◎1階
【エントランス】
中華風の調度品で揃えられたエントランス。白い大きな霊柩馬車が中央に置かれている。

【食堂】
煌びやかな中華料理店のような内装の食堂。座席は全員分用意されている。席に着くと給仕が注文を取りに来るシステム。メニューは和洋中全て取り揃えられている。口元に傷がある二人の給仕が銀のナイフを磨いている。

【厨房】
調理器具が一通り揃った広い厨房。調理器具や冷蔵庫の食材は好きに使っていいようだ。鶏ガラの匂いが漂う奥には白髪の幼い少女が小さな手で仕込みをしている。

【応接室】
扉を開けると荘厳な絵画や彫像が貴方を出迎える。机やラグはオリエンタル風のデザインの物で統一されている。鳥籠の中の鳥は剥製だ。トランプやボードゲームが豊富に取り揃えられている。左手の薬指が欠けた女性が一人でボードゲームを嗜んでいる。

【書庫】
薄暗く黴臭さのある部屋。窓が無い。本棚には少女漫画やライトノベルが収められている。流行りの作品は大体見つかる。本の持ち出しは自由。額に傷がある少年が本の修繕をしている。

【書斎】
必要最低限の物だけが置かれた質素な部屋。本棚には古今東西の美術に関する本が所狭しと並べられている。机でソワレが書き仕事をしている。

【寝室】
ソワレの寝室。拙い字で書かれたネームプレートにはソワレと記されている。鍵が掛かっていて入る事は出来ない。


◎2階

【個室】
広々とした清潔感のある部屋。バストイレ付き。シンプルなデザインのインテリアで統一されているがソワレに頼めば好みの物を用意してくれるようだ。

【リネン室】
シーツやタオル類が置かれている。洗濯に出した分は部屋に戻ってくるが、それ以上に必要ならここから持って行く必要がある。

【シアター】
受付で見たい映画を選ぶ。音響にかなりこだわっているらしい。ラインナップはモノクロ映画が多いが不朽の名作ばかり。眼鏡を掛けた女性がにこやかに貴方を迎える。

【てんしんや】
出張点心屋 黒猫と彫られた看板が掲げられている。軽食や飲み物が売られており映画のお供に丁度良さそう。
腹部に傷のある少女が店番をしている。

◎地下

【倉庫】
日用雑貨や消耗品が備蓄されている。必要な物は適宜自分で持ち出していいようだ。物が多いので何かが失くなってもすぐに気付くのは難しい。

【武器庫】
銃火器や刃物や爆発物に至るまであらゆる武器がマニュアル付きで丁寧に保管されている。鍵は掛かっていないため簡単に持ち出せる。

【ランドリールーム】
指定の袋に洗濯物を入れて小窓から投げ込むと翌日返却される。部屋の中からは重い機械音が聞こえる。小窓に注意書きが貼られているが文字が掠れていて読めない。

【食糧庫】
広くて薄暗い食糧庫。新鮮な野菜や肉のみならずインスタント食品や缶詰も貯蔵されている。厨房と直通のエレベーターが設置されているが重量制限がある。

【エレベーター】
更に地下へ下る為のエレベーターらしい。ボタンを押しても反応が無い。


◎屋上

【庭園】
よく手入れされた美しい庭園。隅の方では薬の材料となる植物も植えられている。毒のある植物が育てられていれるスペースは区切られていて分かりやすい。

【おちゃや】
九龍城砦を彷彿とさせる無機質で雑然とした違法建築物。中は結構綺麗。1階が漢方薬局、2階が点心屋となっている。

【おちゃや1階】
生薬の匂いが鼻に付く。店には数えきれないほどの引き出しや瓶が並んでいる。不機嫌そうな女性がカウンターで作業をしている。

【おちゃや2階】
白と黒のツートンヘアの二人が愛想良くお客様を出迎える。赤い提灯がぶら下がった店内では点心と中国茶を楽しめる。お代は出世払いで！と大きく書かれている。

◎別館
【作業場】
ソワレの作業場。修復が必要な美術品や何に使うか想像出来ないような器具が置かれている。無闇に触れない方が良さそうだ。
奥に布が掛かった絵が置いてある。