--- Title: 'ありえたかもしれないどこかの物語 #勝手にホロメンオルタナティブ #ホロライブオルタナティブ' Keywords: - 勝手にホロメンオルタナティブ - ホロライブオルタナティブ Author: osakana-ayutaro Web: 'https://mimemo.io/m/zeXgworMQqGK0Ek' --- ###### ここは現実の世界とは違う「オルタナティブ」 ###### そんな世界のとある赤字企業の用心棒の物語… # ##### 今日も〜いい天気でござるな〜。こんな日の朝は走るに限るでござる。 ##### 外に出ればかざま隊の皆殿や飼育員、ルイ友、ぷらすめいとの皆殿がいるでござる。 #### かざま隊「あっ!隊長!おはようございます!」 #### 隊長「皆殿、おはようでござる〜」 ##### 皆殿は元気でござるな〜 #### かざま隊A「やっぱ隊長は可愛いよなぁ〜」 #### かざま隊B「あぁ、そうだな。見た目からどストライクだ」 ##### ん? #### かざま隊A「俺かざま隊に入って良かったわ〜」 #### かざま隊B「俺もだ、金髪、羽織り、サムライ、清楚、どこをとっても引くところなしだ」 ##### な、何言って #### 隊長「あ、あの」 #### かざま隊C「なぁあんたら、隊長の朝活についてくか?」 #### かざま隊A「いや、止めとくよ。隊長には追いつけねぇさ」 #### かざま隊B「俺達が疲れ果てる頃、隊長はまだ余裕そうだった」 #### かざま隊C「流石…体力お化け…でもさ、近付きたいじゃないか、あの高みに」 ##### 誰が体力お化けでござるか、否定はしないけど… #### かざま隊B「確かに、あそこまで強くなれれば最強の部隊になる」 #### かざま隊A「まずは体力を同じくらいにしないとじゃね?」 #### かざま隊C「よし、俺は走ってくるや」 #### かざま隊B「おう」 #### かざま隊A「見た目的に俺達より年下で可愛くて強い…これ最強だな…」 #### かざま隊B「そうだな…推しだな。推し。」 #### かざま隊D「はぁ、いろはちゃんか゛わ゛え゛え゛」 ##### なんでそんなに言うでござるか!? #### かざま隊A「バッカ!お前、外では「隊長」と言え!」 #### かざま隊D「あ、ああ、す、すまねぇ…」 #### いろは隊長「ぜ、全部聞こえてるでござるよ!」 #### かざま隊A「す、すみません隊長!こいつには厳しく言っときますから!」 #### かざま隊D「でも可愛いのは事実だろ?」 ## かざま隊A.B「その通り」 #### かざま隊A「最高に決まってるだろ?」 ## かざま隊B.D「その通り」 #### かざま隊B「清楚だろ?」 ## かざま隊 A.D「その通り」 ##### なんか目の前で言われると恥ずかしくなるでござる! #### いろは「も、もういいでござる!厳しく言わなくてもいい!もう風真は戻るでござるよ。皆殿、ダラダラのし過ぎはダメでござるよ〜、沙花叉みたいになるでござるからなぁ〜」 ##### はぁ、あぁも平然と本人の目の前で言える精神を疑いたいでござる。 ##### まぁいいや、用心棒として出勤でござるな ##### だんだん持ち場に近づくと倒れているかざま隊がいたでござる。 ##### いろは「大丈夫だござるか!?何があったでござる?!」 #### かざま隊「う…うぅ…侵入……者です…」 #### いろは「怪我は無さそうでござるな。侵入者はどっちに行ったでござるか?」 #### かざま隊「向こう…です…」 ##### その方向はアジトの入口を指していたでござる ##### まずいでござるな… ##### 早速向かうでござる ##### アジトの通路を通って、医務室は……いなさそう、しばらくしたら…人影を見つけたでござる #### いろは「動くな!でござる!」 #### ???「ッ…!追手か…」 #### いろは「ここらでお帰りなって頂こうでござる!」 #### ???「残念ながらお帰りになる事はできない、仕事でここにいるからな」 #### いろは「仕事…?」 ##### 考えられる事は誰かの暗殺… #### ???「仕事」 ##### 聞いてみよう #### いろは「なんの」 #### ???「殺し」 #### いろは「誰の…」 #### ???「誰だと思う」 ##### 有り得るのは総帥であるラプ殿…か #### いろは「想像はつくでござる、でも用心棒としてそれは阻止しなければならないでござる!」 #### ???「ふむ…用心棒?語尾にござる…もしかしてお前が「風真いろは」か?」 #### いろは「なんで名前を知ってるかは知らないでござるが、その通り風真がかざま隊の隊長にしてホロックスの用心棒、風真いろはでござる」 #### ???「よし、1対1の決闘を申し込みたい」 ##### どうしてでござるか、追手と分かれば直ぐに倒すか逃げるかするはずなのに #### いろは「なんででござるか」 #### ???