0 『snooze』 みんなに公開
数年前、8つに別れた国と大陸同士が地球の覇権を巡り地球規模で争った、後に 「最後の審判」 と呼ばれる大地球戦争である。 その大戦争でたった一人で戦争を終わらせた兵(つわもの)がいた。 彼、彼女の訪れた戦地の戦闘音は全て薙ぎ払われ、無音となる そんな鬼神への恐れと尊敬の意を込めて 神話の時代に存在したとされる神の名を取り 「snooze」 と呼ばれた。 これは、その世界の行く末を記した最後の記録である。 「守護神隊研修生諸君! 君たちにはこの 音星要石(おんしんかなめいし)を護るべく訓練を積んでもらう!!」 指揮官の声を遠くに眺めながら登校する一人の生徒 「はぁ、うるさ」 彼女は星沙 詩希(せいさ しき) 八ツ星国立高校の1年2組の生徒だ 「詩希〜おはよ〜!」空音 未来 (そらね みく) 同じく八ツ星国立高校1年1組の生徒であり、星沙の幼馴染だ。 「今日も指揮官はうるさいね〜」未来が、気怠げに呟く「本当に、あ、そう言えば昨日、八ツ星連邦議事会の集まりがあって、治安維持部の部費を倍にするって、今朝ニュースでやってた」詩希は重大そうに話し始める「そんなことしたら余計反発が起こるんじゃないの? 特に文化部辺りの」2人はいつものようにお互いの仕入れたニュースを教え合いながら登校する。 「ヤバッ!チャイムなっちゃう!」「ウソ!!」「じゃあね未来!また放課後中庭で!」「うん!」 〈実技授業〉 「星沙さん、皆にお手本を見せてもらってもいい?」「はい!」 「いつもごめんなさい、では…構え!…撃て!」 詩希は、実技、座学共に学内トップで、そして性格も良い事から勝利の女神ニケと男子に揶揄われ 「君も練習すれば私位にはなれるよ」と返したことから 戦争の女神と言う二つ名が付いた 「流石戦争の女神…格が違うな…」「星沙さん上手すぎない?」「それな、殆ど機械じゃん」外野が褒め言葉や尊敬の目を彼女へ向けると共に恐れを感じるものもいた。✦星沙詩希目線 〈昼休み〉 「はぁ、今日も『優等生』疲れた…」 私は周囲に誰もいないことを確認し、一人昼食をとる。 この学校は主に2つの専門活動に分かれている 戦争、紛争、争いという争いを治める術を身に着ける、八ツ星国立高校の力の威厳そのもの 治安維持部 そして、政治や外交など、武力を用いない全ての国政を受け持つ、八ツ星国立高校の知能の結集 学内自治区統制部 私はと未来はそれぞれ別の部活動に属していて、私が治安維持部、未来が学内自治区統制部に所属している、自治区とは各高校ごとに設けられている小さな国のような物だ。 「未来、人当たり良いし、どこでもやっていけそうだな…私と違って」学内自治区統制部は、皆の憧れの対象であり、私も正直憧れている。「なんてったって、高校生にして政治を学べるんだから、そりゃ〜憧れの的になるよね〜」 この国、 八ツ星国は 8大陸の中でも随一の平均学力の高さと半永久的中立国で有名だ。 (予鈴が鳴る) 「はぁ、ごちそうさまでしたっと、 さ、優等生しますか」 そうして午後の授業を受け、今日は部活は無いので、中庭で待ち合わせた未来と一緒に帰って、遊びに行く予定だ「まぁ、事件が起きなければ、ね」 私は治安維持部に所属しているので、自治区内での紛争、侵略行為の阻止を警察より先に担当し、可能なら抑える役目がある。危険を伴うがその分やりがいと得点が加算される。私は昔から運動神経が良く、生まれてこの方男女どちらにも運動で負けたことがない、いわば天才 ではなく、勿論日頃から鍛え、努力をしている。(電話が鳴る)「嫌な予感がする」少しためらいながら電話を受ける「星沙さん、学内自治区の境界線を暁高校の生徒が侵攻を始めた模様です、対処に当たれますか?」嫌な予感は的中した、治安維持部の顧問からだ 正直、暁高校との境界線はかなり遠いし、行きたくない、でも、ここで投げ出すわけには「了解です、今日実技の授業があって良かった、至急装備を固め対処にあたります。」 「ありがとう、頼みます」 通話が切れた、 「ふーー」深く息を整え、私は対処にあたる。 何時もと変わらない日々だ。 ✦空音未来目線、詩希と別れた後 「よ〜し!今日も頑張るぞ〜!」