0 30.マイナー星に生まれし腐女子

あなたのマイナーはどこから?
私はpixivなら5件以下
サークル数で言えば2以下 ってところでしょうか。

この辺の差は人それぞれだと思います。
これは女性向け二次創作の話をしていますが、ツイッターが主流の昨今pixivに投稿されることが主な訳ではないし、ジャンルのルールや流行によっては他のところに作品が存在していることもよくある話だと思います。

まあそんなことは置いといて

GWだってこともあり、出した同人誌の中から期間限定でweb再録でもするかーと思って、実際して、
投稿したやつのタグをザッと見たときに、
「…全部少ねえ」
って思わず思ってしまったんですね
いや、P想はある方
だし、嵐朔も多分削除されている気がするので、今見える数が全てだと言うわけではないです。
それに、どれも私1人ではありません。これ大事

なんか、なんでこんないわゆる全部マイナーなんだ??って改めて思ったんですね
あの、決してマイナーである自分かっこいいとかは1ミリもないです。ここまできといて、もうないですそんなもの
数があるに越したことない 何においても

長いオタク人生、自分がそういうものにハマりやすいのももう分かってます。
でも、ハマった瞬間からこれはマイナーだろうな なんて思ってないわけです。

ビビっときた瞬間は、「これは世の中に溢れているに違いない!!少なくともpixiv100件はあるし同人誌は10冊は世の中にある!!」と思ってるわけですよ
ところが検索してみると一桁もしくは0なわけですよ
1ページしかないわけですよ
検索するタグ間違えたかなって

そして、燃え滾るわけですよ

これは、私が描くしかない

この経験、腐女子人生10年ちょいの中で一度や二度ではありませんでした。
きっとこの先も何度も訪れると思っています。
そうしてカプタグを作ったこともありました。
この世に存在する一桁目の同人誌を作ったことも何度かあるでしょう。

そう、私が同人誌を描いたり二次創作をやりたいと思う、きっかけ自体は自分の中に溢れては止まらないパッションだったとしても、焚き付ける要因としては
「マイナーである」(この世に現存している作品数の少なさ)

なんですね

私、絵を描くのは小さい時から好きでした
習ったことはないし、なんで好きかと言われるとわからないですが、腐女子になる前から漫画は好きだったので読んだり自分で描いたりしていました。何故か

とはいえ、同人誌を描く側の人間の自覚はなかったし今でもあんまりありません
「この世に存在する私の好きなカプが少ない…だったら増やしてやるよ!!!」
の気持ちでここまできました。
もし私が好きになったものがそれなりに数あるものなら多分私は描くことをしないと思ってます。
現に、良いな好きだなと思った中でも数あるカプも少しはありました。
その時はがっつり読んで満足して終わっていたように思います。

まあ、本当に描きたかったら数があっても描くかもしれないけど、それはジャンルのはまり方や環境にもよるというのが正直なところで
例えばリアルタイムや後から追いかけで私が描けそうなやつなら描くかもだけど
なんかこう、今からじゃ上手く創作に繋げられないかな と思ったら描かない気がします。

あと、既に数があるなら、私が描く必要ないかなってのも一つ理由です。
よく言ってるけど私、自分の絵が好きだと思ったことも上手いと思ったこともありません。
もし好きだと言ってくれる方がいたら、それ自体には心の底からありがとうございます とお伝えします。

上手い人の絵が溢れているのなら、私の絵が、少なくとも他人のために存在する必要はないと思います。
描きたい!と思う私のためには描くかもしれないけど
まあ溢れかえるような王道にハマったことはないのでわからないですが…


ちょっと話が戻るような変わるような感じになりますが、
改めて、じゃあなんで私同人誌を描いてるのかなって考えたんですね
二次創作をしている、ではなく、同人誌を発行している、の方で考えたいと思います。

まず第一に同人誌が好きだからっていうのはあります。
読むのはもちろん、即売会が好きで紙媒体が好きで本を出したときの感動は何度体験しても嬉しいので、そういう意味では同人誌とは一生一緒にいたいです。

でも多分、それだけで本は出してないし出し続けられないとは思ってて
そこで次に「この世に存在する私が好きだと思うカプの本を1冊でも増やしたい」が出てきます多分
ここにエッセンスとして、
「私が良いと思う話のそのカプの同人誌を出したい」も含まれる気がします。
良いと思うっていうか、描きたいとか思いついて形にしたいと思う話

これがマイナーだと他人からの供給が少ない(無い)分、持続していくんだなって
自虐でも八つ当たりでもなく、ここ最近は他人から得て満足することはほとんどないなと思っているので、人の作品読んで満たされた〜〜!!!ってその感覚を忘れつつあります…いやたまにあるけど…

あと何より、私の満足のために本出してます。

こんな現状なので需要なんて考えてません。(大概同人誌なんて需要はあとからついてくるものだと思うけど)
私は本を出したら、その本は「この世に存在するカプ本の一つ」として認識されるので、自分の本だからどうみたいなのがあんまりありません。
だから、「○○の本出してくれてありがとうー!!!」って私に対して思います。
出来不出来は置いといて、この世に一冊増やしたのは紛れもない私なので、私への感謝が止まらないわけですね

そう、これが一つ私のハングリー精神というか、画力やさまざまな力を養うことを邪魔している一つの原因ではあります。

本を出すだけで、一番満足させたい私自身が満足してしまうので、もっと上手くなりたいとかもっと色んな人に読んで欲しいという気持ちが私の中に少ないんですね
私にとっての1番のゴールは本の発行なんだなと
まあ 同人誌はそんなもんかもしれないけど……


