スライド/自分のサーバーレスアプリケーションの作り方 version 19
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スライド/自分のサーバーレスアプリケーションの作り方
## index
1. 自己紹介
1. 使用するもの
1. 大まかな流れ
1. AWSアカウントを作成したらすること
1. 作成するリポジトリ
## 自己紹介
- 夏目 祐樹 (ナツメ ユウタ)
- クラスメソッド株式会社
- CX事業本部 Delivery部
- サーバーレス エンジニア
- 最近やってるゲーム
- FF14
- 空の軌跡 FC Evolution
- 黎の軌跡II
## 使用するもの (1)
- AWS Organiztion
- アプリケーション用のアカウントを作成するのに使う
- 支払いをまとめることが目的
- github.com
- コードのホスティング
- GitHub Actions (CI/CD)
## 使用するもの (2)
- Serverless Application Model (CloudFormation)
- 原則としてAWSの管理はこれ
- デプロイ等はsam-cliを使う
- make
- タスクランナーとして使う
- Terraform (optional)
- SSM ParameterのSecureStringなどを定義するのに使う
- CloudFormationではSecureStringを作成できない
- Terraform Cloudをバックエンドとして使う
## 大まかな流れ
1. AWS Organiztionで新しいアカウントを作る
- 作成したら、普段アクセスするためのIAM Roleを作成する
1. GitHubでOrganizationを作成する
- 作成しなくてもいいけど、後々の管理を楽にするため
1. 各種リポジトリを作成しつつ、実装する
## AWSを作成したらすること
- 普段使い用のIAM Roleを作成する
- 基本的にSwitch Roleを使用して複数のAWSアカウントを扱っているため
- `AdministratorAccess`
- LambdaなどのQuotaを確認する
- 新規作成したアカウントではQuotaがデフォルト値よりも小さいことがあるので確認が必要
## 作成するリポジトリ (1)
- prepare
- CI/CDのために必要なリソースの作成をする
- このリポジトリだけは手動でデプロイする
- base (optional)
- Lambda LayerやDocker Imageを作成する
- secrets (optional)
- 各種トークンなどSecretをSSM Parameterに保存する
- Terraformで管理する
## 作成するリポジトリ (2)
- cloud
- アプリケーションに必要なLambdaやその他リソースを作成する
- web (optional)
- Webアプリのコードを置く
## 作成するリポジトリ (3) - `prepare` - (1)
- CI/CDに使うものを作成する
- GitHub ActionsでAWSにアクセスするためのもの
- `AWS::IAM::OIDCProvider`
- `AWS::IAM::Role`
- LambdaのArtifactなどを置くためのS3 Bucket
## 作成するリポジトリ (3) - `prepare` - (2)
GitHub ActionsでOIDCを使ったAssume Roleを行うためのProvider。
誰が使おうとここは同じ。
```yml
Resource:
OidcProviderGitHub:
Type: AWS::IAM::OIDCProvider
Properties:
Url: https://token.actions.githubusercontent.com
ClientIdList: [ sts.amazonaws.com ]
ThumbprintList: [ 6938fd4d98bab03faadb97b34396831e3780aea1 ]
```
## 作成するリポジトリ (3) - `prepare` - (3)
GitHub ActionsでOIDCを使ったAssume Roleを行うためのIAM Role。
条件で使えるリポジトリを制限している。
ここを楽に書くためにGitHubのOrganizationを作成した。
```yaml
RoleGitHubActions:
Type: AWS::IAM::Role
Properties:
AssumeRolePolicyDocument:
Statement:
- Effect: Allow
Action: sts:AssumeRoleWithWebIdentity
Principal:
Federated: !Ref OidcProviderGitHub
Condition:
StringLike:
token.actions.githubusercontent.com:sub: repo:luciferous-library/*
ManagedPolicyArns:
- arn:aws:iam::aws:policy/AdministratorAccess
