0 妄想税 (5人用台本) 男2女2 未1 みんなに公開

『妄想税』(五人用台本)
注意事項
・男性:2人 女性:2人 性別指定なし:1人
・加工はある程度はおkです。
・自作発言は厳禁です。フリー台本サイト(pixivなど)や、有償台本サイトへの記載も固く禁じます。
・動画サイトに投稿する際は作者である「立花はしおん@rikkaaaaa1120」への使用報告、そして、TwitterID〈@rikkaaaaa1120〉を記載してください。

人物(名前は特にありません)
〇:物語中基本まんべんなくしゃべります。
♡:長文セリフあります。重要人物。
●:なんかいい人?あんまり出ない
♥:長文あります。読み方によってちょっと叫ぶ。
謎の人:文字通り謎の人。最重要人物。長文セリフあり。語り多め

↓本文↓
〔謎の人〕:-納めましょう妄想税皆様の暮らしを豊かにするために-
○:っふぅ・・・寒い寒い。もうすっかり冬だねぇ。(心の中:今日はどの子にしようかな~っと)・・・あ。あの子なんていいかも。胸もでかいし顔もまぁ、そこそこかな。
ねーねーそこの可愛いお嬢さん!俺と楽しいことしない?
♡:え~どうしよっかなぁ~❤ 私、〈妄想税〉高いわよ?
○:全然~!お兄さんお金には余裕あるから!
♡:そっかぁ~!じゃあ楽しい事する?
○:ふふっ…ホテル行こっか…❤
♡:まって…!先に妄想税頂戴?
○:わかったよ!ほら!
♡:ありがと!お兄さん❤可愛がってね❤

〔謎の人〕:これは今からⅩ年後の世界の話。この世界には〈妄想税〉というものが存在する。
キャバクラ、ホスト、風俗…ナンパまで。すべての性欲、欲望を満たす行為を行うには相手に妄想税を払わなくてはならない。
ただ、相手の地位や顔面偏差値、スタイルなどから払わなくてはならない妄想税は変わってくる。残念な子を選んで安く済ませるのか、完璧な子を選んで高いお金を払うのか。いわばお金持ちが得する世界。
これは欲にまみれた妄想税と、金をめぐって繰り広げられる、ドロッドロの恋愛ドラマ。
今回はどんな展開が待っているのか、楽しみですね。
それでは皆さんご一緒に。
『納めましょう 妄想税 皆様の暮らしを豊かにするために』
妄想税を払えば何でもできる。
お金がすべて。
さぁ。今日も醜い人間たちが暴れていますねぇ…
おやおや道の真ん中で男女が揉めていますね。
まずはここを覗いてみましょうか。
(場面転換)
●:だから覚えてないって言ってるだろ?!
♥:覚えてなくてもやったことに変わりはないんだから、妄想税を払うのが筋ってもんでしょ?!
●:覚えてないのに何で払わなきゃいけないんだよ!
♥:そもそも何で覚えてないのよ!!
●:酔ってたんだから覚えてる訳ねぇだろ!…大体、お前の言ってることってホントなのか?俺が昨日のこと覚えてないのをいいことに金ふんだくろうって訳じゃねぇだろうな?!
♥:なによそれ?!?!
●:だって、いくら酔ってたからって、お前みたいな、……
♥:何よ?
●:醜い女を抱くわけないだろ…((ボソッ))
♥:っ…!最っっっっっ低!!!
もういいわよ!私もなんであんたみたいな最低男とヤッたのか理解できないわ!お金はもういいからもう二度と私の前に現れないで!!
●:こっちのセリフだ!

〔謎の人〕:おやおや、相当荒れていますねぇ…
♥:なによ…世の中顔がすべてなの…?もう…生まれ変わりたいよ…
〔謎の人〕:(ニヤァ…)あらあら、少し声をかけてみますか。  お嬢さん、貴女今、生まれ変わりたいと仰いましたね?
♥:誰よあんた…今の話聞いてたの?ふっ…笑っちゃうわよね。今の世の中、顔がすべて。いくらスタイル維持を頑張ったって、顔が悪かったらすべて台無しじゃない。そんなの…
〔謎の人〕:『そんなの不公平すぎる。』そう思ってらっしゃいますね。
♥:そうね…正直もう、自分の顔を見るのも嫌になるわ。
〔謎の人〕:〈整形〉ってご存知ですか?自分の顔を加工するんです。そうしたら、自分の好みの顔になれますよ?ただ、整形をするには〈妄想税〉が必要なんですけどね。どうです?少し興味ありませんか?今なら初回限定で、通常よりお安く整形できますよ?
♥:その…妄想税っておいくらなのかしら…?
〔謎の人〕:(悪笑を浮かべながら)その話は後程。また別日に説明の時を設けますので、そこにお越しください。それでは。

