WWDCを見ていて感じたこと

WWDCを見ていて、無邪気なまでの世界をよくしていく意欲みたいなものに圧倒される。iPhoneやApple Watchが変える、変えてきた世界。それは確かにあるのだろうし、先進国に住んでいてそれなりの収入を得ている人たちには現実感のある話だ。ただそれは、もっと低所得の人たちであったり、もっと貧しい国に住んでいる人たちにとってはよくできた夢物語にすぎないかもしれない。全くの無関係ではないかもしれないけれど、現実感をもって受け止められる話かというと違うのではないか。その乖離みたいなものが時折透けて見えて、息苦しくなった。深呼吸をサポートするとか、フィットネスをサポートするとか、必要なことは頭では理解できる。でも実際それを必要としている人が世界にどれぐらいいるのだろう、という想像をどうしてもしてしまうのだった。

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