「未来ちゃん!おはよー!」「おはよ!りおちゃん!」彼女は高校で新しく出来た友達の柊 莉緒 (ひいらぎ りお) 私と同じクラス、同じ部活に所属している。 「未来ちゃん知ってる?来月暁高校の代表と会合が予定されるって話」「聞いた聞いた!わざわざあんな遠いところから来てくれるし、有益な話ができたら良いね!」私と莉緒は学内自治区統制部の中で、外交を担当している「うちの学治部の代表として、頑張んないとね〜!」「あれ〜?未来ちゃん、珍しく気合入ってるじゃん!」「一言余計!そういう莉緒こそ、緊張してやらかさないようにね!」(予鈴が鳴る)(2人)『あ』 『急げ〜!』 〈昼休み 教室〉 (詩希ちゃん、大丈夫かな…今日実技授業って言ってたし…) 詩希ちゃんは、昔からすっごく運動神経が良くて、優しくて思いやりがあって、完璧過ぎて虐められそうになって返り討ちにして、その噂で皆が近寄りがたい感じになっちゃって…ファンは居るけど私しか友達は居ないっていうか、所謂ボッチになっちゃってて心配何だよね〜「ど〜したみくっち!元気無い?」「あ、ごめん、ボーッとしてて話聞いてなかった☆」私はピースをして見せる「ん〜やっぱり変?保健室行く?」「大丈夫!大丈夫!心配しないで!それより、何の話だっけ」「大丈夫なら良いんだけど…明日…」 そうして、時は過ぎていく。 〈放課後、〉 (ん〜詩希ちゃんどうしたんだろう)「まさかまた虐められたりしてないだろうね!?」そんな私の不安をかき消すかのように携帯の通知が鳴る「ん?詩希ちゃんからだ」私はメッセージを開く 【詩希からのメッセージ】 「ごめんっっ!!m(_ _)m 暁高校の生徒が攻めて来て対応しないといけなくて…今日は遊べないかも…取り敢えず先帰っといて!」 「嘘だ」 読み終えた私はつい口にしてしまった、暁高校とは来月、友好国5周年を祝う会合が行われる予定で、私たち学治部は準備を進めている。 取り敢えず返信しないと 「大丈夫だよ!気をつけて!無事帰ってきてね!」 「いや、死亡フラグ立ってるって…」 「詩希は強いから大丈夫!!」 さて、会合がなかったことになって、暁高校と衝突どころか敵対国になってて、戦争…それだけは八高外交担当として絶対に避けたい。 「やることが山積みだけど、それが一番のやりがいだよね!」 うん、やっぱり私はこうじゃないと! 【八ツ星高校自治区住宅街 暁高校陣営】 「暁乃隊長! 八ツ星高校の先鋒隊がもうそこまで攻めてきましたっ!」 彼は暁乃 優希(あきの ゆうき)暁高校の若き治安維持部長である 「っ…国境付近まで撤退!!急げ!」 その判断はいつも的確で部員からの尊敬、信頼は他の誰もが暁乃に勝ることはなかった。 【八ツ星高校自治区と暁高校の国境線】 「隊長、奴は来るでしょうか」 「はぁ…来るわけないでしょ、ただの噂話に乗せられてんじゃまだまだだね凛ちゃん♪」「う…」彼は朱村凛 (あかむらりん)暁乃の友達であり暁高校治安維持部の副部長だ。「てか今は誰もいないからタメ口って約束でしょ?」「…おう、分かってる」朱村は暁乃より一学年下だが幼馴染で同い年なので普段はタメ口で話している。「一度は見てみたいものだけどね、snooze」 「いやいや、snoozeを見れるのは死ぬ時だ〜って前言ってたじゃん、俺たちまだ死ねないよ?凛ちゃん♪」「その凛ちゃん♪っての他の人の前では絶対にヤメロ」「は〜い♪」 「隊長!副隊長! 八高側の外交担当が話をしたいと、申し出をしてきました、どうします?」 「凛ちゃん、学統に連絡入れて、3日後、会合の準備」「了解」 ✧暁乃優希目線 「ん〜やっぱりsnoozeが居るのかな? って言ってももう5年経ったし、流石に無いか」今頃、凛ちゃんが外交担当に連絡入れて、準備してるのかな。「偵察にでも行きますか、」 私は私服に着替えて、八高方面へ向かった。 【八ツ星高校自治区 住宅街】 (ん〜戦闘の気配は無し、か)「はぁ…要石見て帰ろ」 音星要石 六大陸の合体、分離と共に突如世界に現れた謎の物体、新大陸創造から50年以上経った今でも、研究は進んでいない。分かっている事は 高圧の電力を発していること。 そして 破壊すると大陸が沈むこと。 