No.? version 9
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貰い火それは―――
始まりは悲哀からだった。
その中にあって、尚も呼吸を続けるには、その出会いは必要だった。
二柱の神は、抱いていた憧憬の先に互いを見つけた。
二柱は互いを知らない。だがその存在は確かに感じていた。
二柱の一方は言葉を携え、一方は物語を抱いていた。
二柱はこれらを合わせ、”希望”を灯す。
それはこの神々自身と、世界に向けての篝火として―――
二柱の一方は物語を抱き、一方は言葉を携えていた。
物語の神は、世界に美しさを見出すべく物語を作るも、言葉を紡げず涙した。
言葉の神はその涙を知るも、しかし言葉で涙を拭うことは叶わず、悲しき言葉を物語の神に向けた。
―――貰い火の温み…其は―――
しかして、二柱は物語と言葉を編む。
その二つが一つとなる先に見出されるものを信じて。
「
それは、贖い
それは、希望
それは、貰い火
それは、...繋ぐ―――
始まりは悲哀からだった。
その中にあって、尚も呼吸を続けるには、その出会いは必要だった。
二柱の神は、抱いていた憧憬の先に互いを見つけた。
二柱は互いを知らない。だがその存在は確かに感じていた。
二柱の一方は物語を抱き、一方は言葉を携えていた。
物語の神は、世界に美しさを見出すべく物語を作るも、言葉を紡げず涙した。
言葉の神はその涙を知るも、しかし言葉で涙を拭うことは叶わず、悲しき言葉を物語の神に向けた。
しかして、二柱は物語と言葉を編む。
その二つが一つとなる先に見出されるものを信じて。
それは、贖い
それは、希望
それは、貰い火
それは、...繋ぐ―――