0 黑・宵刃(无貌・h12479)

◆世界設定

√仙術サイバーⅣ層・香港特別行政区
※ここからは解釈の説明なので、ゲーム内にない要素や描写不要の部分もあります。※

遣われている言語は広東語。英語も普及していますが、ある程度所得があるか、技術があるかで自分の体に翻訳機を導入している人も居るくらい
貧富の差が本当に激しく、「極端な自由放任主義/ハイテク・ローライフ」の結果、混沌としてしまっている状態
経済は超巨大企業による支配でだいたいが回っており、世界中の暗号資産、サイバーウェアの取引、非合法なデータのロンダリングが行われる東アジア最大のハブとなっている
街全体が高度なAR(拡張現実)広告やホログラムで埋め尽くされ、市民の脳内は常にネットに接続されている情報とテクノロジーの過密状態
行政はほとんど汚職状態で、企業がそれぞれ独自の警察を持ったり、都合の良い法を扱い、会社が支配するところがお互いの【縄張り】。

棺桶部屋(ケージハウス)と呼ばれるカプセル型のサイバー・ドミトリーで眠る人がいれば、Ⅴ層に上がるよりこの層にとどまって、武強より豪遊を愉しむ性根の腐った人たちも。
Ⅳ層という「ちょうど中途半端な」ところなので、人々は活気に満ち溢れていますが、同時にどこか落ちぶれていって、寂しい空気を纏った路地裏もあるような……。
人情と合理が入交じり、監視・管理カメラでは追いきれない、人々の思惑と活動が混迷を極めた街です。

◆黑家

仙術サイバーⅣ層に住まう、“黒い犬の姿をとることが多い妖魔人間”の一族。
成り上がりを狙いながらも臆病で卑劣な落伍者たちにとって、最後の頼みの綱として利用されることが多い。
悪名は高いが、報酬に見合う限りは必ず働くため、使い捨て前提の駒としては優秀。
主な生業は警護、暗殺稼業、その他各種専門分野に及ぶ。

もっとも、黑家に依頼する者は懸賞金をかけられるような人間が多く、依頼者自体は決して多くない。

祖は混沌。
偉大にして全能とされる存在であり、一族の絶対的な信仰対象である。
その姿は犬に似た黒き獣で、長い毛に覆われ、爪のない脚は熊に近い。
盲目であり、聴覚も持たず、知性は欠けているとされる。

己の尾を咥えて回り続けたかと思えば、空を見て笑い、善人を忌み嫌い、悪人に媚びる——どこまでも狂気に満ちた存在として語られている。
一族の者は皆、この祖を崇拝し、深く敬服している。
その血を濃く遺すため、近親交配が繰り返されているが、それを許されるのは各世代の後継者とその妹のみ。原則として長男と長女に限られる。
インブリードを繰り返しているため、身体的な欠損や精神的な異常を抱える個体も少なくない。

一族の拠点は都市から離れた森の麓にあり、城と呼ぶに相応しい広大な屋敷を構える。
敷地は極めて広く、門の内側でさえ森が広がっている。
その森には、“小狗”と呼ばれる『家族になれなかった者たち』——すなわち、一族のなりそこないが蠢いている。

現在確認されている現役世代は、男性10名・女性12名の計22名。

犬の顔を持つ親世代は一度におよそ6名を産むが、その全てを家族として迎え入れることはできない。
しかし、貴重な祖の血が流れている以上、無作為に間引くこともできず、彼らは蟲毒のように庭へ放たれ、“小狗”として飼われる。
この状態から正式な家族となるためには、現存する一族の誰かを殺害し、その座を奪う必要がある。

現在もなお、“小狗”は増え続けている。

黑家は存続のために莫大な資金が必要で、何故ならば「現役」世代以外の引退した祖先総てを養う必要がある。
この『引退』というのは、小狗に席を奪われないまま、祖が(不規則に)決めた年数を家のために尽くし、無事に生き残った一族の人間のみに与えられる機会。
祖先崇拝の行き過ぎたものになっていて、「この家を存続させ続けてきた祖に連なる先代家族すべてに、隠居してからは何不自由なく、まるで桃源郷にでもいるように、悠々自適に暮らさせること」を重んじている。
しかし、前述のとおり、近親交配の弊害で隠居世代も精神や情緒、知能や身体に大きく異常が出ており、金は湯水のように湧くと思っているし、子孫らが自分たちのために働くことは当然であると思っているので、加減というものが全くない。

しかも全員が、妖魔の血を濃くしているせいで大変長生きであり、このままではいずれ破滅するのは避けられない仕組み。

よって、黑家は多岐にわたって金稼ぎをする必要があり、その中でも最近生まれた末妹とされる黑・宵刃は一番の稼ぎ頭になった。
長兄である黒・宵主は末妹に一族を好転させ、破滅させる未来を変える切欠があるはずだと感じている。