元あった大陸は9つ、そのうちの一つ 九々杜(くくど)大陸 は研究中の不慮の事故により要石が破壊され、国と共に海に沈んだ。 そんな悲劇から研究を進めることは辞め、電力供給源として利用されるようになり、その要石目的で争いが起こり… と、現に私の暁高校も要石を求め八ツ星高校に争いを仕掛けた。 ✦空音未来目線 「未来ちゃん!暁高校の人が来たよ〜」「分かった、莉緒」 私と莉緒は今日暁高校の人と話す、なぜ攻めてきたのか、目的は何か、しっかり聞き出して、平和解決したいけど、そういうつもりはなさそうだしな…多分あっちは詩希ちゃんが居なかったらあのまま攻め込んできてたと思うしね、流石詩希ちゃん、優等生ぶってるだけあるね。(ドアをノックする音)(小声で)「莉緒、開けて」「分かった」私は深く息を吸ってから「どうぞ」と、声をかけた。「初めまして、私、暁高校治安維持部外交担当長の天宮 灯里 (あまみや あかり)と申します。本日はよろしくお願いします。」「私は八ツ星高校治安維持部外交科担当長の空音未来です、こちらは」「同じく八ツ星高校治安維持部外交科副担当長の柊莉緒です、本日はよろしくお願いいたします。」【数分後】「成る程、つまり貴女方の要求は弊校の所有している音星要石、と言う事ですね?」「ええ、要石の所有権さえ渡して頂ければただちに部隊を撤収させます、どうでしょう、悪い話とは想いません、平和的解決に手っ取り早い」「なら、そちら側が引けばいい話では?」「ちょ、未来っち」「貴女方のせいで自治区内では混乱が起こっている、これ以上の混乱を招こうものなら、弊校は暁高校との半永久的中立条約を破棄し、全面戦争までの決意で私はこの場にいます、私は今直ぐにでも貴女の命を断つ事が出来ると言う事をお忘れにならないように、」「…先程の失言、申し訳ない、ですが、こちらとしても引けない理由があります、我が校は未曾有の電力供給不足、自治区内で解決できる余裕が無いんです。」「なら、交渉決裂です、天宮さん、お引き取り願います。」「…本日はお時間いただきありがとうございました、では、また縁の巡る時に。」私達の間に沈黙が流れる。「…未来っち、大丈夫?お互いパニクってたけど」「そう…だね…莉緒には話しておかないと。」「何を?」「私の、両親の話」 私の両親は、戦争で死んだ、snoozeに殺された、私が小学校3年の時、最後の審判に両親は巻き込まれて、死んだ。私は目の前で助けられた、なのに助けられなかった事を莉緒に話した「それで、ずっと戦争が許せない、だからこの学校に入って、自分の手で少しでも私みたいな人を減らせるようにって思って頑張ってる」「そっか…話してくれてありがとね!私は〜そういう使命感?みたいなのは無いけど…私も、辛いのは嫌だ。」「なんか言った?莉緒」「ううん!それよりも帰り駅前にできた新しいお店行かない?」「良いね!あ、詩希も誘って良い?」「詩希?…ってもしかしていつも話してるあの詩希ちゃん!?」「莉緒、会ってみた〜いってずっと言ってたじゃん?期待外れかもだけ一緒に行く?詩希とちょうど行かないか話してたんだ」「行く行く!!楽しみ〜」「本当莉緒はいつも明るくて助かるよ!」「……………いや〜それほどでも?」「じゃあ早速詩希に連絡するね〜」「了解隊長!」(詩希へ送ったメッセージ)MIKU「詩希、駅前にできた新しい店に行くって話してたじゃん?」SHIKI「あ?予定決まった?いついつ?」MIKU「その事なんだけど、私の友達の莉緒って娘も一緒にいいかな?詩希のファンみたいだよ」【字数関係で次回へ】SHIKI「んー良いよん、予定決まったら教えてー」MIKU「はーい」「良いって〜良かったね莉緒」「ひやっほーーー!!!」 ✧暁乃優希目線 「おはよ〜凛ちゃん♪」「よ、」「相変わらず素っ気ないなぁ…」「お前が学校で仲良しムーブしてくるせいで同級生からの目線エグいんだよ」「あ、そっか、ごめんごめんw」「絶対謝る気無いだろ…」俺は暁高校で天性のカリスマ性を発揮し、実はかなり下級生たちから慕われている、期待に添えるよう頑張ろう、うん。