0 【拡散OK】「ReSo/レゾ」「ReSoner/レゾナー」についての説明 #ReSo #ReSoner

「ReSo/レゾ」とは

「ReSo/レゾ」とは、RelationShip(人間関係)に、Resolution(解像度)の略語である「res.」を掛け合わせた造語。
※ 2021年2月28日にpixivにて「ReS。」の表記で誕生したが、2022年9月13日、投稿プラットフォームの変更に伴い、検索の利便性を考えて「ReSo」の表記に変更された。
※【10/24追記】pixivにおいては、AND検索が機能していないことと、2022年10月の時点で既に100件の登録があるため、「ReS。」表記のままの使用を推奨。詳しくは後述の「よくある質問まとめ」にて。

「ReSoner/レゾナー」とは

「ReSo/レゾ」という居場所、及びその概念に共感する者と、「ReSo/レゾ」の創作物を取り扱う者の総称。プロフィールなどに記載することがある。

概要

「このキャラクターの組み合わせが好きだけど、カップリングというわけではない」「カップリングだとは思っているが、現在カップリングの解釈として多数派である恋愛、性愛の表象を使わないために、別の名称やコミュニティを求めている」などの場合に用いる。「推しCP / 推しカプ」に対して「推しReSo / 推しレゾ」という使い方と読み方をする。
「人間関係を通じて世界の解像度を上げる」という意味を持つ。(詳しい説明は後述する)
二次創作におけるカテゴライズの必要性が事の発端だが、使用用途は二次創作に限らない。一次創作においても使用可能。

具体的な使用方法

関係性の中心となる人物(複数可)のフルネームと、「ReSo」「ReSoner」のタグを併記する。既存のタグとの混在を出来るかぎり避けるため、検索する際は「ReSo」「ReSoner」でAND検索をする。タグの個数制限がない場合に、読み方の認知向上を目的として「レゾ」「レゾナー」を併記することがある。
一対一の関係性である必要はないため、人物名はいくつ使用してもよい。
関係性に名前をつけたくない、という場合は「ReSo」「ReSoner」のみを使用する。
「ReSo」かつ「カップリング」である場合は、CP名称(従来の○○△△表記)を併記する。
投稿者自身に、関係性の名称についてこだわりがあったり、検索の利便性を考えて区分けを行いたい場合には、これに加えて「友情」「信頼」など、特定の名称を併記する。
既存のカップリングタグを使用して描かれることが多い「恋愛」「性愛」「ブロマンス」なども人間関係の一種であるため、「ReSo」「ReSoner」を使用する作品に、これらの関係が含まれていても問題ない。その際は、上記「」内にあるような関係の名称を併記して、探しやすく、かつマイナス検索を可能にしておくことが望ましい。
「ジャンル名をもじった腐向けタグ」との併用は禁止する。(理由は後述する)
さまざまな理由から作品名タグの使用が憚られる場合には、「ジャンル名タグは何もつけない」という方針で、「ReSo」「ReSoner」を使用する。

【10/24追記】よくある質問まとめ

ブロマンス・ロマンシス・「A+B」表記との違いは?

ブロマンス・ロマンシスは性的関係、恋愛的関係にないことが必須条件として使用されている単語だと認識しており、「A+B」についてもそれに近い使われ方をされているかと思っています。「ReSo/レゾ」は、必ずしも性的関係にない、必ずしも恋愛的関係にない、といった関係性について広く使えるタグです。
ブロマンス・ロマンシス・「A+B」表記とは異なり、性的関係にはあるが恋愛的関係はない、性的関係はないが恋愛的関係はある、などの場合や、その関係が恋愛的であるかどうかを判断しない/できない場合にも使えます。
ブロマンス・ロマンシスは、性別を男性同士・女性同士に限定する表現でもあります。性別を問わない関係性を表現する際に、「ReSo/レゾ」という選択肢があるとよいかと思います。
また、「A+B」だけでは表現し切れない、「A+B+C+……」「A×B+C」などの、複数人による関係性について言及する際に必要になってくるタグかと思います。バディやコンビとの違いも同様です。
ブロマンス・ロマンシス・「A+B」などを問題なく使用している、そのままで十分、という方はそのままでOKです。「ReSo/レゾ」は、必要な人が必要な時に使うタグなので、使用を強制するものではありません。勿論、ご自身の創作物について、「ReSo/レゾ」の中にブロマンス・ロマンシスなどが含まれている、と思われる方は、併記して頂いて大丈夫です。

さまざまな事情から発案当初の「ReS。」表記を使ってもいい?

