CSS (Sass) のコーディングルール #CSS #Sass version 13
#CSS ( #SCSS / #SASS )の #コーディングルール
私的(あるいはテンマド社の)CSS/SCSSコーディングについてのルールまとめです。
自分自身の整理/備忘録と、自分の書いたコードを引き継ぐなどしていじることになった人に見せる用。
# ルール設計の指針
* メンテナンス性の高さを重視
* 開発時に「迷う」「考える」部分を極力減らして余計な事を考えずに済むように
* 覚えるべきことは必要最小限に
# 前提
## Sassを使って書く
素のCSSを使うような苦行は避けます。
ほとんど好みの問題ですが、Lessは記法がちょっとよくないので、Sassを使います。
処理速度やツールセットの関係で、本家RubyのSassではなく、[node-sass](https://github.com/sass/node-sass)のほうを、大抵は[gulp-sass](https://github.com/dlmanning/gulp-sass)で走らせて使います。
## Autoprefixerなどのツールを活用して効率よく
vendor-prefix対策などは、Compass等のSassライブラリでやるのではなく、[Autoprefixer](https://github.com/postcss/autoprefixer)など[PostCSS](http://postcss.org/)方面のものを使います。
## SASS記法ではなく、SCSSのほうを使う
SASSの記法(HAMLっぽいやつ)は使わず、SCSS(よりCSSっぽい記法)のほうを使います。
学習コストが低いことと、JSライブラリ付属のCSSやネットで公開されているコードなどを取り込みやすいからです。
# コーディングルールと命名規則
## すべてクラスに対してスタイル指定し、IDで指定はしない
```scss:BAD
#main {
color:red;
}
#main ul{
color:green;
}
```
```scss:GOOD
.main{
color:red;
}
.main-list{
color:green;
}
```
ID指定でスタイルを書くことはしません。全てクラスで指定します。
IDは詳細度(selector's specificity)が高すぎて、他の場所でカスケードしてスタイルを上書きしようとした時`!important`を多発しなくてはいけなくなったり、あれこれと障害になるためです。
## 初期化/リセット的なことをする部分以外で、タグに対してスタイル指定をしない
```scss:BAD
.some-class ul{
color:red;
}
ul.some-class li{
color:red;
}
```
```scss:GOOD
.some-class-list{
color:red;
}
.some-class-list-item{
color:red;
}
```
リセット/初期化する部分を除いて、タグ名で、あるいはタグ名を含めたスタイル指定は一切せず、面倒でも全部クラスを割り振り、クラスに対していスタイル指定をします。
タグの構造は、制作していく上の都合やJSとの兼ね合いで変えることがよくあるので、その際に書き換える手間を減らし、HTMLの構造とCSSによるスタイリングを極力分離しておくためです。
例外として、たとえばMarkdownパーサが出力するHTMLなど、クラスの割り当てられない部分で、かつタグにスタイルを指定するのが妥当な部分は除きます。
## クラス名はハイフン区切りで全て小文字
```scss:BAD
.snakecase_class{
color:red;
}
.camelCaseClass{
color:red;
}
.Has-Capital-CLASS{
color:red;
}
```
```scss:GOOD
.good-class-definition{
color:red;
}
```
クラス名は小文字の英数字+ハイフン区切りを基本とします。
シフトキー押さなくていいので楽ですし、大文字小文字のタイプミスでスタイルが当たらなくてうんうん悩む事も減るからです。
例外として、Angularアプリを書いていてdirective名とCSSの接頭辞を合わせたい、CSS増えすぎて小文字だけだとつらい、などの理由がある時に、接頭辞部分(一番先頭の部分)に限り、camelCaseを使ったりするのはアリです。
## クラス名の先頭部分と、それが定義されているファイル名を一致させる
```:GOOD
クラス名の先頭部分(最初のハイフンが登場する前の部分)と、それが定義されているファイル名が必ず一致するようにします。
たとえば、`.mypage-nav`というクラスのスタイル指定は、`_my.scss`に書くようにします。
## グローバルなクラスは`.g-`で始め、`_g.scss`もしくは`_global.scss`に書く
```css:GOOD
/* _header.scss */
.header{ ... }
.header-logo{ ... }
.header-nav{ ... }
```
特定の部分やページ
