0 38.1週間でダイヤのAを読み切ったのでまとめて発散します

心の赴くままに書くと思うので、読ませる文章では全くないことを先に言っておきますね。


「ダイヤのAって面白い」
どこで見たか分かんないけど、その情報だけはあった。
キャラは多分グッズかなんかで流れてきた絵を見て、沢村くんと春市くんと御幸くんくらいは外見を知っていたような気がしていて、アニメがやってて逢坂くんが主人公 ってことくらいしか知らなかった。あとハマってるフォロワーがいる。

前情報はそれくらい。

そんなある日、甲子園記念でダイヤが200話無料公開されていることをフォロワー経由で知りました。
https://pocket.shonenmagazine.com/article/entry/magapoke_20210822

200話もあるのに8/22~8/25の4日間で読ませるという鬼畜っぷりには驚いたし、
私は最初の1日目は別のことをしていて全然読んでなかったので、実質3日しかなかった。
まあ読める限り期間中に読めればいっか~と思って、ぼんやり読み始めました。

結果的に、
23日に61話まで、24日に164話まで、25日に200話全部読み切れました。

というか23日時点でもう全部読み切ってやる みたいな気持ちに変わってましたね
通勤電車内、会社の昼休み、帰ってきてからの夜の時間全部使ってまあなんとか…
逆に短期間だったからこそ勢いで読めたのかもと今思えば言えるけど、
どうせならもっと味わって読みたかった…という気持ちもありつつ
そもそも無料公開してくれてありがとう…の気持ちなんですけど

読み切ったあとマガポケをインストールして、無料チケで続きをちまちま読み、アニメをちまちま見始め、どのタイミングでどう続きを読んでいこうか考えてたんですけど、
こういう時の私の勢いはなかなか止めることはできず
結果的に8/29の今さっき、47巻まで全部読みました。
お疲れさまでした。

こんなハイペースで読むことができたのも、単純に漫画としての面白さと、あとは読んでいて目や頭があまり疲れない構成だったからなのかなと思います…
どの試合も面白くて、続きが気になっちゃって、ちゃんと1話1話を噛みしめたいと思いつつも止まらなくて(あとwikiとかで色々調べて試合結果を知る前に読み切っちゃいたいと思って)ここまで走り抜けてしまいました。
続編のact2ももちろん読みたいし、なんならまだ連載してるので本誌に追いつきたいかもという気持ちもありつつ、ここで一旦一息つくか…という気持ちも アニメもあるし
BEYOOOOONDSのライブ無料公開を見てハロー!プロジェクトにすっころんだときも思いましたけど、無料公開でこういうことになる人間はいるんだぞと 今年2回目身をもって証明してしまったな…と
それだけ私にはダイヤという漫画は合ってたなあと思う…思いました

あとはやっぱ試合結果とか、その他いろいろな雑念や先入観がない状態で読めたのが本当に良かったなと思いました。
どうしてもSNSがある今、評判とか、誰が何好きとか、なんかこれ話題になってたなとか、そういうのがチラつくとそっちに意識を持っていかれることが多いので…
稲実との試合、結果知ってたら私の心はあんなことにはならなかった……いやほんとうに…
「ダイヤのAが面白い」というざっくりした情報だけがあったのはよかったと思いましたけどね。あんま面白くないって言われてるもの読みたいとも思わないし…かといって面白くないものを面白くないって言っちゃダメとは全く思ってないですが


こっからは読んでの感想みたいなのを適当にざざざーっと書きたいと思うので、読みたい人だけどうぞ

・ なんでこんなに面白いんですかねこの漫画……いや、マジで純粋に「野球漫画」としてめちゃくちゃ面白かったです。
と言っても、私最近はスポ根全然読んでなかったし、数多く読んでるわけでもないから、他の漫画が「スポーツ漫画」としてどう面白いかはあんまり分かってないので比較はできないです。もしかしたら世の中に「こういう感じ」で面白いスポーツ漫画ってたくさんあるのかもしれないけど…
何が面白かったって、「野球」漫画なんですよね
さっきも言ったじゃんって感じですけど、徹底して「野球」漫画じゃないですか
野球を舞台にしたり手段にしたりして人間模様を描いたり別の何かを描くわけじゃなくて、ひたすらに「野球」を貫いてるじゃないですか それがすっごく良かったんですよね
人物の掘り下げ具合がすごくちょうどいいんですよ
「野球」を描くにあたって邪魔にならないレベルでの掘り下げというか もっとこの子のこと知りたい!がないわけじゃないですけど、ダイヤのAって漫画にとってはこれくらいがちょうどいいというか、野球の進行に全く邪魔じゃないんですよ
「野球」を面白くするための回想というか、このチームいいなあ、どのチームも色んな形で頑張ってるんだなあ と思わせるレベルというか
まとまらないですけど、徹底して野球漫画の姿勢を崩さず且つ物足りなくさせずここまで描いてることにすっごく感動したって話でした。全然まとまんないーーーもっとベタ褒めしたいんですけど、分かりますか、分かんなくてもいいです、ただ私が興奮してることだけ伝われば…