```
## 作成するリポジトリ (3) - `prepare` - (4)
LambdaなどのArtifactを置くためのS3 Bucket。
いつまでも残しておく必要はないので3日で削除する。
```yaml
BucketLambdaArtifact:
Type: AWS::S3::Bucket
Properties:
LifecycleConfiguration:
Rules:
- ExpirationInDays: 3
Status: Enabled
```
## 作成するリポジトリ (3) - `prepare` - (5)
作成したIAM Role(のARN)をOrganizationのSecretsに登録して、
CDを行いたいリポジトリでGitHub Actionsにて次のように書けばAssume Roleできる。
```
permissions:
id-token: write
contents: read
jobs:
deploy:
runs-on: ubuntu-22.04
steps:
- uses: actions/setup-python@v2
with:
python-version: 3.9.13
- uses: aws-actions/setup-sam@v2
- uses: aws-actions/configure-aws-credentials@v1
with:
role-to-assume: ${{ secrets.ARN_IAM_ROLE }}
aws-region: ap-northeast-1
```
## 作成するリポジトリ (4) - `base` -
- Lambda Layerなどを作成する
- Lambda関数と同じリポジトリで作成すると、毎回作成されたりして面倒なので別のリポジトリで作成する
- LambdaをContainer Imageで動かすときは、先に依存ライブラリをインストールしたImageを作成しておく
## 作成するリポジトリ (5) - `secrets` -
- 公開できないSecretsを扱うリポジトリ
- そのため、このリポジトリはPrivateリポジトリとする必要がある
- SSM ParameterのSecure Stringを主に扱うので、リソース管理はTerraformで行う
## 作成するリポジトリ (6) - `cloud` -
- Lambdaの実装とかアプリケーションで必要となるリソースの管理をする
- Lambdaのコードを書く際のテストでAWSのエミュレートをする際にはlocalstackを使用することが多い
- localstackを動かすときにdocker-composeを使用している
- それなりに規模が大きいものを作る際には、リポジトリを分けるか、Nested Stackを使ってyamlのサイズを小さくする
index
- 自己紹介
- 使用するもの
- 大まかな流れ
- AWSアカウントを作成したらすること
- 作成するリポジトリ
自己紹介
- 夏目 祐樹 (ナツメ ユウタ)
- クラスメソッド株式会社
- CX事業本部 Delivery部
- サーバーレス エンジニア
- 最近やってるゲーム
- FF14
- 空の軌跡 FC Evolution
- 黎の軌跡II
使用するもの (1)
- AWS Organiztion
- アプリケーション用のアカウントを作成するのに使う
- 支払いをまとめることが目的
- アプリケーション用のアカウントを作成するのに使う
- github.com
- コードのホスティング
- GitHub Actions (CI/CD)
使用するもの (2)
- Serverless Application Model (CloudFormation)
- 原則としてAWSの管理はこれ
- デプロイ等はsam-cliを使う
- make
- タスクランナーとして使う
- Terraform (optional)
- SSM ParameterのSecureStringなどを定義するのに使う
- CloudFormationではSecureStringを作成できない
- Terraform Cloudをバックエンドとして使う
- SSM ParameterのSecureStringなどを定義するのに使う
大まかな流れ
- AWS Organiztionで新しいアカウントを作る
- 作成したら、普段アクセスするためのIAM Roleを作成する
- GitHubでOrganizationを作成する
- 作成しなくてもいいけど、後々の管理を楽にするため
- 各種リポジトリを作成しつつ、実装する
AWSを作成したらすること
- 普段使い用のIAM Roleを作成する
- 基本的にSwitch Roleを使用して複数のAWSアカウントを扱っているため
AdministratorAccess
- LambdaなどのQuotaを確認する
- 新規作成したアカウントではQuotaがデフォルト値よりも小さいことがあるので確認が必要
作成するリポジトリ (1)
- prepare
- CI/CDのために必要なリソースの作成をする
- このリポジトリだけは手動でデプロイする
- base (optional)
