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創作の原稿、設定置き場

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4.丁寧と重奏  

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「…そうだろうな」
再度沈黙を挟み、佐田が言った。その真剣な眼差しは他でもない花森健人に向けられていた。
「簡単にどうにかなってれば、そこまでなっちゃあいないだろう」

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4.5.悪魔と神父  

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"餌"を食わせに放った使い魔ーー影魔の生体反応が消えた。
黒コートの男がそれを察知し、自らが行動を起こしたのは、花森健人が今一度彼らの襲撃を受けた日から数えて3日前のことだった。

「とんだイレギュラーだな」

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千想の魔法 プロット  

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時系列では青年との出会いから数年が経ち、影と星灯りの数ヶ月ほど前にあたる、本編の前日譚。
※文章中、斜体になっている部分は本文のイメージ。

1話

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3.奇怪と卑しめ  

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「妹さんが…」
「ああ、1年前に」
それは桧山初樹にとって突然の出来事だった。

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2.微睡みと逸話  

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その時、その別れ際、少女は青年にブレスレットを渡した。二人の頭上には街灯の灯りと夜空、そして散りばめられた星々。ブレスレットもまたその中にあって、光放つ翼を思わせる装飾が施されていた。

あの時、彼女とどんな話をしたんだっけーー。

――――――――――...

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1.影と星灯り  

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その日、青年――花森健人は死にかけていた。
恐れに震える視線の先には、自身に襲い掛かった魔の存在。影のように暗い体色と纏った包帯を夜の闇に溶けこませながら、健人を追ってきたその様は、さながら狩りを思わせた。
影の爪が健人の身を切りつけ、その腕の膂力が...

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青年  

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ある夜、美しい星空の下、旅人の少女を見つけた青年。
かつて正義の味方という夢を騙りながら、自らの無力に心砕けた者。
少女と通じ合ったことで、絆の証として、ある”ブレスレット”を手渡される。

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少女  

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夜空に浮かぶ星たちのひとつひとつにそれぞれの世界があり、その中で瞬きの間に生まれては死んでを繰り返す、弱く儚い小さな星たち。それらの輝きを“人”と呼び、少女自身もまた、その小さな輝きのなかのひとつである———。

少女はそれ以上昔のことを憶えていない。...

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