```css:BAD
/* _header.scss */
.my-awesome-header{ ... }
.alternative-header{ ... }
```
## クラスのネストは2段階まで、を基本とする
もし、一つのファイルにクラス定義が多くなってきた場合は、ファイル分けも可能ですが、ルールは同じです。
例えば`.main-xxxx`というクラスが非常に多くなって`_main.scss`が肥大化し、メンテしづらくなってきた場合、`.main-content-`で始まるものを別ファイルに切り出して`_main-content.scss`に書くようにします。
* `.g-`で始まる「グローバルなクラス」
* 同一ファイル内にある、同じ接頭辞のクラス
こうすることで、クラス名を見た瞬間にそれがどのファイルに書かれているのかがわかるようになり、開発効率が上がります。
同時に他のファイルに書かれたクラスと同じクラスをうっかり指定して上書きしてしまうような事故も防げます。
のみネストして上書きできます。
## グローバルなクラスは必ず`.g-`で始める
それ以外のネストは基本的に禁止です。
こうすることで
サイト全体で使うようなスタイル(たとえばボタンやform要素)は、全て`.g-`で始まるクラスを使ってスタイル指定します。で、当然、`_g.scss`に書きます。
* `.g-`のクラスは、グローバルなクラスなので、変更するとサイト全体のいろんなところに影響が出るため、慎重に変更が必要だということがわかりやすくなります
* それ以外のクラスは、同一ファイル内にあるものだけ考えればよいので、確認の必要な範囲が最小限で済み、変更が気軽にできるようになります
`.g-`が頭についたクラスはサイト全体で使われているということになるので、スタイルを変更する時には注意が必要です。
## クラスのネストは2階層まで、を基本とする
クラスのネストは基本的に2階層までで指定します。
Sassだと深いネストなど楽に書けるのでついついやってしまいますが避けます。
```css:BAD
.my-parent .my-child .my-element{ ... }
```
```css:GOOD
.my-parent .my-child .my-element{ ... }
```
基本的にやっていいのは
```css
.my-module{
.g-btn{ /* グローバルなクラスの定義を上書き */ }
}
```
といった感じで、`.g-`で始まるグローバルなクラスのスタイルを、グローバルじゃないクラスの中で上書きしてカスタムするような場合と、
```css
.my-module{ ... }
.my-module-element{ ... }
.my-module-alt{ ... }
.my-module-alt{
.my-module-element{ ... }
}
```
といった感じで、**同じファイル内の同じ接頭辞のクラス** で
それ以外のネストはできる限り避けます。
クラスを多く重ねると詳細度が上がり、他の部分でそれを上書きするスタイルの定義が難しくなるためです。
## `@keyframe`のアニメーション名の先頭部分もファイル名に合わせる
とにかく名前を付ける必要のあるものは、名前の先頭部分とファイル名が一致するようにします。
# ファイル分け
## ◎ 基本的なディレクトリ構造
## ◎ クラス名の接頭辞と、そのクラスの書かれたファイル名を一致させる
* どのクラスがどのファイルに書かれているか、が瞬時にわかるようになり、sourcemapのようなものがほとんど要らなくなります。
* 他のファイルに同名のクラスやアニメーション名、変数名などが存在しているのではないか、という心配をする必要がなくなります
なお、
* `_x.scss`(あるいは_x-hoge.scss)
* `_mode.scss`(あるいは_mode-hoge.scss)
は後述のJavascriptとの連携に関わる予約語的なものなので、作成禁止です。
## ◎ ファイルが大きくなった場合は、接頭辞の前の部分をベースにディレクトリ化する
# Javascriptとの連携
## ◎ Javascriptから使うクラスは「.x-」で始め、CSS側でそのクラスは絶対に使わない
Javascriptで要素の取得やDOM操作のために使うclassは、全て「.x-」で始めるようにし、この「.x-」で始まるクラスに対してはCSSでスタイル指定をしては**いけません**。
「.x-」をつけるのは、HTML上で、この要素はJavascriptで操作に使っているので変更に注意が必要、ということを明示するためです。
一方で、JavascriptでのDOM操作と、CSSでのスタイル指定はできるかぎり切り離しておいたほうがよいので、「.x-」のついたクラスに対してスタイルを当てることは絶対にしないようにします。
JavascriptとCSSの連携については、後述の「.mode-」のついたクラスでコントロールします。
## ◎ JSで使うIDは「x」で始めたcamelCaseとし、CSS側でそのIDは絶対に使わない
jsでのDOM操作のためにIDを割り当てる場合は`id="xSomeElement"`というようにxから始まるcamelCaseで指定します。