★紅牌市場

半合法の、参加型監視システム市場であり賭場。
黑・宵刃がディーラーで、元締めは黑・宵主のものである。

相互監視社会が深まるこの街では、その日暮らしの人間たちの稼ぎ処としても名高ければ、上階層たちの悪趣味な娯楽施設でもある。
社会が消費したい者たちを吊るし上げ、長く生き延びるかどうかを賭けることもあれば、どの流派が生き残るかも予想することがある。
全身義体であれば、どこまで残るかの破壊率すら賭けの対象になった。 
ここにあるのは、淘汰の娯楽化である。
賭場は黑社会(中国マフィア社会)にとってもかなり有用で
主に金銭が電子化したことにより、国境を越えた迅速な資金移動や匿名性の悪用が可能
即ち、マネー・ロンダリングにおいて絶好の場となっている。

中でもここでは黑・宵刃が齎す【|戀愛賠率《ラブ・オッズ》】と呼ばれる賭博が一番人気。
黑・宵刃を複数の契約主(主に女性)が獲り合い、お互いを蹴落とし合うさまは、まさに恋愛リアリティショー。
人命や感情すらも「コンテンツ」であり「賭けの対象」に成り下がった空間で
宵刃に対する感情・バイタルデータの生配信、対象者の脳波、心拍数、恋愛感情の数値、嫉妬や絶望のスパイクをリアルタイムで同期し

【誰が脱落するか】を予想する。

高額を賭けているVIPが女性に介入したり、悪知恵を囁いたり、余計なテコ入れをしたりなども黙認。

脱落条件は【宵刃に払う金がなくなってしまう】こと。
※すなわち、契約の更新が出来ないこと。
複数の主たちはお互いの勢力を削り合うことになるので、稼ぐ手段や戦う力がなくなっていくと、宵刃との契約の更新が出来ず、宵刃を手放すことになる。
宵刃が狂わせる主らが増えれば、市場価値は上がる一方なので、お互いを削り合いながら自分たちで首を絞めあっている状態。
脱落した場合は【宵刃の手で】殺される仕組み。その様はすべて一定時間中継配信されているので、大盛り上がりするのだとか。
かなり長期的な賭けになるので、首が落ちる瞬間は大きな金が一気に動き出すことに。

※森本・依鹿さんは賭けの対象外で、共に賭けを盛り上げる『本命彼女』であり、演者側です。
※賭けは競馬のように、多岐にわたって賭けに参加する手段があります。

🐶おぼえがき🐶

√仙術サイバーⅣ層。現実世界でいうところの、中国・香港特別行政区出身。
「犬に美人の貌がついている」くらいの扱いでOK。
APPが18あるので、たびたび人を狂わせてしまっている。(この美人過ぎる貌でトラブルを良く起こしている。本人にも家族にも自覚がない。※これも後述。)
※確定ロールになっちゃうのは避けたいので、遅効性というか、耐性がある人はダイス目がファンブらないのだと思います。うまいこと処理してOKです。

『犬の体で生まれてくるはずが、無限遺伝子ガチャによって人間の体まで引き伸ばされたので、いろんなところにエラーが出ている』みたいな感じ。
思考回路に「反省」というものがなく(これは欠落ではなく、ヒトではないので。)欲望と本能のままに生きています。
そのまま自由にのびのび生きさせたらめちゃくちゃなことをするので、お家が忠誠心で縛り、家族に強く依存させることで制御しています。
家はお金に執着するものの、本人はそんなこともなく、自分だけが人間の体なのもあり、あまり血のつながった家族に馴染めず、孤独感を感じています。
▶半陰陽なのはなんかその……いいだろ……とても……。(後述:无貌で|屁理屈《こじつけ》があります。) 

🐶性格🐶
一言でいうと、大型犬です。
主がいれば主第一主義。現状他PC様からの『主』をPL側としては求めていません。(本当にめちゃくちゃなので。)
お友達のことも家族のことも忘れて主に尽くし、傅き、どんなことも求められたら完璧に行います。
これは自己暗示によるもので、己を主から求められた役割で演じています。
解除するには珈琲の匂いがトリガーになり、任意で解除できるようになりました。

主らを複数人抱え、彼ら/彼女らから金を搾り取りながら、武強組織としての強さを底上げさせ
上層階の人間による娯楽としての闇賭博によるどの組織が一番早く潰れるか、といった長期的な賭けのトリックスターとして活躍しています。
「オッズを乱高下させ、視聴者のギャンブル狂いを加速させるために、意図的に混沌を作り出すプロフェッショナル」
誰もの隣人のような顔をしながら、誰もを狂わせ、見下し、しかし、寛容でよく笑います。

※早い話が売れっ子なホストみたいなひと。
ひと月の売り上げは数億円にも昇るものの、そのほとんどは家に収めていて、本人は慎まやかに生活するのが好きです。
人当たりがよく、なつっこく、あっという間に懐に入り込んでしまう不思議な魅力の持ち主に見えるでしょう。

