1 逃避行シリーズ!  伝説の始まり みんなに公開

作者です。バトルマンガを書こうとしたらギャグになってしまいました。

逃避行シリーズ
工場町編
第一話 伝説の始まり
工場町には、名前の通り工場がたくさん並んでいる。
しかしそのほとんどは使われておらず、廃墟と化していた。
そんな町の一角に、みおの家がある。
みおは今日も親友のこうきと話していた。
「ハロウィンのコスプレしてみたんだ〜⭐️」
「今日ハロウィンじゃないよ」
「あっ!間違えた」
「どんな間違いだよ…」
ふたりが笑い合っていると、遠くから「ひょろろー」と祭りの音が聞こえてきた。
テンションが上がったみおは、コスプレのまま走り出す。
そのとき、風に乗って一枚の紙がみおの顔に貼りついた。
指名手配犯「片目のクマ」
懸賞金47万、戦闘力47万!!
みおのコスプレは、その指名手配犯にそっくりだった。
周囲の視線が痛い。
そしてついに警察が駆けつけた。
「無駄な抵抗はよせ!!お前たちは完全に包囲されている!」
新入り警察官・ころねが、妙に決めた声で叫ぶ。
みおは慌ててカツラを外し、説明した。
「ほら!カツラ取ったよ!」
「変装を解いただけか!騙されないぞ!」
信じてもらえない。
こうしてみおは“コスプレの勘違い”で追われることになった。
第二話 おやすみタイム
夜になった。
みおとこうきは休憩していたが、ころねはまだ追ってきている。
ふたりは慌てて逃げ出した。
ころねも休憩に入った。
10秒後――休憩完了。
早い。
再び走り出したころねは、ドスーンと誰かにぶつかった。
それは本物の片目のクマだった。
「おまわりさんだ〜。ごめんな〜い」
「いまそれどころじゃない!!」
ころねは片目のクマを無視して、再びみおを追い始める。
そのころ、警察本部ではポテト、ヒラ、警察Aが会議をしていた。
ポテトは回りくどい話し方で状況を説明しようとするが、
ヒラがすべて要約してしまう。
「つまり、新入りだけ働いてて、お前たちは働いてないってことですよね」
「すみましぇん」と警察Aが謝った。
3人はみおを追うために出動した。
しかし道中で混乱が起きる。
ころねは「片目のクマの正体はみお」と言い、
警察Aは「じゃあみおを追う」と言い、
ヒラは「出発シンコー」と叫び、
全員が「なんかおかしくない?」と気づく。
その瞬間、車のハンドルが効かなくなった。
「うわーーーー!」
車は滑り、事故になった。
第三話 ボス(前半)
事故現場の地面は氷で覆われ、さらに油まで塗られていた。
ヒラはすぐに気づいた。
「事故を増やして警察を忙しくさせる作戦だろ!そこに隠れてるのは――犯罪組織No.6『怪盗アイス』!」
怪盗アイスが姿を現した。
大量の部下を引き連れ、警察を包囲する。
「無駄な抵抗はよせ!お前たちは完全に包囲されている!」
警察のセリフを盗む怪盗アイス。
ポテトたちはピンチに陥った。
そこへころねが駆けつける。
落とし穴に落ちるが――
「必殺!大ジャンプ!」
落とし穴から飛び出し、敵を次々と倒していく。
形勢逆転。
怪盗アイスは追い詰められ、ついに素顔を見せた。
ただのおじさんだった。
しかしその名は――工場町。
工場を操る能力を持つ男だった。
廃墟の工場が一斉に動き出し、煙を吐き始める。
警察は再びピンチに陥った。
そのころ、みおとこうきはおじさんに匿われていた。
「なんで俺たちを?」とこうきが尋ねると、
おじさんは静かに答えた。
「それは君たちが主人公だからだよ」
みおとこうきは警察を助けるため、走り出した。
第三話 ボス(後半)
縄で縛られたポテトたちは絶望していた。
「来世は上司になりたい」
「来世は女子になりたい」
ころねは「誰かが助けに来るパターンだ!」と信じていた。
そこへみおとこうきが登場する。
「そこまでだ!!工場のおじさん!」
工場町は驚いた。
みおは竜巻爆弾を取り出し、投げつけた。
「喰らえ!竜巻を!」
強烈な竜巻が巻き起こり、工場町も部下も警察もまとめて吹き飛ばされた。
「この隙に逃げるぞー!」と警察Aが叫び、
ヒラは「えっほ、えっほ」と走り、
工場町は「覚えてロー!」と叫びながら遠くへ飛ばされていった。
みおとこうきも風に飛ばされ、港まで流されてきた。
「ずいぶん遠くまで飛ばされたなぁ」
「待って。いい考えがある」
――続く。

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