「おはよ、明桜、盗み聞きとは趣味の悪い事をするじゃあないですかストーカーさん♪」桃井明桜(さくらい めいさ)俺の幼馴染で同級生だ「え、いや、別に…話しかけるタイミングがなかっただけで…別に盗み聞きしたかったわけでもストーカーしたいわけでもないから」「おい優希、冗談でもそういう事言うなよ」「…凛ちゃんは俺のママですか?」「お前八高に突き出すぞ」「お〜怖い怖い」「ちょっと二人とも、遅刻するよ!」「そーやって典型的な喧嘩の仲裁したって意味な「時間見て!」本当に時間ギリギリだった、明桜に感謝しないと 「遅刻するよ〜!いっそげー♪」「…っち待て!!」「じゃあ、優希、凛、また放課後部活で」『おう!』 ✧桃井明桜目線 「はぁ…何で優希はあんなに明るいのやら」私は、昼休み、食堂で昼食をとっていた、昔は逆だったのにな… 私達が小学4年生の頃は私はクラスの人気者、優希は教室の隅で本を読んでる地味な男子 何か彼にとっての転機があったのか、いつしか彼の方が明るくなり、私が支えられるまでになった。「っ…くそ、ムカついてきた、どこまで頼りになるんだよもう…」朝はあんなのだったが私よりも女子力が高かったりしてかなり頼りになる、常に絆創膏やマスク鋏に折り畳み傘まで出てくる始末、彼はあのアニメのポケットを持ってるみたいに何でも持っている。 「本当凄いわ」 「よ」 尊敬の意をつい呟くと狙い示したかのように優希がヒョイと私の後ろに現れた 「優希、人の後ろから呼びかける癖変わんないよね」「え!?嘘、癖になってんの?」「気づいてないんだ、あんなしてやったりって嬉しそーな顔してるのにね」「え…キモ」「あんただよキモオタ」「辛辣〜ってかそれもう俺には通じないよ♪」「悔しいけど知ってる」さらっと隣座ってるし、いつの間にコイツこんな事出来るように…昔はビビって正面に座るだけマシだったのに「まぁまぁ、仕事の話しましょうや桃井さん♪」「ヤダ」「何で!?」「久々に優希とゆっくり食べれるんだからじっくり雑談させて」「はーい、俺は良い幼馴染を持ったね」「そう、感謝したまえ〜なんてね」馬鹿みたいに素直なところは昔から変わんないな、そういう所尊敬する「ん〜俺の直感だと今明桜に褒められた?」「いや、貶した」「まさかの正反対、もうちょっと優しくしてよ〜せっかくの幼馴染何だから〜」優秀がわかりやすい泣き真似をする「めんどくさ」「あ!今めんどくさって言ったでしょ!?」「言ってない」「言ったね」「言ってないから…この地獄耳」「やっぱり言ってたじゃん!?」少しの沈黙のあと、笑いが起こる「やっぱり無理、優秀の明るさには勝てないな〜」私は優秀に興味がある、恋愛感情を隠しているとかではなく、単に彼の事が知りたい、そんな気持ちを抱きはや十年、極度のメンヘラのように優希の事ならほぼ何でも知っている。「隠し通すのはキツイね〜明桜」「だね、どうあがいても私達は親友だからね〜」親友である私達は、小学生の頃は普通に過ごしても何も問題がなかった、だが、中学に入り、周りから見ると私達は付き合っていたり両思いに見えるらしく、かなり厄介なので、表向きにはあまり仲の良くないように見せようとしているが、お互い大好きな親友なのでどうしても無理がある。✦柊 莉緒目線 「今日は楽しみだな〜♪」今日は学校はお休み!って事で皆で遊びに行こ〜う、未来ちゃんと未来ちゃんのお友達の詩希ちゃんと話していた。「よし!行こう!」 【八ツ星広場前駅】 「お〜い!未来ちゃ〜ん!! あ!!」「やほー莉緒、でこっちが」「えと、初めまして、星沙詩希です。よろしく、柊さん」「はい!柊莉緒でーす!よろしく!!」(流石にいきなり莉緒ちゃん呼びは無理か…)「今日は楽しもうね!未来!詩希ちゃん!」(二人)『うん!』 【数時間後】 いや〜遊びすぎた。てか、詩希ちゃんめちゃくちゃ運動神経良いんだけど!? 私達は駅前にできたお店に行ってから屋内で運動できる施設に行って遊んだのだ! 何やっても有能とか凄すぎる! でもやっぱり皆がいってる優等生って感じじゃない。まぁそのギャップが面白いから良し! 「じゃあまた学校で〜!」「かいっさ〜ん!」私達はまた遊ぶ約束をして、別れた。 ✦星沙詩希目線 「じゃあ、またね〜!」「うん、また」 昨日は疲れた… 未来の友達の莉緒ちゃんと一緒に遊んで動いてかなり疲れた。