投稿プラットフォームの特性により、「ReSo」と「ReSoner」のAND検索が機能しない場合もあるかと思います。その場合には、「ReS。」タグを使用してもOKです。
特に、2021年2月末から「ReS。」の表記にて使用が開始されたpixivにおいては、完全一致検索が出来ず、キャプションを含めての検索がなされることでAND検索が機能していないことと、2022年10月の時点で既に100件の登録があるため、「ReS。」表記での使用を推奨します。

棲み分けタグを併記して使いたい

「腐向けタグ」以外の棲み分けタグであれば併記して頂いてOKです。
例えば「(ジャンル名)【BL】」「(ジャンル名)【GL】」「(ジャンル名)【男女CP】」「(ジャンル名)【夢】」など、既にそのジャンルにおいて棲み分けタグが存在する場合、それに併記する形での使用で大丈夫です。
また、これは必要があればの話なのですが、新たに「(ジャンル名)【ReSo】」などのタグを作成するのも一つの方法ではないか、と思います。その際は、上記の「BL」「GL」「男女CP」ではカバーできない、性別を問わない関係性や、複数人の関係性などを表現する場となれば幸いです。

キャラクターのフルネームを併記するのが躊躇われる

検索の利便性を考えて、キャラクターのフルネームを併記する、としましたが、これは絶対的なルールというわけではありません。
棲み分けを目的としてキャラクターのフルネームをつけない、棲み分けタグと「ReSo」「ReSoner」だけをつける、カップリング名と「ReSo」「ReSoner」だけをつける、などなど、臨機応変に使用して頂いてOKです。

タグ作成者の意図

恋愛、性愛の表象を含まない表現を好む、特別な関係性ではあるがカップリングと呼ぶことには違和感がある、カップリングと呼びたいけれど周囲とのずれを感じる、などの思いから、「既存のカップリング」の概念には当てはまらない関係性を描いた作品群を、投稿しやすく、かつ、検索しやすくするために作成した。
「カップリング」のカテゴリ、及び、一般的に「カップリングなしオールキャラ」と呼ばれるカテゴリにおいても、居心地が悪い、と感じる少数派に向けて、居場所を提供するための試みである。
既存の表象や型に囚われることなく、ごく個人的な感情、感覚、知識などを元にして、人と人とが関わり合うさまを描写することにより、「現実の社会においても人と人との関わり方に規範はない」という理解を深める試みでもある。概要に記述した「世界の解像度を上げる」とは、こうした意味を持つ。
最後に、「ジャンル名をもじった腐向けタグ」との併用を禁止した意図について記述する。
その表現の成り立ちがどのようなものであっても、現実の社会に確かに存在する同性愛という関係性を描いた作品を、「腐っている」とは表現してほしくない、という思いのためである。

「人間関係をやりますという意志表明」
「恋愛と性愛だけが関係性ではない」
「腐向けタグを使わない」

この方針に同意できるもの同士で、世界に居場所を形成していけたらなら幸いである。

タグ作成に至るまでの経緯

タグ作成に至る大きな理由として、タグ作成者が性的接触を望まないタイプのアセクシュアル(*1)であり、同時にデミロマンティック(*2)寄りの人間であるため、恋愛感情や他者への惹かれを語る上で、「性愛」の存在が必須であること、及び、性器を挿入する性行為を前提として仮にであってもトップ・ボトムを決めなければいけない、という既存のカップリングの性質に苦痛と疑問を感じたことが上げられる。
また、タグ作成者はクワロマンティック(*3)に近いアイデンティティを持つ「性的な惹かれ以外の魅力の区別がほぼつかない人」でもあり、他者との関係性にはっきりと「恋愛」や「友愛」などの境界線を引くことに疑問を持つ場面も多くあったため、「関係性」とだけ表現するための新しい言葉の創造が求められた。
タグの使用条件から「性愛」を弾かなかったのは、より周縁化され偏見に晒されている、Alloセクシュアル(*4)かつアロマンティック(*5)の人々や、Alloセクシュアルを含むポリアモラス(*6)な関係性を「ReSo」「ReSoner」から排除することを避けたかったため。
アロマンティック、アセクシュアル、Aスペクトラム(*7)や、ポリアモラスな関係性を好む人々、他者との関係性をラベルによってカテゴライズしない人々が、安心して作品を投稿、閲覧できる場を作りたいという願いが込められている。

余談:2021年3月1日 タグ作成者による日記「ReS。という居場所について」
https://mimemo.io/m/bRndWoOxjAlB965


(*1)他者に性的に惹かれることがない性的指向(※こちらの記事は英語圏での用語法を使用。英語圏の用語法と同時に、アセクシュアルを「他者に性的にも恋愛的にも惹かれることがない性的指向」とする日本語圏での用語法も存在する)
(*2)強い信頼関係にある相手に稀に恋愛的に惹かれることがある恋愛指向。
(*3)他者に対して抱く好意が恋愛的なものなのか判断できない/しないこと。
(*4)他者に性的に惹かれることがある性的指向。
(*5)他者に恋愛的に惹かれることがない恋愛指向。
(*6)複数のパートナーとの間で親密な関係を持つこと。
(*7)アロマンティック/アセクシュアル・スペクトラムの略称。スペクトラムとは「連続している」という意味で、性的な惹かれ、恋愛的な惹かれの強弱が、グラデーションのように存在する、という考え方。

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