・ 同じことの繰り返しになるかもしれませんが、チームの描き方がほんっっとうに良かったです。
チームスポーツとしての野球の面白さが伝わってきたというか、バッテリーを中心として描かれることは多いと思うんですけど、9人で野球をしているというか、なんならベンチや応援席にいる人たち一丸となって野球をしているというか、
その人たちの気持ちを全部背負ってピッチャーは一球一球投げてるんだなって、
色んなことを考えて考えてそのピッチャーをキャッチャーはリードしてるんだなって…
どっかの試合で御幸くんが浮ついた沢村くんに思いっきり球を投げ返すシーンが焼き付いてます。個人でやってんじゃねーぞって ああいうのをハッとさせてくれるのが御幸くんの良いところですよね…
一年生ながらに降谷くんも沢村くんも頑張って投げるけど、どうしてもムラがあったり、一つのプレイを引きずっちゃったりしてるのも万能じゃなくていいなって思います。
彼らだけじゃなくて、センスのある選手はいても万能な選手はいないし、野球に絶対はないんだってのをすごく思い知らされました。
そういうのは、ただ運がよかっただけじゃなくて、ちょっとした練習の積み重ねの差とか、意識の差みたいなのが出るんだなって 努力は嘘を付かないんだなって
でもただの努力だけではどうしようもならない っていうのも描いてるし、みんながみんなそれぞれの苦悩を抱えながらも、野球がしたい、って気持ちで頑張ってるんだなって…またまとまんねーけど 一生懸命で眩しい…けれど、そんなキラキラした綺麗ごとの世界じゃないんだなって思う 負けた側の心情の描き方を見てると…
そうだ、そうか

「少ないモノローグの中で的確に心情を描いてる」のか…

伸びていくボールに対しておいおいやめろとか止まれとか、キッッッイ練習を乗り越えた達成感と同時に襲ってくる「もう絶対やりたくねえ」とか そういう…

・ 漫画の良いところもひたすらに語りたいですけど、キャラの良さも本当に光ってたなあって キャラっていうかもう選手ですけどみんな…物語に出てくるキャラクターの良さというより、選手としての良さっていうかね…
沢村くんって、マウンドに立ってない回もたくさんあるのに確実に主人公なのがすごいんだけど、彼が物語の中心かというと絶対そんなことはなくて、青道高校が主役なんだなって強く思いましたね でも沢村くんは絶対的に主人公なんですね すごいなあ
降谷くんも沢村くんのライバルポジション、っていう立ち位置ではなくて、マウンドへの執念とか、エースとしての自覚とか本当にかっこよかった 「1」を背負った彼の背中がどんどん大きく見えて、最初は細身でスラっとしててかっこいい と思ってたのに、たくましい背中になったなあって…

降谷くんは確かに天才級の野球センスを最初から持っていたと思うけど、経験不足とか、スタミナコントロールが課題とか、あと出だしがあまり良くなかったとか、やっぱりそういう万能じゃないところも良かった
クールというより天然寄りで、愛想が悪いわけじゃなくてぼんやりしてるだけで、でも別に優しさ溢れるわけでもなく、「投げる」ことに対して人一倍こだわる彼はすっごくかっこよかったです。しかもまだまだ成長する伸びしろが見えるのも良くて 2年生の降谷くんを見るのを楽しみにしています。まあ最初から顔がめちゃくちゃ好みだったので、ずっとこれからも応援したいと思いますが

