“微睡みの龍”クォーツ

情報１（公開情報）
暗黒街の外れ辺りで眠り続ける黒鱗龍。
眠っているだけで特に何もしないが、何もしないが故に、暗黒街でも弱い立場の者達が庇護を求めて彼女の下に集って生活している。

“大教母”アールカ

情報１（公開情報）
暗黒街における唯一の娼館の主。
この街において辻に立つ夜鷹は数居れど、娼館を構えているのは“大教母”のみ。
また、その娼館に座す娼婦も“大教母”ただひとりである。

情報２
過去に、教会主導による|長生級《エターナル》討伐の中心となった人物。
表の歴史にも異教の排斥戦争「大征伐」の指導者として名前が残っている。
|長生級《エターナル》による|半吸血鬼《ダンピール》化を受けたが、その支配を振り切って討伐を成し遂げた。

それら複数の功績により「大教母」「聖女」の称号を与えられたが、時の教皇を誘惑した咎で称号を剥奪、破門されている。

教会に断片的に残る情報によると、恐らく根幹にあるのは『|魅了《チャーム》』の魔眼。
教会の所有していた複数の|秘跡《レリック》による精神防御をも突破した形跡がある為、その強度は神界世紀級であると仮定せざるを得ない。

情報３
『|魅了《チャーム》』の根源は魔眼によるもの。
後天的にこの位階の魔眼が宿ることは殆とありえない為、恐らくは生まれついての異能である。
ただの突然変異、もしくは先祖返り。そこに理由はない。

愛される為に、役に立つ為に|長生級《エターナル》をも打ち倒してみせた。
愛される美しさを保つために、自身を|半吸血鬼《ダンピール》へと堕としまでした。

強すぎる異能は、人間としての在り方を歪めてしまう。
とてもありふれた話である。

シナリオ「蛇道//act3:日なたの窓に憧れて」において討伐される。

“スーパースター”服部半蔵保長

【強烈なショータイム】【ハイテンション】【抜き足】

情報１（公開情報）
インターネットで暗殺対象の選択投票を行う、知名度抜群の暗殺者。
暗殺の模様はライブ配信対応かつファンを引き連れての大名行列の様相を呈しており、対象の絶命の瞬間はスパチャと歓声が飛び交うお祭り騒ぎである。
右手の機械化手甲【大原安綱】による致命的一撃と巨体に見合わぬ俊敏さ、何よりも支持者の多さで、暗黒街でも有数の実力と地位を築いている。

情報２
松平家家臣、服部忍軍初代首領、服部半蔵保長。
忍術と呼ばれる日本古来の術式で老化を克服しており、戦国の動乱期に裏から干渉してきた。
……が、『暗殺とか暗くて嫌』という理由で引退、遁世。
暗黒街で明るく楽しい暗殺を始めるまで、表舞台からは消え去ることとなる。

シナリオ「蛇道//act2:Streamer's High !」において重症を負う。

“冥土”の伊右衛門

【欠損した肉体：頭・腕・腹・足・首・胸・目】
【無人の野をゆくがごとく】【怪奇なるもの】

情報１（公開情報）
この街の有力者の一人である拷問官。
過去に凄絶な拷問で肉体のほぼ全てを失っており、なぜ現在も活動できているのかは本人にも分かっていない。
拷問する相手に、冥土の土産と称していろいろな話をするのが趣味。
聞けば大抵のことは話してくれるが、それは絶対に相手を殺し切るという自信の表れである。

情報２
苦痛を収集して自分の力にする能力を持つ。

情報３
群体生物であり、複数の身体で一つの意識を共有している。
残った僅かな身体を更に分割して各ボディの核にしており、伊右衛門を殺すということは残りの無数の伊右衛門の標的として捉えられるということである。
なぜこんな事が出来るのかは本人にも分かっていない。

シナリオ「蛇道//act1」において身体の一つを討伐される。

“遠雷”のフーリエ

【悪戯好きの魔女】【スペル・プロフェッショナル】【不可逆の眼】

情報１（公開情報）
“遠雷の魔女”の二つ名を冠していた、元魔術連盟所属の魔女。
非常に優秀な魔術師として知られていたが、審判の日から暫くした後に、魔術学院の禁書庫より魔術書を数点盗難し、出奔。
そこから現在に至るまでこの街を拠点に活動している。

自分以外の都合を一切考えず、自分のやりたい事をやりたいようにやると公言して憚らない唯我独尊女。
人間性が終わっている。

シナリオ「蛇道//act1」においてスラムに屯するならず者達に依頼を行う。