--- Title: '?テーマ「これがホンモノの日本人」(6)' Author: hansaku Web: 'https://mimemo.io/m/XLx9alVegAo70BJ' --- ?「株の持ち合い」制度の崩壊・株主利益重視:研究開発の阻害 時価会計制度:四半期ごとの経営:短期的利益重視 製造業への派遣労働の解禁:職場への帰属意識消滅・提案制度 企業の目的が「株主利益」「内部留保」に。社員の利益を軽視。 労働分配率の低下・購買力の低下 日本のひとつの没落した原因のひとつ 株の持ち合い制度というのがいつのまにか無くなってしまったわけ つまり、大手の、大手同士がお互いの株を持ってますと で、お互いに売りませんと、従って安定株主がいるから 会社の経営者としてはある程度自分の裁量でもって経営が出来ますと いちいち株主にぐちゃぐちゃ言われないで済みますと いう時代が長かったわけです ところが、それが無くなって、みんな株を市場に放出すると 色んな人が持ってるわけ株を。。そうなると株主が自分の権利を主張し出したわけ 株主としてはもっと配当が欲しいとか、色々言い出すわけ そうすると株主の言う事を聞かなくちゃいけなくなるわけ そうすると四半期ごとに色んな資料出して、儲かってないとぎゃーぎゃー言われると いう事で そうなると、研究開発とか、その辺にだんだんだんだんお金が使えなくなってくるわけ 中長期にお金を使って、長い目でもって育成して産業を作って行こうなんていう事が出来なくなってきちゃってる それからもうひとつ 時価会計制度。 つまり、自社で持ってる株が、 例えば、B社の株をA社が持ってる そのB社の株が値下がりすると、A社の決算が悪くなる つまり 自社の業績とは全く無関係に、持っている株自身の価値でもって業績がアップダウンしちゃうと これは困るなと、いうのでみんな手放しちゃったわけですよ この時価会計制度のおかげでもって、短期的な利益にばっかり目が行くようになってしまって 経営者も、もー4か月ごとにどうするか、3か月ごとに業績が上がってる事、下がってる事、ばっかり心配する そうなると長期的な視野を持てなくなる。えー研究開発が削られる。これの繰り返し そうやってどんどんどんどん日本企業は自ら自分達の未来を消してきてしまった つまり時価会計制度とかこの辺の導入自体も、どうも第三国の勢力の影響であろうと、我々自身が考えた事ではないと思います それからこれは小泉マントヒヒがおやりになった 製造業への派遣労働の解禁 これが決定的ですね。これによって正社員がどんどん減ってしまって みんな派遣労働者になった。その分、労働賃金は下がったから会社としては利益が出るようになった 内部留保も増えた。株主への配当も増えた。これはよかったねと ただし従業員の側からしてみると、2年に一回仕事変えなきゃいけない 2年ずっとそのアッセブルレラインで勤めてやっと一人前になったと思ったら別のとこにいかなくちゃいけない つまり同じ会社では働いちゃいけない事になってるからほかにまた探しに行くわけ 今度は全然違う金属加工の工場に入って、また2年間やって、やっと半人前になったらまた別の仕事に行かなくちゃいけない 技術なんか育つわけないじゃん。 正社員じゃないんだから、結局同じところでコツコツと同じ仕事をやる事によって、 技術を積み重ねていくというね、日本のね古い古いタイプの製造業の形が消えてしまったわけ 当然ながら2年しか勤めない人は、そこでもって工場を改善をしようだとか、いう提案があったとしても言わないですよね 所詮は自分は正社員ではないんだからと、いう気持ちがあったら、誰もほんとにね、その会社の事考えて、一生懸命提案をしようなんて思いもしないし、なにしろ、その人の隣で、右側で作業してる正社員は全く同じ内容の仕事してるのに給料が2倍なんだから、馬鹿馬鹿しくてやってらんないよ。 下手をすると派遣労働者のほうが技術は上かもしれない。 それでも給料は半分、雇用は全く保障されずに、ある日肩を叩かれて終わり、 2年間ご苦労様でした。契約を解除します、さよなら。3日までに寮を出て下さい これじゃさー、誰だって働かないよ真面目に。 これ日本の姿じゃないね 日本的な雇用ってのはそうじゃない 今会社苦しい、だけど頑張ってお前をまだ雇っとくから 会社のために頑張ってくれと、 そうすると、会社も頑張る、従業員も頑張る で、苦しい時を乗り越える そして大企業に発展する それをやったのはSONYじゃないすか SONYだって一回潰れそうになった それを従業員を解雇するような事をせずに頑張って乗り越えて世界一の企業になった 結局、企業の目的が株主の利益の確保。 そして内部留保の確保に変わってきてしまった で、社員というものは、全く相手にされてないわけ 社員というのは、株主の利益と内部留保を生み出すための道具になってしまった そして給料が減る。給料が減るという事は、使えるお金が減るんですよね そうすると車も買えなくなるんですよね。車が買えなくなるという事は、車が売れなくなるんですよね 売れなくなってるじゃないすか 結局、こうやって労働分配率を下げる、つまり給料減らした事によって 一番苦しんでるのは企業そのものなんです ただ彼らは内部留保があるからいんだと、いうんですね で、実際とこその、株主利益も上がってるわけですよ 配当も、今までの3倍、4倍出したりしてる その株主っていうのは、みんなスタインバーグさんとか、なんとかシュタインさんとか、そーいう人達ばっかりなんだけど 結局日本人の一般的労働者は、どんどん権利を奪われていって、働く気なんか出てくるわけがない、一生懸命にやろうなんて思う気なんかもてるわけない、そういう社会になってしまった 2050年に世界はどうなってるか? GDPランキング 1位中国、2位亜米利加、3位インド、ブラジル、メキシコ、ロシア、インドネシア、ニッポン、 こうなるんですって。 ヤだよね、オレ絶対やだよこれ。本当にこんな風になってもらっちゃ困るよ ま、中国が伸びるのはしょうがないとしても 僕は出来れば、灰色の国、米国って書いてあるけど、 だから、そのためにはなにをしたらいいかって事を今後考えたいと