--- Title: 大曲_用語解説 Author: shizuruchandesu Web: 'https://mimemo.io/m/D1V7LGwPK9oYPNj' --- 「時代背景」 ▶︎日本の明治時代後期〜大正時代が舞台。 「物の怪」(モノノケ) ▶人間の理解を超える怪奇で異常な現象を起こす不思議な存在。 大抵の妖怪は帝都ができた頃から生きているらしい。 悪事を働くのはほんの一部で、大多数は不満も抱きながらだが、人間と変わらず生活している。 「帝都」(テイト) ▶︎本国の首都。約千年前からずっと、人間と物の怪が共存して生活しているが、首都になったのは物の怪が言う昨日____と言っても数十年前。 物の怪が持つ不可思議な能力と人間が持つ知恵や頭脳により、双方の力関係の均衡が保たれていた。 「十二時辰法」(ジュウニジシンホウ) ▶︎帝都で人間と物の怪が共存できるようになった際に、当時の朝廷が定めた決まり事。 「人間の時間は、およそ寅三つからおよそ酉三つ。物の怪の時間は、およそ酉三つからおよそ寅三つ。」 日が昇った瞬間と日が沈んだ瞬間は時間の切り替えであり、合図として帝都中に太鼓の音が鳴り響く。 「祭神政府」(サイジンセイフ) ▶︎国家を統治する機関。帝都ができた頃は朝廷と呼ばれていた。物の怪が言う昨日____と言っても数十年前_____に行われた大政奉還、王政復古により帝都最大の神社中心の内閣が結成されている。 「文明開化」 ▶︎ 新政府のもとで西洋の文化を積極的に取り入れ、従来の制度や習俗が急速に近代化したこと。 文明開花により機械の自動化や文化の洋式化が進み、物の怪の暮らしずらい世の中へと変化が進んでいる。 「“訳アリ”」 ▶︎前世の記憶がある、千年以上誰かを探している、不治の病を持っている______など、俗世間では同じ悩みを持つ仲間が見つけにくい人間、物の怪のこと。 「まほろば食堂不知火道本店」 (マホロバショクドウ シラヌイミチ ホンテン) ▶︎大正孤月横丁参丁目不知火道奥にある、築千年の食堂。本店ということは支店があるのかと思われがちだが、千年の歴史で支店ができたことは一回もない。 営業許可を得ていない違法の食堂であるため、地図には載っていない。 今の店主は自称42代目。