また優等生を見に来る野次馬かな…って思ってけど違った、単に私と仲良くなりたいって思ってくれた娘だった。 「私も友達作ろ、っ………」 それが出来たら楽な人生、私は表向きには優等生で皆からは近寄りがたい存在、自分で言うのもあれだけど。 「あの…」「何?」 「輝奏 伶(きらかな りょう)って言います」「はぁ…私は」「知ってます!星沙詩希さん!成績優秀才色兼備の天才!! あ…すみませんっ!私貴女と友達になりたくて、初めて見たときからずっと星沙さんに話しかけてみたいな〜って思ってて!! …駄目ですかね?」彼女と私の関係は殆ど無い、入学の時に大勢に囲まれてた人、と言うイメージしかない彼女からの友達にならないか、と言う提案。私は、なんとなく、この機会を逃したら、一生負ける気がした。だから「いいよ!と言うか、詩希で良いよ!私も伶って呼んで良い?」一応クラスメイトだが殆ど初対面の人に対して踏み込み過ぎたかな… なんて、不安がる間も無く彼女は答えた「うん!!よろしくね!!詩希!!」彼女…伶は星空の様な煌めいた目を私に向け、そう答えた。正直、一人昼食は辛かった、帰ってくるとどこにいたんだ!?って目で見られるし、何より淋しい。 たまたま伶は治安維持部に所属予定だったらしく、私達は直ぐに仲良くなった 月日は経ち、ゴールデンウィーク明け 「伶!部活行こ!」「行こ〜!」私はゴールデンウィーク明けに未来に会った時に「どうしたの!?何か悪いものでも食べた!?」と心配されるほどに、私は変わった。例えば学校内での作り物の明るさ、優しさが伶のお陰で本物になったり、一人で昼食をとる事も無くなり、伶と食べるようになったり… 「未来と中学に行けていたら、こんな感じだったのかも知れないな…」「ん?どしたの?」まずい、つい口に出てた、私の独り言癖直さないと。「いや、何でも〜」「ふ〜ん」しかし、いつ見ても伶は綺麗な眼をしている「本当羨ましいよ〜伶」「何〜?妬まれるような事したっけ?」「伶の眼だよ〜すっごく綺麗で見惚れちゃう」「惚れても良いんだぜ?」「もう惚れてるよっ」『www』 ちなみにだが、未来達のお陰で、暁高校とはまだ中立状態を維持できている。束の間の平和、そう思い私達は遊んでいるのだ。(詩希のスマホの通知が鳴る)「学治部の友達から連絡きたんだけど…嫌な予感がする。」私は恐る恐るメッセージを開くMIKU「ごめん、戦争始まるかも」SHIKI「どうした!?」MIKU「暁高校の近くにたまたま通って、そしたらあっちの生徒達が武器とか色々武装してて、その生徒達を指揮していたのが、私達と話した天宮って人だったの、だから最悪の場合、直ぐにでも攻め込んでくるかも、気を付けて。」SHIKI「分かった、ありがと!」 「どした〜しぃたん」「あ〜暁高校と戦争になるかも、って話」「え、私暁高校の学治部の部長とめっちゃ仲いいからワンちゃん防げるかも?」「それはないんじゃない?」 私達の高校は自主統治制と言って、学区内、もとい自治区内の政治や治安維持を全て一任されている、勿論しっかり大人もいるが、動くのは生徒だ、だから、連絡の為にという建前と共にスマホ等の持ち込み、使用が許可されている。 そして、武器の話、 勿論殺傷能力のあるものを持って争うわけには行かないので、特殊なエアガンのような物を使う、仮に実物を使うと… その生徒だけでなく学校の全ての権限を永久的に剥奪され、国際指名手配犯となる。 ☆???☆ ?「?¿ 進捗を報告して下さい」?¿「snoozeと思われる人物と接触に成功、引き続き経過観察を続けます。」?「了解、くれぐれも無茶はしないように、貴女はまだsnoozeには勝てない。」?¿「分かっている、いつまでも子供扱いするな、そんな事より、おい?、八ツ星高校に手を出すなよ」強い口調で話す ?「?¿を手伝おうとしているだけだ」?¿「ふざけるな!!! あいつは…snoozeは私の獲物だ!」?「すまない、だがそう怒るな、もっと時期を待て… だが、戦争は仕掛ける、いいな?」?¿「お前!!ぶっ ?「snoozeに近づけるいい機会だろう?」?¿「………分かった、だが」?「分かっている、やりすぎるな だろ?」?