「もちろん、仕事だ」「お前が勝てば俺は帰るし、殺してもいい、だが俺が勝てば仕事をさせてもらうぞ」 ##### なるほど、「仕事」の中に風真も入ってるのか… ##### 用心棒としてそこらの侵入者に遅れはとらないでござる #### いろは「いいでござる、殺らなきゃ殺られるでござるからな」 #### ???「ヨし、始めようか」 #### いろは「そういえば名前はなんて言うでござるか?」 #### ???「そうだな……名前…名前か……ンー…「ミナゴ」なんでどうだ?」 ##### ミナゴでどうだって今考えたみたいじゃないか #### いろは「ミナゴ殿…わかったでござる。」 #### ミナゴ「よし、我は白獅子!ミナゴ!汝に勝負を申し込む!」 #### いろは「我はホロックスの用心棒、風真いろは!その勝負を受けるでござる!」 ##### 思った。白獅子ってなんでござるか ##### まぁなんか意図があって言ってるでござるな… ##### 種族とか…顔見えないけど ##### でも今はその時では無いでござる。闘いに集中しなければ… #### ミナゴ「来い…忍者…!」 #### いろは「忍者じゃない!風真は侍でござる!」 #### 「ノットニンニン!イエス…ジャキンジャキンでござる!」 ##### 言葉の如く素早い2撃、終わらせるでござる! ##### いや、防がれた…? #### ミナゴ「速いな…!だがあの時よりは遅い!」 #### いろは「……ッ! まだまだァ〜!」 ##### 防がれるか避けられるかされない… ##### このチャキ丸で切れないなんて… #### いろは「どうしたでござるか!防戦一方じゃないかでござる」 #### ミナゴ「………」 ##### ああ、なるほど、全然切れなかったのはそういうことでござるな。 ##### メイスをローブの中に隠し持ってたでござる。 ##### でもなんで…?メイス1つで乗り込むなんて… #### ミナゴ「………!!」 #### いろは「……………!!」 ##### 無言の攻防戦…ミナゴ殿の剣筋は荒っぽくも一撃が重くそして速い……剣を振る度にローブの中から白髪で灰色のような銀のような眼が見える ##### 隙を作らなきゃ… #### いろは「てぇぁ!!!」 #### ミナゴ「……くっ…!?」 ##### メイスを1回弾けばそんな重そうなメイスは復帰に時間がかかるでござる ##### そこに一撃いれる! #### ミナゴ「ぬぅ………」 #### いろは「隙があるでござるよ」 ##### このまま断ち切るでござる! #### ミナゴ「詰めが甘いな」 #### いろは「ナッ…?!」 #### (パン!パン!パァン!) #### いろは「うぇ…?」 ##### 痛い 熱い 何の音 #### いろは「グッ……ウゥ…」 #### ミナゴ「初めての痛みか?」 #### いろは「なにを…したで……ござる」 #### ミナゴ「あーほぼゼロ距離だったからこれ焼けてんな」 #### いろは「なにを…言ってるか…分からないで…ござる…よ」 ##### お腹が痛い 腹痛とかじゃない いやお腹が痛いのは腹痛だけど 何をくらった…? #### ミナゴ「見てくれよ〜これ、アタ…俺たちの技術だ」 #### いろは「……?」 #### ミナゴ「なに、決闘は剣と剣を交えるだけじゃない」 #### いろは「隠し武器でござるな…」 #### ミナゴ「まぁそんなところだ」 ##### 痛いけど…もっと痛い思いをしたことがある! ##### まだやれるでござる…! #### いろは「てぇぁァァ!!!」 ##### 居ない…! ##### 後ろ…?! ##### 間に合わな__ #### いろは「________!!!!」 #### ミナゴ「ハァ…ハァ…ハァ……降参したら、どうだ?」 #### いろは「どうして…でござるか、降参なんか風真が…んする訳ないでござ、る」 #### ミナゴ「降参すれば、失うのは片腕だけですむし、命は助かるぞ…」 #### いろは「失うのは……腕だけじゃないでござる…」 #### ミナゴ「不当な給料で働かされているのにか?」 #### いろは「確かに、不当ちゃ、不当でござるが…」 #### ミナゴ「なら、お前の雇い主は死んでも問題ないな」 #### いろは「問題、大ありでござる!」 #### ミナゴ「何故だ…?理解できない」 #### いろは「それは…ラプ殿が……恩人であるからでござる」 #### ミナゴ「ほう?恩人?」 #### いろは「そして…恩人でもあり、友人でもあるでござる」 #### 「ラプ殿が居なければ…風真はここにはいないし、何処かで死んでいたでござる」 #### ミナゴ「…………」 #### いろは「皆、よそ者であった風真に優しくしてくれた…それが嬉しかった…!」 #### ミナゴ「……………………」 #### いろは「ここで過ごすうちに最早ラプ殿含め家族のようになっていた、そんな人を自分の命と引き替えに渡すわけがないでござる!!」 #### (パァン!!) ##### ……? ##### 目の前が暗く…なって…眠く…… #### ミナゴ「____録__ん_終了…__ほら医__室に__か__ぞ」 # # Part1 ~[完]~ # # # # # 作者的コメント ネーミングセンスなくね?と思った方、その通りでございます