うさぎは草食動物である。そして草、一度食べても消化しきれない。牛が反芻をくり返して消化して栄養を吸収しているように、うさぎは食糞という行為をする。よく見かけるコロコロした糞ではなく、盲腸便というちょっとやわらかい便を食べるのである。そこまでして、初めて消化できるらしい。

そして草食動物、食いだめができない。だから日がな一日何かしら食べている。ペレットだったり、草だったり。お医者さんに聞いたら、常におなかが動いてる状態でないとダメだとのこと。止まると途端に衰弱し、命に関わるらしい。なかなか大変だ。

うさぎ、声帯がないので鳴けない。だからいつも見ていてあげないと、何をしてほしいのかわからなかったりする。慣れると餌がほしいときはお皿の前で催促するようになるし、別に意思疎通ができないわけではない。ただ話せないので、お互いを思いやるしかないだけなのだ。

トイレもきちんと覚えるし、自宅ではほぼ放し飼いの状態で飼っている。普通に犬と同じようにお皿の水を飲む。その辺にまいてある草（チモシー）を適当に食べて、テーブルの下やソファーの下で寝ていたりする。極めてマイペースなのだけれど、見ていると落ち着く。