パターン１
本質から目を逸らし続ける欺瞞に満ちた種族と捉える個体。

———人間による自分たちの生命維持を、いくら社会における知的活動とそれらしく述べたところで、所詮はそれ以前に行われていた“狩猟”の延長に過ぎない。一方で人間はそうして奪い、殺し、貪り合うことから背を向け続ける。だが他を食い続けながら、それを自身の都合で半端に忘れる。しかし得られた旨味は忘れられないから、同じことを繰り返す。また“価値”や“意味”というもので飾り付けた生に、殊更執着する姿が見て取れる。要は味をつけたいのだろう。如何にも自身を覆い隠す欺瞞のように足されたそれらが、人間の“人生”というものの味ならば、それはいい。我々とは味覚が違うと解し、我々は直接、お前たち自身を、その本質を食すだけだ———これが、異形…“エクリプス”達の主だった考えだった。

パターン２
生存競争を忘れた間抜けな顔に、その事実を思い起こさせる瞬間に愉悦を覚える個体。

パターン３
生存競争から逸脱したからこそ共存できた多様な価値観に興味を示す個体。

パターン４
下等生物の生態など全く興味を持たず、ただの捕食対象としか思っていない個体。