【体験談】田舎で心療内科に行ったらカウンセリングは別だった件 version 1

2023/01/11 11:22 by happy_ni_naroune
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【体験談】田舎で心療内科に行ったらカウンセリングは別だった件
# はじめに

これはあくまで一人の体験談です。
適切な医療ないし支援を受けるには、その人の住んでいる地域や自治体、その人の環境や金銭面や生活背景や抱えるスティグマ、また周囲との関係性がかなり関わってきます。
誰もが傷つけたり傷つかないようにするために、筆者個人の体験談が少しでも参考になればと思ってまとめたものです。


===================================


山に囲まれし素敵な田舎に住んでいる筆者は現在、【精神科・心療内科】と併記された病院に1年以上通いながら、そこの臨床心理士によるカウンセリングを受けています。


数年前から都会に住んでいるメンタルクリニックに通っている友人たちから「カウンセリングを受けてみるのもいいよ、ご褒美みたいな感じに気軽に行けるよ」と言ってもらっていたのですが(ありがたいなと感じていました)、なんと山に囲まれた地元にはカウンセリング業をやっているところがなかったのです!
ちょっと電車に40分ほど乗らないと無さそうです。その時は仕事も忙しく、通院も疲れそうだったので諦めました。

===================================

話は戻って数ヶ月前。
筆者は元々心理学などを学んだ人達(専門家ではない)からのマイクロアグレッションや決めつけによる忌避感が強かったのですが、いざ「オンラインでもカウンセリングやってるんだ〜。受けてみたほうがいいかも、受けてみたい!」と思ったら、なんと「服薬治療中の方は主治医とご相談ください(つまりオンラインカウンセリングも受けられない)」と書かれているではありませんか!

後述しますが確かにそれは正しいんです、正しいんですがカウンセリングを受けたかったので、また詰んでしまいました。
通院先の精神科医師(いつもたっぷりお話をきいてくれる)んですが、あれはあくまで服薬治療のためのヒアリングだったんですね。病院や医師によっては診察は数分で終わるのも、服薬治療のためのヒアリングです。
人によるけど診察はお薬のための状況把握のためで、感情の整理や訓練のカウンセリングではなかったことに筆者はようやく気付きました。

===================================

そこで担当医に「ここの臨床心理士によるカウンセリングも受けたいです」と切り出したところ、「何を目的に受けたいのですか?」と返されて、ウッ!?となってしまいました。めげないぞ…!人によってはここで詰んでしまうだろうなぁと思いながら。
「お薬以外にも、自分自身の把握が難しくて頑張りすぎてしまったり、認知行動療法のようなものが自分には必要だと感じたからです」
と伝えたところ、臨床心理士による「カウンセリングを受けるにあたっての説明と同意書」を15分ほど受けました。


その後筆者は、無事に相性の良い臨床心理士を担当につけてもらい、医師と連携しながらのカウンセリングを受けられるようになりました。

このように地域差によって、かなり精神医療にかかることorカウンセリングにかかることのハードルが違うんだと痛感したので、ここに記しておこうと思った次第です。


# ◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇


# おはなし①ヒアリングとカウンセリングの違い


●精神医療(保険診療内)→精神科・心療内科・メンタルクリニックの一部…症状の寛解や緩和のため、医師が服薬や処方のためのヒアリングをし、薬を処方するところ。

●カウンセリング(自由診療内)→臨床心理士がカウンセリングを行い、傾聴することで感情や状況の整理、問題に対する認知行動療法などを提案ないし共に実施出来るように伴走してくれるところ。

===================================

【A】精神医療は地域差も大きく、山が多い地域では昔から精神医療が発達しており入院施設があることも多いです。
特に精神医療の歴史が長い地域は、住民へのスティグマの軽減のために理解のある病院もあれば、時代に合わせてのアップデートができていない病院もあります。
こういった地域ではヒアリングが多くてカウンセリング業は少なく、精神医療にかかることが先になっている場合があります。


【B】逆に人口の多い自治体だと、メンタルクリニックや心療内科が多い傾向にあります。
しかしながら土地の関係で入院施設を併設している病院は多くなく、精神医療よりもカウンセリング業が発展している場合もあります。
住民へのスティグマの軽減のために理解のある病院もあれば、時代に合わせてのアップデートができていない病院もあります。


どちらにせよ相性の良し悪しはあるので、「合わないなぁ…」と感じたらセカンド・オピニオンとして転院してOKです!
また1から説明するのが面倒だなぁ…という場合、経緯を手書きなりプリントするなりして渡すとスムーズなようです。

近くにどんな病院があるか知りたい時は、ユビーAIを活用するのも良いかもです。
→ https://ubie.app/


# ◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇


# おはなし② どうしたら受けられる?

1.【A→Bは場合によって困難が生じることも】
2.【B→Aは連携しやすい】

1.【A→B】
先に精神医療に通っている(=服薬している)場合、服薬による改善がメインとなるため、別の場所やオンラインでのカウンセリングなどは断られます…
ただ主治医にカウンセリングを受けたい旨を相談すれば、連携している臨床心理士(病院内にいることが多い)とのカウンセリングを受けることが出来ます。