CSS側ではこのIDに対してスタイルを当てるようなことはしてはいけません(まあ、そもそもIDは使ってはいけないのですが…)
## ◎ JSとCSSで連携する場合は`.mode-`というクラスを通して行う
要素のアニメーションなどはできる限りCSSのtransitionやanimationで行います。
その際、JS側では`.mode-`と頭についたクラスの追加と削除のみを行い、CSS側ではその`.mode-`と頭についたクラスを使ってアニメーション
# Sass
## ◎ Sassの変数名はスネークケースで書く
ハイフンは使わず、`$some_sass_vars`といったような、アンダースコア区切り+小文字のスネークケースで変数を定義します。
```scss:BAD
$base-margin: 12px;
$basePadding: 12px;
```
```scss:BAD
$base_margin: 12px;
$base_padding: 12px;
```
ハイフンを使わないのは、クラス名と区別をつけやすくすることと、SASSだと「-」が演算子としても機能するので、それとの区別をつけて意図しない演算などを防ぐためです。
## ◎ SASSの変数名も、ファイル名と一致させる
変数名は、ファイル名と同じ接頭辞で始めます。
```scss:_header.scss
/* GOOD */
$header_color: #999;
/* BAD */
$color_of_header: #999;
```
唯一の例外として、下記のとおり「$g_」で始まるものだけルールが違います
## ◎ SASSのグローバル変数は`_vars.scss`に書き、`$g_`で始める
```scss:_vars.scss
/* _vars.scssにグローバル変数をまとめておく */
$g_color_border: #999;
$g_color_text: #333;
$g_radius: 5px;
$g_header_height: 30px;
...
```
※ まあ別に`$vars_`とかでもいいんだけどね。。
## ◎ `@extend`は出来る限り避ける
`@extend`は、extend元のスタイルを変更した時に影響する範囲が見えず、意図しない部分に影響が出たりするのでできる限り避けます。
代わりに、
* 同じスタイルならできるだけ同じクラス名を割り振る
* 似たスタイルならクラスを複数振って上書きして調整する
* extendsしたいようなクラスは`.g-`のクラスとして定義して、ネストさせる
のを推奨です。
`@extend`を活用したSASSライブラリなどを使う場合は除きます。
## ◎ レスポンシブ対応はmixinで行う
ここはまだ練ってるところです。
今のところ以下のようなコードでやってます。
```scss:_mixins.scss
```
※もっとスマートにわかりやすく書ける方法があれば知りたい
# その他
## BEMなどを使わない理由
BEMは、画面設計がしっかりできていて、CSSの設計に時間がかけられる場合はよいですが、だいたい自分の作るようなものは日々変化の多いものなので、
* ルールとしてやや複雑すぎる
* っていうかどれがBlockでどれがElementでどれがModifierだとかあれこれ余計な事を考えたくない
* 一つのモジュールのつもりで書いていたものの中のパーツをモジュールとして切り出したくなるとかいった変更をしたくなった時にストレス
といった理由で採用していません。
私的(あるいはテンマド社の)CSS/SCSSコーディングについてのルールまとめです。
自分自身の整理/備忘録と、自分の書いたコードを引き継ぐなどしていじることになった人に見せる用。
ルール設計の指針
- メンテナンス性の高さを重視
- 開発時に「迷う」「考える」部分を極力減らして余計な事を考えずに済むように
- 覚えるべきことは必要最小限に
前提
Sassを使って書く
素のCSSを使うような苦行は避けます。
ほとんど好みの問題ですが、Lessは記法がちょっとよくないので、Sassを使います。
処理速度やツールセットの関係で、本家RubyのSassではなく、node-sassのほうを、大抵はgulp-sassで走らせて使います。
Autoprefixerなどのツールを活用して効率よく
vendor-prefix対策などは、Compass等のSassライブラリでやるのではなく、AutoprefixerなどPostCSS方面のものを使います。
SASS記法ではなく、SCSSのほうを使う
SASSの記法(HAMLっぽいやつ)は使わず、SCSS(よりCSSっぽい記法)のほうを使います。
学習コストが低いことと、JSライブラリ付属のCSSやネットで公開されているコードなどを取り込みやすいからです。
コーディングルールと命名規則
すべてクラスに対してスタイル指定し、IDで指定はしない
#main {
color:red;
}
#main ul{
color:green;
}
BAD.main{
color:red;
}
.main-list{
