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Title: Windowsタブレット+ペン+HHKBという組み合わせで入力環境を整える(5) - AutoHotkeyを使ってSandSなどを作る
Author: waxlune
Web: 'https://mimemo.io/m/JkWVal67RZ4BEqd'
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[Windowsタブレット+ペン+HHKBという組み合わせで入力環境を整える(4) - ChangeKeyを使ってキー配列のレジストリを変更する](https://mimemo.io/m/XpEgPoANKqlmkjW)
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SandSを作ると言っていますが、スクリプト内容についてはほぼ他の方が作ったものの受け売りです。
## 4. ソフトウェアを常駐させてキー配列を上書きさせる
今回使うのは[AutoHotkey](https://www.autohotkey.com/)です。インストールすると、拡張子「.ahk」がAutoHotkeyに関連付けられます。ahkファイルがスクリプトファイルとなり、ダブルクリックすると実行されるようになるため、ファイルを編集する際は右クリックからエディタで開くなどしてください。
AutoHotkeyのスクリプトの書き方などの詳しい情報については、↓の公式版および日本語訳版(情報古め？)を参照してください。
- [Quick Reference | AutoHotkey](https://www.autohotkey.com/docs/AutoHotkey.htm)(公式)
- [AutoHotkey Wiki](http://ahkwiki.net/)(非公式)
## 目的のキー変更をするスクリプト
実際に使用しているスクリプトはこんな感じです。
```AutoHotkey
#SingleInstance force
#InstallKeybdHook
#UseHook
#MaxHotkeysPerInterval 300
SendMode Input

Esc::
	If GetKeyState("Shift", "P") || GetKeyState("Ctrl", "P") || GetKeyState("Alt", "P") || GetKeyState("Win", "P")
		Send,{Esc}
	Else Send,{vk1Dsc07B}
	Return
	
Space::
	If GetKeyState("Shift", "P") || GetKeyState("Ctrl", "P") || GetKeyState("Alt", "P") || GetKeyState("Win", "P")
		Send,{Space}
	Else Send,{vk1Csc079}
	Return
	
>+vkFD::Send, +{vkFD}
RShift::SendInput, {RShift Up}{Space}
+RShift::Send, +{Space}

<!vkFD::Send, !{vkFD}
LAlt::SendInput, {LAlt Up}{Esc}
!LAlt::Send, !{Esc}
```
### キー自体を変更しない設定
- **#SingleInstance force**
同じスクリプトを実行した際に、二重起動しないようにする設定です。
- **#InstallKeybdHook, #UseHook**
キーボードフックを利用します。原理はよくわかっていませんが、これを設定するとWin+EなどWindowsに元からあるショートカットキーを上書きすることができます。
- **#MaxHotkeysPerInterval 300**
#HotkeyIntervalコマンドで設定した時間(デフォルト2秒)の間に打てるキー数の上限を設定します。とりあえず多めに300にしています。
- **SendMode Input**
Sendコマンドのモード設定です。とりあえず一番迅速らしいInputに設定しています。
### 英数、かなキーの設定
vk1Dsc07Bキーは無変換キー、vk1Csc079キーは変換キーのことです。それぞれ、キーを押した際になにかしらの修飾キーが押されていればEscやSpaceに、単独で押されていれば無変換キー、変換キーになるように設定しています。vkの後の数字は仮想キーコード、scの後の数字はスキャンコードで、片方ないし両方書くことでキーとして指定できます。ちなみに仮想キーコード一覧は[こちらのサイト](http://kts.sakaiweb.com/virtualkeycodes.html)、スキャンコード一覧は前ページに挙げたサイトなどがある程度参考になります。
なお私が使っているIMEはATOKなのですが、英数キーやかなキーによるIMEのオンオフが上手くいかなかったため無変換、変換キーにATOK側でIMEのオンオフを割り当てています。
### SandS
↓のサイトにある「逆SandS」の上3行を引用しています。
[妄想海岸 - AutohotKeyの](http://www1.rcn.ne.jp/~carat/autohotkey.html)
ダミーの部分は別にサイトのままF19でも良かったのですが、キーとして指定できつつ使うことが絶対にないPA1キーと呼ばれる謎のキーを設定しています。
また逆Space and Shiftの機構をそのまま利用することで、Esc and Altも作っています。PCの機種変更前にEnter and Ctrlも試しにやったことがありますが、あまり意味がないのでやめました。

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これで目的とするキー配列を全て設定できました。次のページからは、Windowsタブレット+Bluetoothキーボードの組み合わせで起こる不都合を解消していきます。

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[Windowsタブレット+ペン+HHKBという組み合わせで入力環境を整える(6) - タッチキーボードをWindows純正のものから変更する](https://mimemo.io/m/z2XWn4vB0d4YApm)