(視聴者に向けて)おや、まだいらしたんですね。私が一体何者なのか、気になってる様子ですが…私の名前、名乗るような名前はありませんが、そうですね…しいて言うなら、【世界の創設者】といったところですかね。まぁ後々わかると思いますよ。
おや、次は最初に見掛けた美女と金持ちのお二人がホテルから出てきましたね。覗いてみましょうか。
(場面転換)

〇:いや~今日はほんとにありがとね!すっごくよかったよ❤
♡:私も!お兄さん相性良くてびっくり!とってもよかった(´ω*) 〇:よかったらこれ、俺の連絡先。またお互い不満な時集まろ?普通に仲良くなりたいなって思ってるんだけど、どう? ♡:嬉しいんだけど…でもやっぱり駄目よ。こういうのは一回限りがいいわ。 だから、ごめんなさい。 〇:…そっか!でも…俺知ってんだ。君が顔のいい人だけ連絡先を交換してること。今回交換してくれないのは俺の顔が良くないから…だろ? ♡:それは違う!貴方、〈整形〉してるでしょ。私そういうのわかっちゃうんだ。造られた顔の人とは仲良くなれない…ごめんなさい。 〇:なんで!?整形はいいことだぞ!この世の中、整形してないやつの方が少ない。それなのになぜ… ♡:……あなただから言うけど、私、前世の記憶があるの。信じられないかもしれないけど、整形や、風俗などに妄想税を払うことは、その時、その一瞬はいいかもしれないけど、やっぱり、後々後悔するわ。絶対に。 〇:そんなこと急に言われても… ♡:それに、私が顔のいい人だけと連絡先交換してるってのは嘘よ。どこかのあたしに妄想税を払った人が言いふらしたんでしょ。 〇:でも!君は実際男に妄想税を払わせてイイことしてんだろ…?結局妄想税を貰ってるんだから、俺らと同じじゃないか! ♡:そうね…でも私がこんな行為をしてるのは他でもない。このことを話すためよ。私の前世の記憶、それと私が断片的に記憶してる〈ある人物〉の言葉。それを聞いても、まだあなたは整形が正しいことだといえるかしら。 〇:〈ある人物〉って…? ♡:〈ある人物〉はこう言っていたわ。 〔謎の人〕:「君が願うことも君が思う人も 君が憎む過去も思い通りだよ 払えば叶うので 約束だよ」 ふふっまさか記憶がある人がいるとは。実に驚きましたよ。あの時すべて消したはずだったんですが…、思わぬ誤算でしたね。 〇:っ!誰だお前!急に出て来て… ♡:やっと出てきたわね。あなたのこと、ずっと探していたわ。【世界の創設者】さん? 〇:世界の創設者…?なんだ…それ… ♡:私がさっき話した〈ある人物〉の正体よ。 〔謎の人〕:ぺらぺら話してもらっては困りますねぇ…貴女、いったい何者なんですか。 ♡:私はただの一般人よ。ただ、前世の記憶が少しあるだけ。 〔謎の人〕:それはただの一般人じゃないですねぇ…少し黙っていて貰いましょうか。さぁこちらへ。さもないと… ♡:…!わかったわよ。それじゃお兄さん。またね( *´꒳)(消えるSE)
〇:どういうことだよ。おい!待て…!ちゃんと説明しろ!!
〔謎の人〕:明日。ある施設で説明会があります。そこですべてお話ししましょう。
(視聴者に向けて)あぁ、あなたもお越しください。私のこともお話します。