color:green;
}
GOODID指定でスタイルを書くことはしません。全てクラスで指定します。
IDは詳細度(selector's specificity)が高すぎて、他の場所でカスケードしてスタイルを上書きしようとした時!important
を多発しなくてはいけなくなったり、あれこれと障害になるためです。
初期化/リセット的なことをする部分以外で、タグに対してスタイル指定をしない
.some-class ul{
color:red;
}
ul.some-class li{
color:red;
}
BAD.some-class-list{
color:red;
}
.some-class-list-item{
color:red;
}
GOODリセット/初期化する部分を除いて、タグ名で、あるいはタグ名を含めたスタイル指定は一切せず、面倒でも全部クラスを割り振り、クラスに対していスタイル指定をします。
タグの構造は、制作していく上の都合やJSとの兼ね合いで変えることがよくあるので、その際に書き換える手間を減らし、HTMLの構造とCSSによるスタイリングを極力分離しておくためです。
例外として、たとえばMarkdownパーサが出力するHTMLなど、クラスの割り当てられない部分で、かつタグにスタイルを指定するのが妥当な部分は除きます。
クラス名はハイフン区切りで全て小文字
.snakecase_class{
color:red;
}
.camelCaseClass{
color:red;
}
.Has-Capital-CLASS{
color:red;
}
BAD.good-class-definition{
color:red;
}
GOODクラス名は小文字の英数字+ハイフン区切りを基本とします。
シフトキー押さなくていいので楽ですし、大文字小文字のタイプミスでスタイルが当たらなくてうんうん悩む事も減るからです。
例外として、Angularアプリを書いていてdirective名とCSSの接頭辞を合わせたい、CSS増えすぎて小文字だけだとつらい、などの理由がある時に、接頭辞部分(一番先頭の部分)に限り、camelCaseを使ったりするのはアリです。
クラス名の先頭部分と、それが定義されているファイル名を一致させる
クラス名の先頭部分(最初のハイフンが登場する前の部分)と、それが定義されているファイル名が必ず一致するようにします。
たとえば、.mypage-nav
というクラスのスタイル指定は、_my.scss
に書くようにします。
/* _header.scss */
.header{ ... }
.header-logo{ ... }
.header-nav{ ... }
GOOD/* _header.scss */
.my-awesome-header{ ... }
.alternative-header{ ... }
BADもし、一つのファイルにクラス定義が多くなってきた場合は、ファイル分けも可能ですが、ルールは同じです。
例えば.main-xxxx
というクラスが非常に多くなって_main.scss
が肥大化し、メンテしづらくなってきた場合、.main-content-
で始まるものを別ファイルに切り出して_main-content.scss
に書くようにします。
こうすることで、クラス名を見た瞬間にそれがどのファイルに書かれているのかがわかるようになり、開発効率が上がります。
同時に他のファイルに書かれたクラスと同じクラスをうっかり指定して上書きしてしまうような事故も防げます。
グローバルなクラスは必ず.g-
で始める
サイト全体で使うようなスタイル(たとえばボタンやform要素)は、全て.g-
で始まるクラスを使ってスタイル指定します。で、当然、_g.scss
に書きます。
.g-
が頭についたクラスはサイト全体で使われているということになるので、スタイルを変更する時には注意が必要です。
クラスのネストは2階層まで、を基本とする
クラスのネストは基本的に2階層までで指定します。
Sassだと深いネストなど楽に書けるのでついついやってしまいますが避けます。
.my-parent .my-child .my-element{ ... }
BAD.my-parent .my-child .my-element{ ... }
GOOD基本的にやっていいのは
.my-module{
.g-btn{ /* グローバルなクラスの定義を上書き */ }
}
といった感じで、.g-
で始まるグローバルなクラスのスタイルを、グローバルじゃないクラスの中で上書きしてカスタムするような場合と、
.my-module{ ... }
.my-module-element{ ... }
.my-module-alt{ ... }
.my-module-alt{
.my-module-element{ ... }
}
といった感じで、同じファイル内の同じ接頭辞のクラス で
それ以外のネストはできる限り避けます。
クラスを多く重ねると詳細度が上がり、他の部分でそれを上書きするスタイルの定義が難しくなるためです。
@keyframe
のアニメーション名の先頭部分もファイル名に合わせる
とにかく名前を付ける必要のあるものは、名前の先頭部分とファイル名が一致するようにします。
