--- Title: Windowsタブレット+ペン+HHKBという組み合わせで入力環境を整える(3) - 目標とする配列と、HHKBが使えるようになるまで Author: waxlune Web: 'https://mimemo.io/m/xn7vg4W5DqoAa1q' --- [Windowsタブレット+ペン+HHKBという組み合わせで入力環境を整える(2) - キー配列のカスタマイズ方法について](https://mimemo.io/m/vj5XN4jAZ8l86d7) 前のページへ戻る↑ # 今回作りたい配列 今回HHKBを使って作りたい配列はこれです。 ![keyboard-layout](https://mimemo.s3-ap-northeast-1.amazonaws.com/attachment/2a915170-d453-474b-b3a7-ef2732368e84.png) 画像は[Keyboard Layout Editor](http://www.keyboard-layout-editor.com/)を用いて作成しました。文字のないものを作って印刷しておいて、配列を考えるのにおすすめです。 図の色分けですが、白はHHKBのデフォルトの配列(前ページの2.の設定は必要)で、橙が前ページの1.(HHKBのDIPスイッチ)、緑が前ページの3.(今回は[Change Key](https://forest.watch.impress.co.jp/library/software/changekey/)を使います)、青が前ページの4.([AutoHotkey](https://www.autohotkey.com/)を使います)、灰色は未定です。キーを吟味した結果、現状はHHKBですらキーが2つ余分になってます。青色のキーの設定がミソなので、説明します。 SpaceキーのところはSandS(Space and Shift)という設定にしています。これはSpaceキーだけを押す(空打ち)とSpaceキーとなり、Spaceキーを押しながら他のキーを押すとShiftキーになるというものです。この設定をするとShiftキーが小指でなく親指担当になるためShiftを押しながらの入力が非常に楽になります。ちなみにおそらく一番よくあるCapsLockキーの変更ですが、HHKBではCapsLockキーの位置がデフォルトでCtrlキーになっている親切設計です。 それを応用して、左のAltを空打ちすることでEscキーを打てるようにしています。元々Escキーのあった箇所にはWinキーを入れています。 スペースキーの左右には英数キーとかなキーを割り当てています。半角/全角キーで変更するよりも、macの英数かなキー仕様の方が使ってて便利だったのでそれを再現しています。なお、修飾キーと同時に押した際に別のキーになるようになっていますが、これはそうしないとShift+SpaceやAlt+Escなどを入力することができないからです。 # 基本設定 ## 1. HHKBのDIPスイッチを設定する HHKBにはDIPスイッチが6つあります。それぞれの設定内容については以下の公式ページを参照してください。 [Happy Hacking Keyboard | 背面スイッチの説明 | PFU](https://www.pfu.fujitsu.com/hhkeyboard/leaflet/hhkb_backview.html#pro) 私はSW1とSW3の2箇所をONに変更しています。 ## 2. Windowsのキーボード配列を変更する 「設定」→「時刻と言語」→「言語」→優先する言語内にある日本語をクリックし「オプション」→「レイアウトを変更する」で、JISキーボードをUSキーボードに変更できます。設定は再起動後に有効になります。 次のページへ進む↓ [Windowsタブレット+ペン+HHKBという組み合わせで入力環境を整える(4) - ChangeKeyを使ってキー配列のレジストリを変更する](https://mimemo.io/m/XpEgPoANKqlmkjW)