個人で見れば、仕事に真面目で、群れの秩序や和を大事にするタイプです。甘えん坊なところもあり、仕事を求めているので、頼られたがります。人間のことが大好きでなつっこいです。

執着という名の集中力が強い反面、短期記憶は苦手です。長期記憶のほうが得意なので、二回ほどお手本を見ると完璧にこなせます。
人間ではないので反省というものはありませんが、「何か怒っているな」や「何かつらそうだな」を匂いで判別し、高い共感で理解はできています。
『犬は人間の善き隣人であり、最良の友である』をコンセプトにしています。

🐶+α🐶
口調:基本敬語です。口汚く相手を罵るとき・だいたいの感嘆詞は中国語(広東語)でRPしています。なんちゃってなので、気軽に読み取ってください。
偶に大袈裟な敬語を使ったりします。WouldをCouldに変えて呼びかけるように、相手を褒めたり、過剰に持ち上げたり、見下げたりするときにも。
性根がお調子者で、楽し気に、リズムよく話します。
「~ではございませんか?」は対主向け、依鹿さんには「~でいらっしゃる!」「~でしょうね」「~ですとも!」など、ちょっとふざけた感じ。
Well,well……のニュアンスで、少しねっとりとした演技がかった「哎呀」も使います。(もちろん、普段はOMGのニュアンスでも使っています。)

分離不安…犬の分離不安ベースで大丈夫です。
主が物理的に離れていってしまったり、お友達との距離が物理的に『お友達から』開くと興奮してつい、手を伸ばしてしまいます。自分の尻尾をおいかけたり、腕を噛んだりして自分を落ち着けようとします。
カーミングシグナル…犬のそれで大丈夫です。
喧嘩をしたくないときは目をそらし、自分の口をなめ、欠伸をしたりします。落ち着きたいときによく自分の口をなめます。
主に鼻と耳に情報を頼っており、あまり目は利いていません。なので、本人は自分の顔が整っていることを知らないでいました。(そして、家族も犬顔の妖魔人間たちなので、同じく目が利いていないので、APP18無効となっています。)
また、友達との交流で声による支配も可能となりました。
これで、大方のモブには魅惑的な声に聞こえ、貌の良さから手に入れたいと思わせる加害性を煽るようになります。

こんな調子なので「とんでもねえ中性の美人がまるで犬のように自分を愛して尽くしてくれる」というところから、主をゆっくり、そして確実に狂わせてしまいます。

本来中国語以外は話せませんが、所持している翻訳アイテムでいいかんじに会話ができています。

👣以下蛇足🐾

※シナリオ等に特に必要ない情報なので、MS様各位におかれましては、参照されたりする必要はありません。
※自己満足設定です。

【混沌】という妖魔の血を継ぐ妖魔人間で分類される人物
絶世の美貌は【一度見たら忘れられない】もので、その貌に呪われると話題。
この貌を見てしまった人に執着を与え、【どうしても手に入れたい】と思わせる加害性を煽ります。
願われれば叶え、祈られれば授け、乞われれば与えるほどの万能さを持ち、どうしてそんなことが出来るのかは誰にもわかりません。
※本人もわかっていませんが、『できる』ので行使している状態です。

🌀无貌🌀
本人が自覚のない正体です。ナイアルラトホテップです。
※本人はその名を知りませんし、『邪神』だと呼ばれるので、そうなのだろうなというあいまいな自己認識です。

混沌という祖からめちゃくちゃ排出率の悪い出生ガチャをした結果ようやく生まれた役割ですが、その記憶もなく自覚もありません。
ただ、
☞快楽に弱い
☞人を狂わせることは権能である
☞祖に対して、心から敬服しきれない
☞主の要望に何でも応えることができる(ので半陰陽です。)
という点は無意識に表層に出ています。
APP18なのもナイアルラトホテップだからなのですが、ナイアルラトホテップ自体が「おもしろがって」自分の記憶を消してニューゲームをやっている、くらいの理解で大丈夫です。
うんうん、それもまたナイアルラトホテップだね。
犬なのは人間に取り入る姿として相応しいから。『犬は人間の善き隣人であり、最良の友である』ので、人間を狂気に落とすには良いポジションだと無意識に判断しています。
主を殺してしまう時、ほとんどが貌を奪ってしまっています。

🌚模倣🌚
ナイアルラトホテップなので変幻自在。
なので両性であり、どんな主からの要望にも応じることができます。
誰かに変身したり、『能力』の模倣ができるようになりました。
声真似と称して声まで模倣します。

🔥弱点は炎です🔥

着想元
黒色…好きな色だから。
混沌→无貌…アザトースとニャルラトホテプ。
シェパード…中国ではクローン犬を警察犬として使用していることから。

気が向いたら増えます🐾

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