--- Title: パケットの転送方式関連 Author: reiji6099 Web: https://mimemo.io/m/p5be8G9z62oWxkE --- ### RIB(Routing Information Base) * 経路情報を保持しているデータベース * ルーティングテーブルのこと  ### プロセススイッチング * パケットが着信するたびにルーティングテーブルやARPテーブルの検索を行う方式 * ほかの転送方式に比べると転送速度が遅い ### ファストスイッチング * 最初の転送処理の際に判明した転送をするために必要な情報を、高速に検索することができるキャッシュに保存する * 同じ宛先のものはキャッシュを参照することで高速に転送できる ### コントロールプレーン * ルーティングテーブルやMACアドレステーブルなどの経路情報を作成,制御する役割を担う * ルータ宛のパケットの処理なども行う * CPUによるソフトウェア処理 * プロセススイッチングの処理はコントロールプレーン上で行われるため、CPUでの処理を行うコントロールプレーンでは、処理も遅くCPUの負荷も大きくなる ### データプレーン * 受信したパケットの宛先をテーブルから検索し、送信インターフェイスを決定してパケットの転送処理を行う * パケットのカプセル化やACLのフィルタリングなど、パケットの転送に必要な処理も行う * ファストスイッチングで用いられるキャッシュは、データプレーン上で作成される * ハードウェアによる高速処理が可能 * CEFはデータプレーンのみで処理を行うため、ファストスイッチングよりも高速処理が可能 ### バックプレーン * 受信したパケットを受信インターフェイスから送信インターフェイスへ運ぶ役割を担う ### CEF * Cisco独自の転送方式 * あらかじめFIBと隣接テーブルを作成しておき、それを紐づけておくことで1回の検索で転送に必要な情報を取得できるため、高速に転送が可能 * FIBと隣接テーブルはデータプレーン上に作成される ### FIB(Forwarding Information Base) * ルーティングテーブルを基に効率よく検索できる形にして作成される ### 隣接テーブル(Adjacency Table) * ARPテーブルの内容を基に作成される * あらかじめレイヤ2ヘッダを書き換える内容が用意されているため、高速処理が可能 ### パント * CEFで転送が行えなかった場合に、1ランク下の転送方式を使用すること * FIBや隣接テーブルが作成されなかったときにパントされる