降谷くんと沢村くんのライバル関係の話の途中だったような気がするんですけど
お互いにお互いをけなし合っているわけではなく、仲間でありライバルであり意識せざるを得ない存在というか…あいつ嫌い!みたいなの無くてすっごい良かったです。
沢村くんのは一歩間違えばそれになるかもしれないけど、ちゃんと降谷くんと自分の違いを理解しているというか、天狗じゃないのが良いんですよね また沢村くんの話になってきた
それぞれ必要な場面でマウンドで活躍したり上手くいかなかったり、それでも「俺がエースだ」っていうのを思い続けてて負けねーぞってしてて…理想の仲間だなって…伝わってる…??めちゃくちゃ良いんですけど 伝わってない感…

・沢村くん、思ってる以上に謙虚でめっちゃ良かったです。
調子乗ってるように見えるけど、自分の力不足をずっと意識し続けてて、でもそれはネガティブってわけじゃなくて、もっと上手くなりたい、もっとチームの力になりたい、エースになりたい って気持ちからくるものなので、見ていて嫌な気持ちに全然ならないんですよね。
おーしおししてるのも、彼らしくて可愛くて、野次みたいなのも若干的を得てて面白いですよね あと横で春市くんがちゃんと突っ込んでくれるので良いし、うるさい!って言われたら止まるからえらい
ただのバカキャラじゃないのがよく分かります。全然不快じゃないんだよなあ それもこれも初期にクリスの教育あってこそだなと思いますが
クリスにひどいこと言って、御幸くんに怒られて、真実を知ったとき、自分を責めた沢村くんがすごくよかったんですよね
「なんで何も教えてくれなかったんだよ」じゃなくて、「どうして後輩にこんだけ言われて何も言わねーんだよ」って方向にいったのがすごくよかったです。何も知らないで先輩にあれだけ言った自分は大馬鹿野郎だって言うのが沢村くんの良いところですよね。
そもそも最初から仲間想いなところは描かれてたし そういう沢村くんのまっすぐさにみんな心動かされるのはよくわかります。
だからこそイップスになった時は結構不安だったんだけど、解消の仕方も彼らしかったというか…成長スピードに無理がない中で確実に進歩している感じが良かったなあ

・まだ書くのかって感じですけどちらっと名前を出したので春市くんの話をするか…
顔と身体は圧倒的に降谷くんが好みだと最初から思ってましたけど、春市くんの打順が回ってくると頑張れ って思うので、推しというか一番応援している選手 という意味では春市くんなんでしょうね…あと川上はすっごく応援したくなりました。川上の話はあとでしますね
最初のころは代打として、やるべきことをしっかりこなしている春市くんが本当にかっこよかったです。3年が引退してからの試合は代打の時ほどの活躍っぷりはなかったけど、たぶん彼はまだまだこれからかな 楽しみにしてます
亮介さんと最初ギスギスしてるのかなと思ったけど、思った以上にそういう感じじゃなくてよかったです。年頃の兄弟ってああいう感じのもあるか 背中追っかけられてる側からしたら優しくするとか、「頑張ってるね」って言うのも難しいだろうしな…亮介さんがそういう性格じゃないっていうのも あるけど…それに対して春市くんも真っすぐですよね お互いにちゃんとリスペクトがあっていい関係だなあって思います。
まああと元も子もないことを言えばピンク髪目隠れ(良いところで見える)キャラはずるいよね。小さくて頭が丸いだけで可愛いし。花江くんの声もちょうどいい感じでめっちゃ好きです。というわけで推し選手と言われると春市くんなのかなと思いました。みんな好きだけど なんなら敵チームもみんな良くて、ここ嫌い!とかこの試合面白くなかった みたいなのが一切なくてどういうことなんでしょうね…

・というわけで川上の話なんですけど、丹波が引退してからはどうしても沢村くんと降谷くんのイメージは強いですが、秋決勝の先発とか、他大事なところで登板している川上は本当にかっこよかったしすごく応援したくなりました。
彼なりの努力やプライドや2年の絆みたいなのはすごく感じたし(2,3年の同学年の絆本当いいですよね…)彼の背負うプレッシャーは計り知れなかったと思います。
スポーツってなんでもそうだと思うんですけど、与えられた役割をきちんとこなせる人は本当に重宝されるし偉いしかっこいいし尊敬できます。
だから哲さんや御幸も本当にかっこいいです。川上もかっこいいです。
act2の川上の活躍にも期待…していいかな
そうこの漫画、離脱者とか「好きになることによってしんどくなるキャラ」みたいなのがあんまいなかったように思います…その、苦しんでる姿を見てしんどい、とかじゃなくて、実質いなくなってマジで無理 みたいなの…3年生はまあしょうがないとして…そういうところもよかったですね
離脱者と言えば監督がいなくなるかもしれなかったとこはめっちゃドキドキしましたけど、それが選手たちの動力源になったのはすごいなって思いました。
落合さんも出てきたときはこいつになったらどうなっちゃうんだ…って思いましたけど、変化球とか彼の使い方上手いなーって思ったし、落合さんのチームやメンバーの見る目がすこーーしずつ変わっていったのもいいなって思いました。
こんなに監督のこと好きになれることもなかったなって…信頼できて愛をもって厳しくしてくれる人はいいですね 3年生が監督を想う気持ちもすごく良かったです。

