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【カイルス】
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ヴェレクト所属のゴーレム。読星術を用いて少し先の現象を先読みして行動することがあり、その際は一見不可解な言動を見せるが、フォセイドはその精度の高さからその発言と直感・判断力を信頼している。 自分の所属については「仮住まい」「たまたま決まった」程度の話としており、その出自は一切不明。 読星術により、ヴェレクト王国がルクスカーデンの何者かによって滅ぼされる未来を知り、自分たちの力をもってしても勝ち目がないことを知る。その後自身を軍事利用しようとしたヴェレクト国王に対し、協力しては世界が危ないと袂を別ったこともあり、フォセイドと共にヴェレクトを離脱。その夜、読星術である少女が身投げしようとしていたことを知る。これまでは自分に関係ない出来事は啓示されなかったため、カイルスは疑問に思いつつも、少女———弓音を救出。ルクスカーデンへ三人で旅に出る。 その後、読星術で示された以外に「何者か」の目的や情報等は一切不明であったことから、ルクスカーデンで増えていた使者というイレギュラーな存在に危機感を抱いてか、自身の能力でそのカルナを奪って回る。 その後、「炎を司るカルナが危険」という読星術で「何者か」が心羽とわかり、弓音が心羽と因縁があることを受け、二人の戦いを静観するが… 武装・能力 右腕に装備している巨大な機械腕に、彼が旅してきた中で得た数々の能力を内包させている。その主武装としては、この機械腕を巨大な槍状に変化させ、様々な機能を付与した通称”コンポジットアーム”である。このアームは、槍としての刺突はもちろん、先端部からは矢じりを結んだロープが伸び、またこの矢じりに内蔵された射出口からはマシンガンとしての機能が備わっている。肘に当たる突起からは余剰エネルギーを排出して推力を得ることでその攻撃スピードを強化、更には飛行することも可能。またその巨大な装甲は広く展開されており、盾としての運用も可能。これらの機能に、それまでの戦闘で得てきた種々の属性を付与させ、常に敵に対してのアドバンテージを有した立ち回りを可能としているのが、カイルスの戦闘スタイルといえる。その他、遠隔起動式の罠を設置するアームや、電子戦専用アーム、更には自他の治療に用いる精密動作を司るアームも存在しており、その万能性をうかがわせる。 主にはこうした腕を中心に戦う戦闘スタイルを用いるが、それを除いても純粋に戦闘能力が高く、万一この腕が損傷した場合でも、(多様な能力を読み込む速度こそ落ちるものの)各能力・属性等を用いた戦闘は可能である。また、この各能力というのは、それまでカイルスが戦ってきた敵の一人ひとりが有していたものである。彼はこれを”採取”し、自身の腕や能力同士を掛け合わせるなどして戦ってきた。
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