ファイル分け
◎ 基本的なディレクトリ構造
◎ クラス名の接頭辞と、そのクラスの書かれたファイル名を一致させる
- どのクラスがどのファイルに書かれているか、が瞬時にわかるようになり、sourcemapのようなものがほとんど要らなくなります。
- 他のファイルに同名のクラスやアニメーション名、変数名などが存在しているのではないか、という心配をする必要がなくなります
なお、
_x.scss
(あるいは_x-hoge.scss)_mode.scss
(あるいは_mode-hoge.scss)
は後述のJavascriptとの連携に関わる予約語的なものなので、作成禁止です。
◎ ファイルが大きくなった場合は、接頭辞の前の部分をベースにディレクトリ化する
Javascriptとの連携
◎ Javascriptから使うクラスは「.x-」で始め、CSS側でそのクラスは絶対に使わない
Javascriptで要素の取得やDOM操作のために使うclassは、全て「.x-」で始めるようにし、この「.x-」で始まるクラスに対してはCSSでスタイル指定をしてはいけません。
「.x-」をつけるのは、HTML上で、この要素はJavascriptで操作に使っているので変更に注意が必要、ということを明示するためです。
一方で、JavascriptでのDOM操作と、CSSでのスタイル指定はできるかぎり切り離しておいたほうがよいので、「.x-」のついたクラスに対してスタイルを当てることは絶対にしないようにします。
JavascriptとCSSの連携については、後述の「.mode-」のついたクラスでコントロールします。
◎ JSで使うIDは「x」で始めたcamelCaseとし、CSS側でそのIDは絶対に使わない
jsでのDOM操作のためにIDを割り当てる場合はid="xSomeElement"
というようにxから始まるcamelCaseで指定します。
CSS側ではこのIDに対してスタイルを当てるようなことはしてはいけません(まあ、そもそもIDは使ってはいけないのですが…)
◎ JSとCSSで連携する場合は.mode-
というクラスを通して行う
要素のアニメーションなどはできる限りCSSのtransitionやanimationで行います。
その際、JS側では.mode-
と頭についたクラスの追加と削除のみを行い、CSS側ではその.mode-
と頭についたクラスを使ってアニメーション
Sass
◎ Sassの変数名はスネークケースで書く
ハイフンは使わず、$some_sass_vars
といったような、アンダースコア区切り+小文字のスネークケースで変数を定義します。
$base-margin: 12px;
$basePadding: 12px;
BAD$base_margin: 12px;
$base_padding: 12px;
BADハイフンを使わないのは、クラス名と区別をつけやすくすることと、SASSだと「-」が演算子としても機能するので、それとの区別をつけて意図しない演算などを防ぐためです。
◎ SASSの変数名も、ファイル名と一致させる
変数名は、ファイル名と同じ接頭辞で始めます。
/* GOOD */
$header_color: #999;
/* BAD */
$color_of_header: #999;
_header.scss唯一の例外として、下記のとおり「$g_」で始まるものだけルールが違います
◎ SASSのグローバル変数は_vars.scss
に書き、$g_
で始める
/* _vars.scssにグローバル変数をまとめておく */
$g_color_border: #999;
$g_color_text: #333;
$g_radius: 5px;
$g_header_height: 30px;
...
_vars.scss※ まあ別に$vars_
とかでもいいんだけどね。。
◎ @extend
は出来る限り避ける
@extend
は、extend元のスタイルを変更した時に影響する範囲が見えず、意図しない部分に影響が出たりするのでできる限り避けます。
代わりに、
- 同じスタイルならできるだけ同じクラス名を割り振る
- 似たスタイルならクラスを複数振って上書きして調整する
- extendsしたいようなクラスは
.g-
のクラスとして定義して、ネストさせる
のを推奨です。
@extend
を活用したSASSライブラリなどを使う場合は除きます。
◎ レスポンシブ対応はmixinで行う
ここはまだ練ってるところです。
今のところ以下のようなコードでやってます。
_mixins.scss※もっとスマートにわかりやすく書ける方法があれば知りたい
その他
BEMなどを使わない理由
BEMは、画面設計がしっかりできていて、CSSの設計に時間がかけられる場合はよいですが、だいたい自分の作るようなものは日々変化の多いものなので、
- ルールとしてやや複雑すぎる
- っていうかどれがBlockでどれがElementでどれがModifierだとかあれこれ余計な事を考えたくない
- 一つのモジュールのつもりで書いていたものの中のパーツをモジュールとして切り出したくなるとかいった変更をしたくなった時にストレス
といった理由で採用していません。