(場面転換)
―当日―

〔謎の人〕:皆さん。本日はお集まりいただき誠に感謝いたします。もったいぶるような話ではありませんので、さっそく本題に入ります。
まずは…貴女。今日はなぜここに?
♥:私…?私は〈整形〉がどんなもので、妄想税はいくらかかるのか、聞きに来たのよ。あなたに勧められてね。
〔謎の人〕:なぜ整形に興味をお持ちになったのですか?
♥:そ、それは…
〔謎の人〕:詳しく、ここにいる人たちに分かるように話してもらえますか?
♥:…私、昔からドジで、顔も悪くて、周りの人間から避けられて生きてきました。自分に自信が持てなくて途方に暮れていた時、とある女性と出会いました。その人は顔も勿論よかったけど、それ以上に、スタイルや女性らしさという点でとても美しかった。いつの間にか、その人になりたいと思っていた自分がいました。そんな時その人に言われたんです。『かわいいや美しいは、見た目や、顔がすべてじゃない。仕草で、スタイルで、綺麗と思わせ、可愛いと思わせればいいのよ』って。その言葉を聞いた時、今までの価値観が覆された気がしました。それから今日まで、スタイル維持はもちろん、仕草や、食事マナー、美しく思われるため、必死に努力してきました。でも…先日、お酒に酔った勢いでそのままシテしまった男性に言われたんです。『いくら酔ってたからって、お前みたいな、醜い女を抱くわけないだろ』って。その言葉で、今まで積み上げてきたものが一気に崩れ落ちた気がしました。そんな時、この、世界の創設者さんに〈整形〉の存在を教えてもらって、今日、説明会があるって言われて、ここに来ました。
〔謎の人〕:ありがとう。まずはあなたの目的にお応えします。整形は、場所によって妄想税の値段は変わってきますが、最低でも、7万、掛かるものは100万。整形中毒の人は1000万かける人もいます。まぁ人それぞれです。
そして、ここにいる皆さんにお伝えします。〈整形〉は素晴らしいことです。一人変なことを吹き込まれた方もいらっしゃいますが、あの人間の言うことは信じなくて結構ですよ。
〇:じゃあ彼女が言ってたことはどうなるんだよ。俺にもわかるように説明しろよ!
〔謎の人〕:ふぅ…すべてを話す時が来たようですね…わかりました。お話しします。
こちらへ。(●入室)
♥:あなた…!なんでここに!まさか…!今の話聞いて…
●:すまなかった。君にあんな過去があったなんて知らなかった。申し訳なく思ってる。だから、最初から、俺とやり直してくれないか…?実は俺も整形した身なんだ。今まで隠してきたけど、この人に整形は素晴らしいものだって教えてもらって自分に自信が持てた。今の君もステキだけど、お互い綺麗になって、やりなおそう…?
♥:っ!私…めんどくさい女だよ…?きっと沢山嫌なこと言っちゃうよ…?つくられた顔になるんだよ…?それでもいいの…?
●:あぁ。君がいいんだ。俺の整形した時の話も参考に、お互い生まれ変わろう…?
♥:はい…!
〔謎の人〕:良かったですね。自分を認めてもらえる人に出会えて。
♥:はい…!あなたのおかげです…!有難うございました!
●:有難うございました!
(二人笑い合う)
〔謎の人〕:さて、この光景を見ても、まだ整形がダメなものだとおもいますか?
〇:それは…
〔謎の人〕:あなたには私が何者なのか、お応えする必要がありますね。
私は皆さんに「私は世界の創設者だ」とお話しましたが、それは紛れもない事実。私がこの世界を作りました。妄想税を作ったのも私です。皆さんの脳裏にいつの間にか刷り込まれていた、『納めましょう 妄想税 皆様の暮らしを豊かにするために』という言葉を作ったのも私です。払えばすべてが叶う。そんな夢のような世界。それが私の作りたかった世界。皆が輝いていて、とっても幸せな世界。それを私は作りました。その結果今こうやって、ステキな愛も誕生した。最高じゃないですか。妄想税。さぁ納めましょう?ほら!皆様の暮らしを豊かにするために!!!
♡:待ちなさい!!彼の言ってることは全くの作り話。彼が作ったのは、自分だけが得する世界。あなた達のことなんて何一つ考えていない!!
〔謎の人〕:また出てきましたか…昨日より酷くされたいんですか?
〇:君…!!その傷は…!
♡:遅くなってごめんなさい。少し出るのに手間取ってしまって。
