No.? version 29

2021/07/18 00:59 by someone
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No.0
始まりは悲哀からだった。
その中にあって、尚も呼吸を続けるには、その出会いは必要だった。
二人の星の御子は、抱いていた憧憬の先に互いを見つけた。
二人は互いを知らない。だがその存在は確かに感じていた。

赤い星の御子は詩を抱き、青い星の御子は言葉を携えていた。
赤い星の御子は、世界に美しさを見出すべく詩を唄うも、世界に伝えること難く、涙した。
青い星の御子はその涙を知るも、だが言葉で涙を拭うこと叶わず、悲しき言葉を詩の神に向けた。

しかして、二人は詩と言葉を編んで物語とし、星の船に乗せて空に流す。
その先に見出されるものを信じて。


其れは、慈しまれる物語
其れは、慈しまれる希望
其れは、唯一の贖い
其れは、贈りあう貰い火
其れは、...繋ぐ――








      

始まりは悲哀からだった。
その中にあって、尚も呼吸を続けるには、その出会いは必要だった。
二人の星の御子は、抱いていた憧憬の先に互いを見つけた。
二人は互いを知らない。だがその存在は確かに感じていた。

赤い星の御子は詩を抱き、青い星の御子は言葉を携えていた。
赤い星の御子は、世界に美しさを見出すべく詩を唄うも、世界に伝えること難く、涙した。
青い星の御子はその涙を知るも、だが言葉で涙を拭うこと叶わず、悲しき言葉を詩の神に向けた。

しかして、二人は詩と言葉を編んで物語とし、星の船に乗せて空に流す。
その先に見出されるものを信じて。

其れは、慈しまれる希望
其れは、唯一の贖い
其れは、贈りあう貰い火
其れは、...繋ぐ――