- Lambda LayerやDocker Imageを作成する
- secrets (optional)
- 各種トークンなどSecretをSSM Parameterに保存する
- Terraformで管理する
作成するリポジトリ (2)
- cloud
- アプリケーションに必要なLambdaやその他リソースを作成する
- web (optional)
- Webアプリのコードを置く
作成するリポジトリ (3) - prepare
- (1)
- CI/CDに使うものを作成する
- GitHub ActionsでAWSにアクセスするためのもの
AWS::IAM::OIDCProvider
AWS::IAM::Role
- LambdaのArtifactなどを置くためのS3 Bucket
- GitHub ActionsでAWSにアクセスするためのもの
作成するリポジトリ (3) - prepare
- (2)
GitHub ActionsでOIDCを使ったAssume Roleを行うためのProvider。
誰が使おうとここは同じ。
Resource:
OidcProviderGitHub:
Type: AWS::IAM::OIDCProvider
Properties:
Url: https://token.actions.githubusercontent.com
ClientIdList: [ sts.amazonaws.com ]
ThumbprintList: [ 6938fd4d98bab03faadb97b34396831e3780aea1 ]
作成するリポジトリ (3) - prepare
- (3)
GitHub ActionsでOIDCを使ったAssume Roleを行うためのIAM Role。
条件で使えるリポジトリを制限している。
ここを楽に書くためにGitHubのOrganizationを作成した。
RoleGitHubActions:
Type: AWS::IAM::Role
Properties:
AssumeRolePolicyDocument:
Statement:
- Effect: Allow
Action: sts:AssumeRoleWithWebIdentity
Principal:
Federated: !Ref OidcProviderGitHub
Condition:
StringLike:
token.actions.githubusercontent.com:sub: repo:luciferous-library/*
ManagedPolicyArns:
- arn:aws:iam::aws:policy/AdministratorAccess
作成するリポジトリ (3) - prepare
- (4)
LambdaなどのArtifactを置くためのS3 Bucket。
いつまでも残しておく必要はないので3日で削除する。
BucketLambdaArtifact:
Type: AWS::S3::Bucket
Properties:
LifecycleConfiguration:
Rules:
- ExpirationInDays: 3
Status: Enabled
作成するリポジトリ (3) - prepare
- (5)
作成したIAM Role(のARN)をOrganizationのSecretsに登録して、
CDを行いたいリポジトリでGitHub Actionsにて次のように書けばAssume Roleできる。
permissions:
id-token: write
contents: read
jobs:
deploy:
runs-on: ubuntu-22.04
steps:
- uses: aws-actions/setup-sam@v2
- uses: aws-actions/configure-aws-credentials@v1
with:
role-to-assume: ${{ secrets.ARN_IAM_ROLE }}
aws-region: ap-northeast-1
作成するリポジトリ (4) - base
-
- Lambda Layerなどを作成する
- Lambda関数と同じリポジトリで作成すると、毎回作成されたりして面倒なので別のリポジトリで作成する
- LambdaをContainer Imageで動かすときは、先に依存ライブラリをインストールしたImageを作成しておく
作成するリポジトリ (5) - secrets
-
- 公開できないSecretsを扱うリポジトリ
- そのため、このリポジトリはPrivateリポジトリとする必要がある
- SSM ParameterのSecure Stringを主に扱うので、リソース管理はTerraformで行う
作成するリポジトリ (6) - cloud
-
- Lambdaの実装とかアプリケーションで必要となるリソースの管理をする
- Lambdaのコードを書く際のテストでAWSのエミュレートをする際にはlocalstackを使用することが多い
- localstackを動かすときにdocker-composeを使用している
- それなりに規模が大きいものを作る際には、リポジトリを分けるか、Nested Stackを使ってyamlのサイズを小さくする