0 過去について


0. 生い立ち


アックス&ウィザーズの古にあったある今は無き魔法と精霊の国の都…彼女はそこで作り出された人形であり、冬の雪の降る日に目覚め生まれた彼女が最初に目に映したのは美しい夜明けだった。

彼女の制作に一番関わったのは、当時その国のドール研究の若くも責任者の一人になったある穏やかで物静かな男性だ。
彼女の美しさや唯一現存している事からも「リヴィア・ハルフェニア」と名付けられたその見目麗しい人形は国の一番のドール成功例であり、男性にとっても最高傑作だっただろう。しかし男性はただの研究結果はなく彼女を一人の少女として自ら様々な事を教え育てたのだ。

リヴィアの記憶の中にはその頃の光景が今でも色褪せずに残っている。
男性が人一倍努力家で優しい人であったこと、時には厳しくも大切に育てられた日々も…そして、彼が年老い天命を全うした時には側におり看取った事を…。
彼女にとって男性は例え幾年月過ぎようと“親愛なる友人”でもあり、“愛する兄”であり、“敬愛する偉大な父親”なのである。


1. 相棒に出逢うまで


自然や精霊の多い場所で生まれた彼女は守護役の務めをしながら、自由な時は都に遊びにくる精霊達と接し仲良くなってゆく。

そうやって日々を過ごしながら何十年か経った時にたまたま都に来ていた姿が自由に変わり他の精霊達と少し違うある精霊と出会う。

それがのちに一番の友で相棒の「ルト」である。ちなみに名前は彼女が付けたもの。


2. 日々の変化


それから彼女は長い時をそう過ごしていたが、時が経つにつれて少しずつ時代と共に国から都からひとけが無くなってゆき…とうとう自分と精霊達以外は誰も居なくなった。
しかし自分達以外は居なくとも大切な生まれ故郷を管理し、都に住み着いた精霊達と護り
続けながらとても永い時間を過ごしている中で猟兵に覚醒していった。


3. 旅立ち


猟兵になった事がきっかけでもともと知識欲が強かった事もあって、自分は人形で〝体〟は成長しないが〝身体〟は成長できる――ならもっと自分の知らない世界を知り、様々な体験をしたいと思った。

彼女は精霊達に故郷を任せ、そしてある自分が生まれた時と同じ雪の降る日に相棒を連れまだ見ぬ〝世界〟へ旅立つ。

0

メモを他の人に見せる

このメモを見せたい人に、このURL(今開いているページのURLです)を教えてあげてください