¿「分かっているなら良い」 ✦空音未来目線 【八ツ星高校 放課後 学内自治区統制部の校舎屋上】 「何でこんな事に…って、私のせいか」多分、近い内に天宮さん率いる生徒軍が戦争を仕掛けに来ると思うって暁乃って名乗った暁高校の人が教えてくれた。「ねぇ、莉緒」「なぁ〜に?未来っち?」「何でこうなったんだろうね」「ありゃ?未来っちモチベ低め?どうしたの?」「詩希は、昔からほぼ何でもできた」「おぉ?未来っちの珍しい昔話だ、それで?」やっぱり、莉緒には話しやすい。「運動神経も勉強も歌も気遣いも、今でもそう、そんな詩希を私はずっとそばで見てきた。でも」「でも?」「小学校から高校までは、戦争が私達の大陸にも来たでしょ?」「そうだね〜…」「その少しの間、詩希は行方不明だったんだ、その間に、詩希と私は両親を亡くしたの」「そこまでは前も聞いたけど、それを話すってことはその未来っちが詩希のそばにいられなかった間の話かな?」本当察し良いよね。「そう、詩希に何かあったのか、行方不明になる前から、少し変わったの」「ほう、どんな風に?」「詩希はね勉強とか、運動は、得意な方程度だったけど、おかしなくらい賢く、とにかく凄いカリスマになって、優等生やっちゃって。」「詩希ちゃんの優等生って、作り物だったよね」「そう、それにsnoozeが活躍してたって言うと気分悪いけど、その間も、ちょうど行方不明期間と重なるの」「え、もしかして未来っち、snoozeが詩希ちゃんだと思ってる?」「……そういう事」「いやいやいや、ないないないあの詩希ちゃんが?人殺し?有り得ないよ、だって私と未来っち以外で一番優しくて思いやりのある詩希ちゃんだよ?」「自己肯定感高、でもそんな性格なんか簡単に上書きできるはずだよ、現に今、完璧な優等生を作ってる」「だからって、それは」 莉緒が話し始めた途端、私達のスマホに避難指示の通知が鳴った。「これ…どう言う」私達は学校の 「未来!!莉緒!!逃げて!!」気付くと詩希が目の前にいた。「早く!!」 「う、うん!」私達は混乱しながらとにかく学校から離れた 「はぁ…はぁ…なに………ごとなの……」「未来っち……息上がりすぎ……はぁ……」「莉緒だって……はぁはぁ言ってんじゃんか……」「未来っち、あれ!」莉緒が指を指した学校の方を見ると煙が上がっていた「詩希!!」「待ってよ未来っち!!」「嫌だ!!これ以上…これ以上大切な人を亡くしたくない!!」「でも………でも未来っち!」「莉緒だってそうでしょ!?」「そうだけど!!」「だったら何で!」「私に詩希ちゃんも未来っちも死なせろって言うの!?」莉緒とは割と長い付き合いだが聞いたことのない程の、怒りと、焦りと、悲しみの混ざった叫び声を聞いて、私は冷静になった「これ以上…目の前で誰かを死なせたくない!!」莉緒は泣きながら言った。その日から、私達の第二の戦争生活が始まった。✧暁乃優希 「クソが!!!!!」俺は怒りを虚無にぶつけた 「失態だ…」治安維持部隊長という称号を背負いながら、凛ちゃんと、天宮さんを止められなかった。 凛ちゃん、絶対におかしい、凛ちゃんは八高に攻めるのは反対してた、なんて言ったって、snoozeかも知れない人が居るんだから。それを天宮さんが唆したのか洗脳したのか。俺の居ないうちに生徒をまとめ上げて戦争を仕掛けやがった。明桜の友達が居るし、俺もあの学校は好きだから、手は出さないって決めたのにあいつ、破りやがった。「ゆ〜きっ!どうした?」明桜はまだ八高に凛達が攻めたことを知らない。俺から言うしかないよな「あ〜明桜、凛達が八高に攻め入った」「は?条約は?私達の約束は?」「それを全部放り捨てて俺の居ない間で準備して、攻めやがったんだよ!」「優希、「ごめん、ごめん…」「まだ、遅くないはず、まずは私が八高側に凛が反乱起こして攻め込んだって説明するから、それから凛達とは、よろしく頼むよ、優希隊長」「うん、分かった、絶対に止めよう」「うん!」 ✦星沙詩希 【時間は戻り、避難指示通知のなる少し前】 「伶、暁高校の副隊長達が攻めてきた」「は?何で」「分からないでも今はとにかく、っ……………!」「詩希…………あれ……」私達の見た先には、数百の生徒と、ミサイルを撃つ名前…忘れた、今はそれどころじゃない、とにかく暁高校の全力と見える勢力が攻めてきた。 