0 明けの詩

詞:モル

遥か遠方に輝く銀河の 隅に佇む小さな星へ
壊れた世界に取り残された 燻る種火が抱いた願い

交差点の雑踏 学生たちの話し声 ありふれた日常の中
正体を隠し 自分を偽り 過去の全てに蓋をした
人間のふりして世界に溶け込む 普通の女の子を演じ
本当の姿を知っているのは 変わらぬ夜空の星々だけ

変えられない過去 戻らない温もり
理解されない孤独を抱えても
全て背負わされ世界は進む
失った未来 叶わない願い
この苦しさを この悔しさを
誰にも背負わせないために

惨劇が闇を呼び起こし 音を立てて崩れゆく世界に
遥か彼方より来たりし魔法 この掌で輝く
幼い種火が見る夢は果てしなく 無限に続く宇宙(そら)のその先へ
常闇が夢を喰い尽くし 渦を巻いて滅びゆく未来に
時を越えて紡がれし魔法 その双眸で輝く
胸に押し込めた祈りを いつか信じた希望を
共に届けよう
朝憬(あした)へ

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