーにする場合:穴あけパンチ、100円ショップのキーホルダー用金具(ストラップとかでも、なんでもいいです) * バッジにする場合:100円ショップのバッジピン(たいていはハンドメイドの棚にあるかと思います)、接着剤 * トップコート プラバンのやり方は包装やインターネットの解説記事の方が詳しいと思いますので割愛します。 ①バッジにする場合 レンチン後、縮んだプラバンにポスカで着色した面にトップコートを塗り、十分乾かします。 その後ポスカで着色し、トップコートを塗った面に接着剤でバッジピンをくっつけます。 よく乾かして完成です。 ②アクキーにする場合 レンチン前に穴あけパンチで四つ葉のクローバーみたいな要領で4回ほど穴を開けて大きな穴をつくります。こうしないと穴まで縮むので、金具が通らない程の穴になってしまい、キーホルダーとしては機能しなくなります。 あとは穴に金具を工具などで通し、完成。 ## オリジナルピンズ ダイソーにはこういうものもあります。 [オリジナルピンバッジキット](https://jp.daisonet.com/products/4549131981292) これは紙にフラッグを印刷したり(ウェブから持ってくる場合は著作権に注意)、描いたり、100円ショップのマスキングテープを貼ってフラッグにしたりして 上から透明なカバーシールを貼るだけで完成する手軽なものです。 私も一度これで作った事があります。 それでもこういった手先の作業がどうしても苦手な方はいると思うので、近日中にプラバンかピンズでトランスフラッググッズを量産して無料配布しようかなーと思ってます(手に入れたからといって、絶対つけなきゃいけないというわけではありません)。 繰り返しになりますが「やらない事」も選択できます。無理して実践する必要もありません。 間違っても、やらない事を選んだ人を責めるなんて事はしないでください。 それでも、ここまで読んで自分もやってみようかなと思ってくださった方へ。ありがとうございます。