「今は部活時間、伶は放送部に行って直ぐに避難指示出して、私はなるべく先陣切って食い止める」「分かった、絶対に無茶しないでよ!」「うん、こんな所で終われない」「私も!」 ✦輝奏伶 「皆逃げて!!早く!!」私もそろそろ逃げないと…「皆!!早く!!」✦星沙詩希 大丈夫大丈夫大丈夫大丈夫大丈夫守る守る守る守る守る守る守る守る守る守る守る守る守る守る この学校を、私が…………守れるの? 相手は数百人以上居る、私達は今日、部活があるのは学治部だけ、私達は学校で遊んでただけで戦力になれる人は私しか居ないのに、守れるの? 「考える暇があったら動け」自らに言い聞かせる様に頭の中で唱える 守る守る守る守る守る 「あれは!!」 私の目線の先にあったのは未来と莉緒ちゃん、そしてその先にあるミサイルの姿 考えるより先に体が〜と言うのは本当にあるらしく、私は広い中庭を挟んだ校舎の屋上から屋上へ飛び移った こういう時に鍛えてて良かったって思う。 【未来、莉緒を逃がしたあと】「伶!!」「こっち、避難全員終わった、準備はできてる。」「ありがとう……………行くよ、伶」「……………生きて帰るよ。」「絶対に、ね」✦輝奏伶 詩希は凄く強い、そんなに付き合いの長い方じゃないけど分かる。そんな詩希と一緒にたたかうなら、絶対的に動きやすいようサポートする。私にできるのがその程度でも、この大好きな学校を守る!!✧暁乃優希 「あいつ、何してんだよ」 俺は八高との国境線付近まで来て、八高付近に上がった煙を見た。「おかしい」何で、凛ちゃんは、そんな事はしない。口は悪いけど絶対的人を傷つけない。だって、傷つけられる痛みが分かる。人の痛みを想える。あれは凛ちゃんじゃない、天宮だ、とにかく今は星沙さんに合流して、助けないとまずい。✦星沙詩希 「行くよ、伶」『せーのっ!』 掛け声とともに私達は学校を出て、暁高校の生徒達が進んできた方向を回り込み (↖↓↗ こういう風に↓が暁高校、↖↗が詩希と伶、文で説明するには限界があった)左右から挟み込む作戦だ。「大丈夫かな…伶」そろそろ伶も着くはず (伶からの電話がワンコール鳴り、切れた) 合図の電話 私は暁高校の生徒たちに突っ込んだそして… 「ようやく見つけた、天宮さん」 「…………驚いた、たった一人で50人を倒すとはね」「心配しないで、暫く動けなくしただけ、それより、貴女何者?」単なる高校生じゃないよね「何者?全く同じ質問をさせてもらいたいよ、星沙さん、嫌 『snooze』」 「詩希!!!」「伶!!」 良かった、無事だった「くそ、もうやられたか」「あんた!何が目的なの!」「そうね、教えて上げる、私は日常を壊すつもり、それだけ」「はぁ?」想像よりもヤバい人だったみたい「もう疲れたの、貴女達には分からないでしょうね、分かって欲しくもないけど、こんな苦痛」「苦しんでほしくないって?なら何で爆破なんかした!!お前のやってることはまた苦しみを生んだんだぞ!!天宮!!」「詩希!落ち着いて」「ふふ…あはははははぁ!!」「何がおかしい!!」私は声を荒げる、正直もうやめたい、怒鳴りたくない、でも私がやらないと、大人は駄目、子供同士の遊びだって言う。それにこの大陸では少子高齢化の逆が深刻化している、だから高校もあんな制度になっている。今はそんな事どーでも良い 目の前に集中だ 「答えろッ!!」「いや…ねぇ貴女、伶って言ったね、」「そうだけど?」「ふふ…この人、あの戦争で活躍した「snooze」よ」「は?」「そうじゃないと納得がいかないでしょう?現に武闘派の暁高校の精鋭を50人は倒しで見せた、私の目的は貴女よ、星沙さん、いや…『snooze』私はずっと貴女を待っていた」「詩希、本当なの?」「………」「答えて!!」「…………そう」「え?」覚悟を決めるしかないか、「そうだよ、私が『snooze』あの戦争でたくさんの人を殺した、誰かは………思い出せないけど、誰かに操られていたような感覚だった、でもずっとはっきりとした意識があって……………私の眼の前で何人も人が死んで逝ったよ。」 これで、良いんだ。 「知ってる」「え?」何で?私は誰にも話していないはず「話してないのに何で?