2.【B→A】
先にカウンセリングを受けている場合、より改善のために服薬などを必要と判断されたら精神医療(または傷病の診断)にもかかることが出来ます。
ただカウンセラーの力量によっては精神医療に繋がりにくい場合もあります。
もし精神医療に通う場合も、おなじカウンセラーとのカウンセリングを併用出来ることもあります(病院・カウンセラーによりけりです)


# ◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇


# まとめ

●地域、病院や医師、臨床心理士によって、適切な改善方法にアクセスできるかどうかの時点でまず差があります。

●精神医療かカウンセリングか、どちらを先に受けているかでハードルも変わってくることもあります。

●誰かに病院なりカウンセリングの受診をすすめる際は、相手の背景(環境や意志や金銭面、信頼関係の有無など)が重要になってきます。

●関係性や言い方、相手の状況によっては「病院に行ってみたら?」「カウンセリングに行ってみたら?」の言葉に傷つく可能性もあります。

↑↑↑↑

これらの背景を踏まえて、「こういうものもあるよ」と以下のものを提案するのも効果的だと思われます。


# ◆ユビーAI
→ https://ubie.app/
当てはまる症状or状況を選択していくと、近隣の何科にいけば良さそうか候補がたくさん挙がってくるため、医療にアクセスしやすくなります。
(筆者もユビーAIを使って精神科に通う事を決意しました)


# ◆支援を使いこなそう!お悩みハンドブック
→ https://compass.graffer.jp/handbook/landing
とにかく自分が使えそうな社会資源や福祉サービスなどを知ることが出来ます。


# ◆全国の社会福祉協議会(社協)
→ https://www.shakyo.or.jp/
「なんでも相談室」のような場所があるので、自分に使える福祉サービスはないか相談してみましょう!
(市役所は支援の申請をする場所なので、社会福祉協議会に相談してみた方が親身になってくれることが多いです。)


# ◆自立支援医療制度
(精神科通院時の保険診療費が1割負担になる制度)
→ https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/hukushi_kaigo/shougaishahukushi/jiritsu/gaiyo.html

精神科or心療内科通院の場合は市役所の障害福祉課にて「自立支援医療制度」を申請すると、保険診療費が3割負担→1割負担になりかなり助かります。
(体感で支払いが半分くらいになります。自由診療のカウンセリングは利用できません…!)



# ◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇


# さいごに


あくまで筆者が体験したことで得た情報ですが、ここまで読んで下さってありがとうございました。
あなたの大切な人が穏やかになれるよう、またあなたご自身も穏やかになれるよう、この体験談が少しでも役立つことがあれば幸いです。

      

はじめに

これはあくまで一人の体験談です。
適切な医療ないし支援を受けるには、その人の住んでいる地域や自治体、その人の環境や金銭面や生活背景や抱えるスティグマ、また周囲との関係性がかなり関わってきます。
誰もが傷つけたり傷つかないようにするために、筆者個人の体験談が少しでも参考になればと思ってまとめたものです。

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山に囲まれし素敵な田舎に住んでいる筆者は現在、【精神科・心療内科】と併記された病院に1年以上通いながら、そこの臨床心理士によるカウンセリングを受けています。

数年前から都会に住んでいるメンタルクリニックに通っている友人たちから「カウンセリングを受けてみるのもいいよ、ご褒美みたいな感じに気軽に行けるよ」と言ってもらっていたのですが(ありがたいなと感じていました)、なんと山に囲まれた地元にはカウンセリング業をやっているところがなかったのです!
ちょっと電車に40分ほど乗らないと無さそうです。その時は仕事も忙しく、通院も疲れそうだったので諦めました。

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話は戻って数ヶ月前。
筆者は元々心理学などを学んだ人達(専門家ではない)からのマイクロアグレッションや決めつけによる忌避感が強かったのですが、いざ「オンラインでもカウンセリングやってるんだ〜。受けてみたほうがいいかも、受けてみたい!」と思ったら、なんと「服薬治療中の方は主治医とご相談ください(つまりオンラインカウンセリングも受けられない)」と書かれているではありませんか!

後述しますが確かにそれは正しいんです、正しいんですがカウンセリングを受けたかったので、また詰んでしまいました。
通院先の精神科医師(いつもたっぷりお話をきいてくれる)んですが、あれはあくまで服薬治療のためのヒアリングだったんですね。病院や医師によっては診察は数分で終わるのも、服薬治療のためのヒアリングです。
人によるけど診察はお薬のための状況把握のためで、感情の整理や訓練のカウンセリングではなかったことに筆者はようやく気付きました。

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そこで担当医に「ここの臨床心理士によるカウンセリングも受けたいです」と切り出したところ、「何を目的に受けたいのですか?」と返されて、ウッ!?となってしまいました。めげないぞ…!人によってはここで詰んでしまうだろうなぁと思いながら。
「お薬以外にも、自分自身の把握が難しくて頑張りすぎてしまったり、認知行動療法のようなものが自分には必要だと感じたからです」
と伝えたところ、臨床心理士による「カウンセリングを受けるにあたっての説明と同意書」を15分ほど受けました。

