影魔たちが最も大事にしてきたもの。この世界にたったひとつしかない。

・外見
光を一切通さない真っ黒な宝石。片手に収まる程度の大きさだが密度が高く、大人でも両手で抱えてなんとか運べるほどの重さ。そして何よりも硬い。
また、本体は宝石だが影魔たちによって施された装飾でボリュームアップしており、すごく目立つデザインとなっている。

・性質
影魔の力の源であり、影魔の全てを統括している。
外部からの干渉によりロイヤルジェムの形質に影響があると、全ての影魔はその影響を受ける。それはすなわち、影魔にとってこれは命よりも大事なアイテムであり、これが破壊されると全ての影魔は消滅してしまうことを意味する。(ただし数百年の時を経ても傷ひとつつかない頑丈さを持つためそんなことはまずない。)
また、人間が直接触れると高電圧が発せられ即死する。

・歴史
もともとは影魔族の所持物で、山奥の遺跡の祭壇に保管してあった。
時折、手持ちのカルナに余裕のある影魔がカルナを捧げにやってきて、影魔族全体を強化したりしていた。
やがて人類との全面戦争の中で、電圧に耐性のあるひとりの使者によって奪われ、ロイヤルジェムと同じ力を手にした使者たちは影魔を全て封印した上でジェムを別の遺跡に納めた。
それから長い年月が経ち、恒正によって持ち出されてしまう。それから長い年月が経ち、恒正によって持ち出されてしまう。

・その正体
最初の使者である叶慧のカルナと同じ性質を持っていて、叶慧のペンダントにあたるものである。