終盤に出来上がる心羽を中心とした三つ巴構造

・アズ陣営
古より伝わるボイジャー伝説の文献と、自分たちが有する未来予測の力で組み上げた理論を元に心羽たちの観察と研究を続けた結果、心羽が扱える魔法力に限界はなく、最終的には宇宙の摂理すら覆してしまえるほどに成長できると推測した。その力は文明を栄えさせることも、滅ぼすことも可能だという。
アズはその力でエクリプスを滅ぼし世界に恒久的な平和をもたらすため、心羽を自分たちの管理下におき、破滅が起きないよう庇護しながら育てることを計画する。

・エクリプス陣営
もともと心羽の手で侵略を阻害されているため早く無力化したいと考えていた。今や数え切れないほどの人々の希望となっている心羽が死ぬことは、また数え切れないほどの人々に絶望をもたらすことになるため、心羽の排除がエクリプスにとっての決め手となる。また、ボイジャー伝説やアズの推測をもとに、エクリプス陣営のボスが心羽の魔法力に関心を持ち、生け捕りにするよう命じたため、エクリプスによる心羽への攻め手は一層苛烈になる。

・エウィグ
心羽とはお互いの目的のために主従契約を結んでおり、エウィグはその目的が果たされる一歩手前まで来たが、そこで目的を果たすには現在の心羽の魔法力を以てしても不可能なことがわかり挫折していた。しかし、宇宙を一から創り直せば可能であることや、最終的に心羽がそこまで成長する可能性に一縷の希望を抱き、心羽を最強の魔法使いに仕立て上げるべく作戦を練る。

・健人
三つ巴の中心にいる心羽の身を案じるが、なにも出来ない無力感に襲われる。少しでも心羽の力になろうと近くで見守ってはいるものの、最終的に判断するのは心羽自身なこともあり、とにかく孤独にさせないよう、絶望に追い込ませないよう奔走する。

項目 アズ エクリプス エウィグ 健人
心羽に対して 管理下に置き、未来永劫に渡って平和のための糧とし運用する 死亡したことにして絶望を回収しつつ、魔法力はボスの糧とする 心羽の力と命を対価に宇宙を破壊し、再生する 心羽の身と心を守る
主張 世界の平和のためだ、私たちの行動が最も正しい 自らの種族の存続のために最も有意義な一手だ 契約なのだから、果たされるべき まず心羽の身が第一だ、そして心羽の意思が尊重されるべき
アズに対して - ただの弱小種族、対話するに値しない 心羽を育てることは利害一致だが、最終的には決別する 平和はいいけど心羽は平和のための道具じゃない、1人の人間だ
エクリプスに対して 平和から最も遠い存在、心羽の力を借りて真っ先に滅ぼす - 心羽が倒されたら契約も果たされなくなる、計画を邪魔する敵 心羽の命を狙う危険な存在
エウィグに対して 宇宙の再創造をしようとする危険な存在だが、倒せば心羽の反感を買う可能性がある ただの弱小種族、対話するに値しない - 契約なのはわかるが度が過ぎている
健人に対して 個の意思よりも全体の平和の方が大事だ 倒せば一気に心羽を追い詰められるキーパーソン 契約を守らない者をなぜ守る -
//終盤に起こりうるであろう展開を詰め込みました。これで確定というわけではないですが、こういう路線もアリなんじゃないでしょうか。

END

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