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0 プル論4章 みんなに公開

概要

今回の動機は秘密の配布。
各々が強制的に知り得た秘密の扱いを、そして手に余る持ち物の所在をどうすべきか考えている間に、既に動き始めている人たちがいました。


天之河様は保健室でお手伝いロボットと共に薬品の補充のお手伝いをしていました。前回の事件で無くなってしまった睡眠薬やその他多くの薬品たちを棚に戻している途中、とある液体の入った瓶を落としてしまいます。
可燃性のあるそれは危険だと静止したお手伝いロボットの末端が触れた瞬間、引火してしまいます。
慌てた天之河様は急いで消火器を探しに廊下へ出ます。いつもなら底にあったはずの消火器はどこにも見当たりません。
学校内のどこかにあるはずだと思った天之河様は学校内を走り回ることになります。


そんな出来事が起きているとは露知らず、犬森様は音楽室に愛、蒼銀、モノドルチェの3人を呼び出します。内容は秘密メモについてやこのコロシアイについて。しかし犬森様にはもう一つ目的がありました。
それはコロシアイ進行役の殺害。1人や2人だけならばグングニルが降り注ぐ可能性があるが、全員一網打尽にしたら。そんな野蛮な仮定の元、犬森様は全員に襲いかかります。
比較的殺しやすい蒼銀やモノドルチェは足を傷つけて動きを奪い、愛だけは己の手で殺めたいとその首に手をかけます。
体格差や力の有無、何よりも修羅場をくぐった数が全てを物語り、愛は抵抗の末に死んでしまいます。
犬森様は興奮と虚無が入り交じったかのような気持ちを抱え、その亡骸を眺めていました。
それがここでは命取りになったのでしょう。


姚様は焦っておりました。秘密が誰かに知られてしまっては、自分ではなく“自分の秘密を受け取った相手”が巻き込まれてしまう可能性がある。そんな姚様に届いたのは“犬森様の秘密”でした。
そこに自身へ向けられている脅威との接点を見いだした姚様は、犬森様をこっそりと尾行します。
そしてその惨劇を目にしてしまうのです。愛を助けられなかったのは仕方がない。そう思い常に携帯していた拳銃で動かない犬森様の背中を撃ち抜き、その命を奪います。
直後、下の階から爆発音が聞こえ、学校全体が火の海に包まれます。
逃げ遅れた人たちが焦る様子を見て、姚様は事の後始末よりも生存者の救助を最優先し、見事二階の窓から飛び降りて生還させます。


消火器を探し求めて、結局プルアパートまで行くことになってしまった天之河様。
彼がそれを持って帰ってくる頃には、学校全体が火の海に包まれ、そしてその近くには怪我を負った数人が避難してきていたところでした。
小さな消火器程度ではもうどうしようも無い段階まで火が回ってしまったことに、天之河様はただただ絶望するしか無いのでしょう。
爆発が起きたのは保健室ではなく、理科室であること。愛を殺したのは犬森様、その犬森様を殺したのは姚様であるなんて事実は、荒れ狂う猛火と共に全て消え去ってしまいました。

提出物

犬猋様…遺体スチル(現場が燃えたので黒焦げです)
天之河様…冤罪オシオキ(媒体は文字・漫画・1枚絵・動画などなんでも)
姚様… 投票集計後のクロ告白スチル・裁判場を後にするスチル(任意)

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