・そろそろ喋るのやめるかと思ってきましたけどもう少しだけ
読んでるとき、9年間バレーボールをやってた自分を思い出したり重ねたりすることもありましたが、結局ずっと青道の応援席(特等席)にいるような気持ちでした。
だから稲実に負けた時もう本当に心の底からめっちゃ悔しかったし、味方相手含めて1プレーごとに沸いたりしたし、
漫画を通して試合ひとつひとつを観戦している気持ちになりました。
だから野球漫画の面白さっていうより野球の面白さに触れられたような気がします。
それもこれも野球をほとんど知らない私が見たから「野球って面白いな」と思えたのかもしれないですけど これを経験者とか、他の野球漫画をたくさん読んできた人が読んだらどう思うのかはちょっとわかんないですけど

・王道の少年漫画っていいですね。私はこれを王道だと思っていますが
線が太めではっきりしていて、複雑なコマ割りもなくって、ていうか本当に無駄なコマがなくって、斜線で勢いが表現されてるけど見づらくなくって、セリフも多くなくって(スポーツ漫画だからかもしれないけど)、モノローグの具合がちょうどよくって、ギャグとか気を抜くところの塩梅もちょうどよくって
だから一気に読めたんだと思ってます。すごく読みやすかったです私は

ある一定のルールはある中でも、漫画の表現の仕方はある程度自由だと思いますし、私自身も趣味で描いてる漫画は結構崩したコマ割りをしている自覚はあるので、
こう 初心に帰るというか、
ストレスを感じさせない漫画はすごいなあって思いました。
引っ掛かりを作るのも一つの手法かもしれないですが、それは漫画の種類というか描きたいものによるかなと思うので

・あとだいぶ話違いますけど、やっぱ一気読みとリアルタイムで追うのとでは感じる印象がもう全然違うんだなっていうのはどんな作品を見ても強く感じます。
毎週毎週試合の進行を追っていくのと数分で次の話にいくのととでは全く違うだろうし、3,4年追ってきた中での3年引退を迎えた瞬間なんて 想像もできないんですけど…私はその日会社を休みますよそんなの…
待たされてる1週間を考えるだけで恐ろしいです。それがあるとないとでは与えられる印象は全く異なるんだと思います。だから私のは今の時期に一気読みした人間の感想 ってことで…追いつけるのかな 追いつきたいとは思ってますが
でもさすがにちょっと 財布とちゃんと相談しますね…ガイドブック表裏はポチりましたが…

二次創作っていうかファンアートをどんくらいするかは知りませんけど、手が動いたらなんか描くとは思います。でも野球の防具とかマジでまったくわからんので、そういうところから学ばないとなって思います。アニメとか時期とかで使ってるものも違うんだろうし…チーム内で同じもの使ってるわけじゃないし…グローブが守備位置で違うってのも知らんかったし…
あとこのメモ自体もそうですけど、とりあえず吐き出したいというか私の興奮の吐き出しって意味で何か絵は描くかもしれないです。発散の仕方がわからん


まとめますね。(まとまるのか…?)
・野球のことをほとんど知らない、過去9年間チームスポーツをやってきた人間が一気にダイヤのAを読んだらめっちゃ面白かった。野球ってこんなに面白いんだなって思って、野球自体への興味が湧いた。(今日も甲子園決勝見て「ダイヤで言ってたことめっちゃ言ってる!」って思いました。来年も見たいです。)
・降谷の顔と体形が好みだが結局推しと言われると春市なのかもしれない。沢村くんのことをずっと見ていたい。御幸と哲さんのことを尊敬している。東条と金丸の活躍に期待。がんばれ川上。私は青道応援席にいる群衆の一人になりたいです。

以上です。

0

メモを他の人に見せる

このメモを見せたい人に、このURL(今開いているページのURLです)を教えてあげてください