〔謎の人〕:あの檻を自分から出るとは。ほんとに一体何者なんだ…。はぁ…そこまでするなら…あなたの知ってること、すべて話してみなさい。所詮前世の記憶があるだけ…
♡:あら?それじゃあ話すわね。私が知ってるのは、『時代は繰り返される』ということ。つまりこのやり取りも、この世界も、繰り返されてる。ある者の手によって。私は前世の記憶があるといったけど、少し違うの。私は今から何千年も前に造られた、ロボットなんだから。この世界でいう、そうね、Sireとかの進化版ね。ある人物に造られた私の体には、私を作った人が生きた時代の記憶が鮮明に残ってる。その中で一番強く残ってる記憶。それが、謎の人物。…そう、過去のあなたからの、『俺を止めてくれ。』というものだった。何回も何回も時代は繰り返された。でも、その中で唯一違ったこと、それが私の存在だった。
〔謎の人〕:そんな話、誰が信じるんですか?何の証拠もないでしょう。
♡:証拠ならあるわ。あなたの記憶の中にね。
〔謎の人〕:ここまで来てそんなものですか?私の記憶?笑わせてくれますね?ロボットさん?
♡:あなたも本当はわかってるはずよ。わかっているからまたよみがえる前に私を作った。違う?
〇:待てよ、よみがえる前って…
♡:時代は繰り返される。ということは、彼自身も繰り返されているんです。それに気付いた過去の彼が私を作った。
〔謎の人〕:そんな話…だれが…
♡:いい加減楽になりなさいよ。この話が嘘だというなら、整形や風俗で使われた妄想税はどこに消えてるっていうの?みんなが分かるように説明しなさいよ。
〔謎の人〕:それは…
♡:あなたの財布に消えていってるんでしょう?過去のあなたがすべて私に教えてくれているわ。そして過去のあなたはもうやめたいと言ってた。それをあなたは踏みにじるっていうの?私と一緒に楽になりましょ…?
〔謎の人〕:ふふふ…ふはははは!そうだ!そうだよ!妄想税なんて最初から存在しない!お前らは騙されてたんだよ!全部大嘘さ!お前にかけた甘い誘いも、何もかも!すべて!全部Lieさ大嘘だ!ははっ!自分の娯楽のために払ってるとお前らが思い込んでたあの金は、あの紙切れは全部俺のもんさ!どうも、39(サンキュー)ました!もういいよ!!!わはははは!!
♥:そんな…!どうして!
〔謎の人〕:どうして??自分のために決まってんだろ!!お前らのその間抜け面…最っ高だよ!!
●:てめぇ…!!よくも…!!(謎の人をナイフで刺す)くそっ!くそっ!せっかく…せっかく…愛せる人がみつかったのに…くそっ!
♡:やめなさい。彼を殺したら、本当に愛せなくなるわよ。
●:っ?!どういうことだよ!
♡:忘れたの?この世界は彼が作ったのよ?彼が死んだらこの世界も死ぬ。わかる?でもまぁそうね。今まで繰り返してきた時代の中で彼が自分から死ぬことはあっても、誰かに殺されることはなかった。彼を殺してこの世界が亡くなった時、次の世界であなたたちがまた愛し合える自信があるなら、殺してみてもいいんじゃないかしら。
●:………おれはどんな世界に生まれようと君を探し続ける。きみは?
♥:私も!絶対に会えるわ…!
♡:それじゃあ決まりね。
〇:待てよ…!俺も、君がロボットだって知っても、やっぱり君が好きだ。俺も絶対探し出す。だから待っててくれないか。
♡:貴方って人はほんとに物好きなのね。…そうね。私も人間になれたら、あなたのこと、探してみるわ。
さて、時間も迫ってるし、誰が殺すか決めなさい。ちなみに、私には無理よ。私を作ったのが彼なんだから。
●:それじゃあ俺が。
♡:そう、他に異論はないかしら?…それじゃよろしくね。(一呼吸おいて)時間よ。それじゃ皆さん、またの機会に。
〇:愛してる。またあとで。
♡:えぇ。また。
♥:待ってるから。愛してる。
●:あぁ。必ず探し出す、素の俺らで会おう。愛してる。
(ここからのナレ風に)
♡:あれからまたまた数千年がたった何回目かの2019年 この世界にはボーカロイドというものが存在し、これらの出来事を断片的に納めた、妄想税という歌が大ヒットしたのでした。

もしかしたら今もなお、時代は繰り返されているのかもしれませんね。 to be continued

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