って聞きたい顔してるね」「……何で?」「気付かない?星沙さん、伶って名前、聞き覚えは?」「覚え……」伶…りょう……りょ…一人だけ、私が殺し損ねた人がいる。その人が確か「そう、あの時殺し損ねたガキだよ、詩希。」思い出した、一人、見逃した子供、私もか、「私の本当の名前は名前は宰川伶(さちかわ りょう)詩希の、snoozeの友達。」「……伶」「なんで…なんで!?お前は、こいつに親を殺されたはずだ!!何で怒らないんだぁ!!!」「何でって、過去の事は知らない、私の知ってる詩希は、優しくて、かっこいい、最高の友達何だから!」「伶…………ありがとう、天宮さん、貴女は爆破に実物装備を使った、こんな爆発、規定内の装備じゃ無理。」「ええ、そう、」「私は八ツ星高校治安維持部の名をかけて、貴女を国外通報とします。」「なんか言いたいことは?天宮さん。」「そんなの……無いわ、何もね」 天宮さんはしっかり逮捕され、国外追放される。 「終わったね、案外あっさりと」「だね、詩希、流石だよ」「…………ごめんね、今はまだ分からないけど、いずれ私を操ってた存在を見つけ出して叩き潰してやるから」【その日の夜 八ツ星刑務所】 「天宮」 「星沙さん!?」「黙れ、永遠に」 私は、久し振りに人を殺めた、口封じに、ね。 ✧暁乃優希 着いた… あれは、、、確か俺がうちの高校が八高に攻め込むかも〜って言った人! 「お〜い!!大丈夫か?」 「あ、暁乃さん! 大丈夫です、天宮さんは拘束されて今は刑務所です。」嘘ぉ…凄いなこの子達、若いのに凄いな…て、ヤバいヤバい俺ちょっとおじさん化してるわ「……凛ちゃ、朱村凛って人、見なかった?」「詩希、見た?」「いいや、見てないです、どうかしたんですか?」「おかしいな…天宮さんと一緒に出てた筈じゃないのか?」「朱村さんって、確かそっちの副隊長ですよね、それらしい人、と言うか、今回いた生徒は全員一般生徒同然でした、副隊長レベルの人は全然…」「そうか…ありがとう、星沙さん、あと、久し振りだね、伶」「はい、お久しぶりです」「今は学校の外なんだし敬語無し、」「は〜い、元気してた?」「ホントに仲いいんだね、2人って」「そ、前言ったでしょ?暁高の部長と仲良い〜って」「伶も見てない?凛」「見てない、皆弱かった」「耳が痛いね、帰ったら全員しっかり指導しないと」「あんたが本気でやったら死んじゃうから気を付けてね」「そんな馬鹿じゃねぇ」「それよりってほど問題視して無くはないんだけど伶、高校どうしようか」「確かに、皆の認識的にはうちの高校が攻め込んでって感じだよな」「そうだと思う、そっちの高校から天宮さんの独断って事に出来ない?」「ん…そうだな、明桜に聞いてみる」「あっと…取り敢えず、私達の高校は友好校としてしっかりと公式の場で宣言するべきです」「そうだね、詩希から空音さんに言っておいてくれる?」「うん、そうする。」「じゃあ、みんな元気で、また会おうね」「はい、ありがとうございます。」 ✦星沙詩希 かくして、戦争は直ぐに収まった、良かった…ほんと、未来と莉緒に伝えないと、って、電波線破壊されてるんだけど、面倒くさいけど歩いていくか〜✦空音未来 嫌…私、さっき戦争生活が〜って書いたじゃん、詩希は強いから、多分大丈夫だって信じてたけどさ…1日足らずで終わらせる私の幼馴染凄くない!? 「未来、莉緒、終わったよ」(2人)『え!?』 「え、もう?本当に?」「天宮さん率いる生徒を倒して暁乃さんと話してから、伶は学校に、私は2人に報告しにきたの」「え〜!?流石我らが詩希ちゃん!!やる〜」「本当に、私の幼馴染は凄いよ…」 「あはは、二人とも心配したんだよ〜無事みたいで良かった」【エンディング】✦星沙詩希 私達はまた日常を歩む 「おはよ〜詩希!」 「おはよ〜未来」 「おはよ〜二人とも!今日も元気に莉緒ビーム!」『相変わらず元気だね莉緒は』 私の話はこれで終わりだけど、私達の世界の話はまだまだ終わらない、またいつか会う日まで、またね!! 【プロローグ 終】 【星空の音は未来へ編 Coming soon】
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