その後筆者は、無事に相性の良い臨床心理士を担当につけてもらい、医師と連携しながらのカウンセリングを受けられるようになりました。

このように地域差によって、かなり精神医療にかかることorカウンセリングにかかることのハードルが違うんだと痛感したので、ここに記しておこうと思った次第です。

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おはなし①ヒアリングとカウンセリングの違い

●精神医療(保険診療内)→精神科・心療内科・メンタルクリニックの一部…症状の寛解や緩和のため、医師が服薬や処方のためのヒアリングをし、薬を処方するところ。

●カウンセリング(自由診療内)→臨床心理士がカウンセリングを行い、傾聴することで感情や状況の整理、問題に対する認知行動療法などを提案ないし共に実施出来るように伴走してくれるところ。

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【A】精神医療は地域差も大きく、山が多い地域では昔から精神医療が発達しており入院施設があることも多いです。
特に精神医療の歴史が長い地域は、住民へのスティグマの軽減のために理解のある病院もあれば、時代に合わせてのアップデートができていない病院もあります。
こういった地域ではヒアリングが多くてカウンセリング業は少なく、精神医療にかかることが先になっている場合があります。

【B】逆に人口の多い自治体だと、メンタルクリニックや心療内科が多い傾向にあります。
しかしながら土地の関係で入院施設を併設している病院は多くなく、精神医療よりもカウンセリング業が発展している場合もあります。
住民へのスティグマの軽減のために理解のある病院もあれば、時代に合わせてのアップデートができていない病院もあります。

どちらにせよ相性の良し悪しはあるので、「合わないなぁ…」と感じたらセカンド・オピニオンとして転院してOKです!
また1から説明するのが面倒だなぁ…という場合、経緯を手書きなりプリントするなりして渡すとスムーズなようです。

近くにどんな病院があるか知りたい時は、ユビーAIを活用するのも良いかもです。
https://ubie.app/

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おはなし② どうしたら受けられる?

1.【A→Bは場合によって困難が生じることも】
2.【B→Aは連携しやすい】

1.【A→B】
先に精神医療に通っている(=服薬している)場合、服薬による改善がメインとなるため、別の場所やオンラインでのカウンセリングなどは断られます…
ただ主治医にカウンセリングを受けたい旨を相談すれば、連携している臨床心理士(病院内にいることが多い)とのカウンセリングを受けることが出来ます。

2.【B→A】
先にカウンセリングを受けている場合、より改善のために服薬などを必要と判断されたら精神医療(または傷病の診断)にもかかることが出来ます。
ただカウンセラーの力量によっては精神医療に繋がりにくい場合もあります。
もし精神医療に通う場合も、おなじカウンセラーとのカウンセリングを併用出来ることもあります(病院・カウンセラーによりけりです)

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まとめ

●地域、病院や医師、臨床心理士によって、適切な改善方法にアクセスできるかどうかの時点でまず差があります。

●精神医療かカウンセリングか、どちらを先に受けているかでハードルも変わってくることもあります。

●誰かに病院なりカウンセリングの受診をすすめる際は、相手の背景(環境や意志や金銭面、信頼関係の有無など)が重要になってきます。

●関係性や言い方、相手の状況によっては「病院に行ってみたら?」「カウンセリングに行ってみたら?」の言葉に傷つく可能性もあります。

↑↑↑↑

これらの背景を踏まえて、「こういうものもあるよ」と以下のものを提案するのも効果的だと思われます。

◆ユビーAI

https://ubie.app/
当てはまる症状or状況を選択していくと、近隣の何科にいけば良さそうか候補がたくさん挙がってくるため、医療にアクセスしやすくなります。
(筆者もユビーAIを使って精神科に通う事を決意しました)

◆支援を使いこなそう!お悩みハンドブック

https://compass.graffer.jp/handbook/landing
とにかく自分が使えそうな社会資源や福祉サービスなどを知ることが出来ます。

◆全国の社会福祉協議会(社協)

https://www.shakyo.or.jp/
「なんでも相談室」のような場所があるので、自分に使える福祉サービスはないか相談してみましょう!
(市役所は支援の申請をする場所なので、社会福祉協議会に相談してみた方が親身になってくれることが多いです。)

◆自立支援医療制度

(精神科通院時の保険診療費が1割負担になる制度)
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/hukushi_kaigo/shougaishahukushi/jiritsu/gaiyo.html

精神科or心療内科通院の場合は市役所の障害福祉課にて「自立支援医療制度」を申請すると、保険診療費が3割負担→1割負担になりかなり助かります。
(体感で支払いが半分くらいになります。自由診療のカウンセリングは利用できません…!)

◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇

さいごに

あくまで筆者が体験したことで得た情報ですが、ここまで読んで下さってありがとうございました。
あなたの大切な人が穏やかになれるよう、またあなたご自身も穏やかになれるよう、この体験談が少しでも役立つことがあれば幸いです。