今まではここで大体終わってました。
でも、またちょっとこうモヤついたので改めて考えてたんですよ ここまで長すぎてすみません

これは、誰でも思うことかもしれませんが、
目に見える数が結局欲しいんだなって 気付いたんですね

私、私のために本を出すことに若干限界がきてるな?と思ったんですね

それも、多分社会人になったり一人暮らしを始めたりした中でより思ったんですけど、
数少ない本を描く時間を自分のためだけにあてるには ちょっとモチベーションが足りないわけなんですね
で、そんな中でも本を出して、
マイナーだからか
そもそものジャンルの知名度や同人誌の需要からなのか
私の絵が下手だからか

本を出した私へ、私からの感謝では ちょっと次も頑張ろう!になかなかならない気がしたんですね

これ、別に感想乞食ではありません多分 いや欲しいけど
手にとってくれる方は本当にありがとうございます。
私顔覚えるの苦手だけどいつも来てくれる方、多分覚えてます。
即売会でこれ面白かったです って言ってくれた時のこと、今でも思い出せます。
感想イラストとかフォームにいただけたのとか、本当に嬉しいんです。
でも、それとこれとは、ちょっと話が別です

感想が貰えたとしても、私の好きなカプの本やサークル数やpixiv投稿数は増えないことに気が付きました。
つまり、布教としては私は成功していないんだなと
そもそも、私は布教のために描いていないので、成功失敗もないんですが

例えば、私がハマった時に誰かの二次創作があって、それを読んで最高〜!!良いな、私もこのカプ描きたいな!!
に、私の作品はなれてないわけです
逆に、私の作品を読んでもっと良いこのカプが描けるぞ!!
にもなれてないわけです。

二次創作を読んでカプにハマることは大いにあると思っているので、私の作品にはそういう力はなかったんだなって 気がつきました。
描き手の人は自分の描きたいものが優先してあると思うから、良いと思ったものを全部描くわけではないだろうし優先順位もあるだろうから、必ずしも…とは言えないですが

そっか、本出させる力はないんだって

他人の衝動を掻き立てるような話って何よ…とも思いますが
それに、これは自意識過剰ですが私がサークルをやり続ける限り出しにくい みたいなのがあるかもしれない とか 考えたこともありましたが

最近気付いたそうかーって思った話でした。

あとまあ、私も普段の私のようにマイナーカプにハマったけど作品が少ない…あ、でもこんなところに本が一冊ある!!え、めちゃくちゃ最高なんだけど…!!ありがとう!私このカプ好きなの!マジで出してくれてありがとう!!もしかしたら私も描きたいかも!!!
の、救世主に憧れてんだろうな、なりたいのかなとも 思いましたとさ


ちなみに、私の出した本が今よりたくさん手にとってもらえれば満足するかはわかりません。
現に、私の中で今日は少なかったな みたいな日でも何かこう 満たされたぞ!みたいな日はあります。
だし、マイナー王道で言えば、王道だから手にとってもらえる数が多い とも思ってません。
そりゃ王道のが需要はあると思うけど、マイナーだって需要がありそうな本は多分数出ると思います それは昨今のSNS主流世界では特にそう

もう少し手にとってもらえたらなあと思う日もありますが、そこに対しての努力を私はしていないので…これは私のせいです 半分くらいは
ただ、マイナーじゃなかったら 手にとってもらえる冊数はどうなるのかな と考えるともあります
けど、そしたらそもそも私が本を出すかもわからない…だって私が出す必要があるのか…

ちょっと話変わりますが、私の本を手にとってる人は多分ほとんどがいわゆるカプ者ではないと思ってます
そもそもがマイナーだからというのもありますが、そのカプが好きで読みたくて買いに来ました!!って方は多分ほとんどいない気がしてます。
私の描く本はそういうのなんだろうなとは思ってます
じゃあどういうきっかけで私の本手に取るんだろう…って思って感想フォームにそういう項目設けたんですけどね


もうすぐ4000字になるのでそろそろやめますが、
何が言いたいかって
マイナーにはマイナーだからこその弊害もあるかもしれないけど、私はマイナーでないと描かないことが多い人間なんだ
だったらハマったものマイナーで良かったね
でももっと世に占める数が増えたら嬉しいのに

の堂々巡りをしている という話でした。
うん、書いたらスッキリしたな したかな?

これを読んでる王道にハマりやすい人へ
数が多いことが正義ではないし多いから偉いわけではない 分かってると思うけど
だがしかし王道には王道たる所以がある 基本的には
ジャンルオンリーに対して「実質○○(王道カプ)オンリーじゃん」とか言うの本当にやめてくださいね
参加者は皆平等

マイナー畑の人へ
強く生きよ
そして描き手でサーチしてる人は多いと思うので、「○○(マイナーカプ)全然ない」とか言うのはやめてくださいね あなたの好きな○○がないだけなので ○○自体はあるからね ないなら増やしてくれ
これマジで人の心を砕くには簡単なので

以上です。もしここまで読んでくれた方がいたらありがとうございました。
こんなこと思ってることもあるけど、原稿始めて終えて本が出ちゃえば関係ないというか
止められるならこの衝動とっくに止まってるっての って感じなので
出したい限りは出し続けようね はい 終わり

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