0 玄関からがっつかれちゃう系のやーつ。
こんにち…んんっ…!?
(年下の、弟みたいに思ってる後輩くんのお部屋に呼ばれ、扉が開いたので中に入ればやや乱暴に締められる後ろのドア、少しいつもと雰囲気の違う彼にとりあえずは挨拶を、と笑顔を作れば頭二つ分高い位置から降って来る口づけに最後まで言葉を発することを許されずに)
ん…んっ…
(知る限り彼はそういう経験がないはずで、それを『どうにかして』あげよっか♡とからかったこともあったなぁくらいで今回の来訪はそういう趣旨のものではないはずだった。でも、そんな彼からの突然の口づけに戸惑いよりも何故か歓びの感情が湧き上がって、思わずに瞳をきゅっと瞑り、彼のシャツの裾を右手で掴み、その広い背中に左手を回すとそっと抱き寄せるように身体を密着させて、夢中で何度も唇を重ねてくる彼に身を任せるようにしつつ唇を少しずつ開いて深く口づけてから、水音を立てて一度離れたタイミングで、荒い息をついている彼に)
ん…ちゅ…♡ふふ…ど~しちゃったのかな?
(なんて聞くまでもない問いを飛ばし、その頬に手のひらをそっと当てて再び瞳を閉じ)
ん…ふ…ッ…は…ん…ッ
(『こちらからの許可が出た』奇襲攻撃を仕掛けたものの、こういう行動に出たこと自体が初であったろう彼にとって、わたしからの言葉は何よりの追い風…?福音…?なんでもいい、ともかく彼が一歩事を進めるのに何の障害もなくなったのだということを実感したようで、息せき切ったように何度も、何度も、そう何度もわたしに顔を接近させ、啄むように口づけてくる。勿論その事自体は心地よく、可愛らしく思えるのだが…物足りない。天然で焦らされているような気持ちになり、わたしは軽く脚を動かして彼の脚と絡めると、首の後ろに腕を回し、何度目かの啄みに対して唇を離さないようにきゅっと引き寄せる。彼は目を開いて…そうしているわたしと視線を交錯させるとどうしたらいいのかを問うように見つめてきて、それがたまらなく愛おしくなってわたしは少しだけ舌を出して、『開けて♡』というように彼の唇の合わせ目をなぞり、ノックした)
ん…んッ…♡
(『はじめて』相手はこれがたまらない、と別に何度も経験があるわけじゃないのにその味を覚えこまされてしまっている自分自身にちょっと苦笑してしまう。彼はおずおず、というように唇を開いて、する…いやニュル…といったほうが正しいわたしの舌先の侵入を許して、でもどうしたらいいのかわからなくて戸惑っている様子がわたしの背中に回したその手の、置所のなさに困っている様子から伝わってきて)
ん…んん…ッ…ふふ…ッ
(『こうだよ♡』と伝えるように、彼の口内で迷子になっていた舌をつかまえてその表面をまずは舌先で、くるりと舌の表面から側面を伝って裏側に、再び舌先に、と教えることよりもまずは彼の舌をまんべんなく味わうように舌を絡めて、彼の出方を伺えば彼も少しずつ要領を掴んできたのか積極的に舌をあわせるように動かし始め)
ふぁ…んっ…ふぉ…う…♡
(『そう♡』と発声する代わりに吐息まじりのやや間の抜けた発声でそう告げると、首の後ろに回した両手のうち、右手を背中、脇腹、そして…)