0 ありえたかもしれないどこかの物語 #勝手にホロメンオルタナティブ #ホロライブオルタナティブ みんなに公開

ここは現実の世界とは違う「オルタナティブ」
そんな世界のとある赤字企業の用心棒の物語…

今日も〜いい天気でござるな〜。こんな日の朝は走るに限るでござる。
外に出ればかざま隊の皆殿や飼育員、ルイ友、ぷらすめいとの皆殿がいるでござる。

かざま隊「あっ!隊長!おはようございます!」

隊長「皆殿、おはようでござる〜」

皆殿は元気でござるな〜

かざま隊A「やっぱ隊長は可愛いよなぁ〜」

かざま隊B「あぁ、そうだな。見た目からどストライクだ」

ん?

かざま隊A「俺かざま隊に入って良かったわ〜」

かざま隊B「俺もだ、金髪、羽織り、サムライ、清楚、どこをとっても引くところなしだ」

な、何言って

隊長「あ、あの」

かざま隊C「なぁあんたら、隊長の朝活についてくか?」

かざま隊A「いや、止めとくよ。隊長には追いつけねぇさ」

かざま隊B「俺達が疲れ果てる頃、隊長はまだ余裕そうだった」

かざま隊C「流石…体力お化け…でもさ、近付きたいじゃないか、あの高みに」

誰が体力お化けでござるか、否定はしないけど…

かざま隊B「確かに、あそこまで強くなれれば最強の部隊になる」

かざま隊A「まずは体力を同じくらいにしないとじゃね?」

かざま隊C「よし、俺は走ってくるや」

かざま隊B「おう」

かざま隊A「見た目的に俺達より年下で可愛くて強い…これ最強だな…」

かざま隊B「そうだな…推しだな。推し。」

かざま隊D「はぁ、いろはちゃんか゛わ゛え゛え゛」

なんでそんなに言うでござるか!?

かざま隊A「バッカ!お前、外では「隊長」と言え!」

かざま隊D「あ、ああ、す、すまねぇ…」

いろは隊長「ぜ、全部聞こえてるでござるよ!」

かざま隊A「す、すみません隊長!こいつには厳しく言っときますから!」

かざま隊D「でも可愛いのは事実だろ?」

かざま隊A.B「その通り」

かざま隊A「最高に決まってるだろ?」

かざま隊B.D「その通り」

かざま隊B「清楚だろ?」

かざま隊 A.D「その通り」

なんか目の前で言われると恥ずかしくなるでござる!

いろは「も、もういいでござる!厳しく言わなくてもいい!もう風真は戻るでござるよ。皆殿、ダラダラのし過ぎはダメでござるよ〜、沙花叉みたいになるでござるからなぁ〜」

はぁ、あぁも平然と本人の目の前で言える精神を疑いたいでござる。
まぁいいや、用心棒として出勤でござるな
だんだん持ち場に近づくと倒れているかざま隊がいたでござる。
いろは「大丈夫だござるか!?何があったでござる?!」

かざま隊「う…うぅ…侵入……者です…」

いろは「怪我は無さそうでござるな。侵入者はどっちに行ったでござるか?」

かざま隊「向こう…です…」

その方向はアジトの入口を指していたでござる
まずいでござるな…
早速向かうでござる
アジトの通路を通って、医務室は……いなさそう、しばらくしたら…人影を見つけたでござる

いろは「動くな!でござる!」

???「ッ…!追手か…」

いろは「ここらでお帰りなって頂こうでござる!」

???「残念ながらお帰りになる事はできない、仕事でここにいるからな」

いろは「仕事…?」

考えられる事は誰かの暗殺…

???「仕事」

聞いてみよう

いろは「なんの」

???「殺し」

いろは「誰の…」

???「誰だと思う」

有り得るのは総帥であるラプ殿…か

いろは「想像はつくでござる、でも用心棒としてそれは阻止しなければならないでござる!」

???「ふむ…用心棒?語尾にござる…もしかしてお前が「風真いろは」か?」

いろは「なんで名前を知ってるかは知らないでござるが、その通り風真がかざま隊の隊長にしてホロックスの用心棒、風真いろはでござる」

???「よし、1対1の決闘を申し込みたい」

どうしてでござるか、追手と分かれば直ぐに倒すか逃げるかするはずなのに

いろは「なんででござるか」

???「もちろん、仕事だ」「お前が勝てば俺は帰るし、殺してもいい、だが俺が勝てば仕事をさせてもらうぞ」

なるほど、「仕事」の中に風真も入ってるのか…
用心棒としてそこらの侵入者に遅れはとらないでござる

いろは「いいでござる、殺らなきゃ殺られるでござるからな」

???「ヨし、始めようか」

いろは「そういえば名前はなんて言うでござるか?」

???「そうだな……名前…名前か……ンー…「ミナゴ」なんでどうだ?」

ミナゴでどうだって今考えたみたいじゃないか

いろは「ミナゴ殿…わかったでござる。」

ミナゴ「よし、我は白獅子!ミナゴ!汝に勝負を申し込む!」

いろは「我はホロックスの用心棒、風真いろは!その勝負を受けるでござる!」

思った。白獅子ってなんでござるか
まぁなんか意図があって言ってるでござるな…
種族とか…顔見えないけど
でも今はその時では無いでござる。闘いに集中しなければ…

ミナゴ「来い…忍者…!」

いろは「忍者じゃない!風真は侍でござる!」

「ノットニンニン!イエス…ジャキンジャキンでござる!」

言葉の如く素早い2撃、終わらせるでござる!
いや、防がれた…?

ミナゴ「速いな…!だがあの時よりは遅い!」

いろは「……ッ! まだまだァ〜!」

防がれるか避けられるかされない…
このチャキ丸で切れないなんて…

いろは「どうしたでござるか!防戦一方じゃないかでござる」

ミナゴ「………」

ああ、なるほど、全然切れなかったのはそういうことでござるな。
メイスをローブの中に隠し持ってたでござる。
でもなんで…?メイス1つで乗り込むなんて…

ミナゴ「………!!」

いろは「……………!!」

無言の攻防戦…ミナゴ殿の剣筋は荒っぽくも一撃が重くそして速い……剣を振る度にローブの中から白髪で灰色のような銀のような眼が見える
隙を作らなきゃ…

いろは「てぇぁ!!!」

ミナゴ「……くっ…!?」

メイスを1回弾けばそんな重そうなメイスは復帰に時間がかかるでござる
そこに一撃いれる!

ミナゴ「ぬぅ………」

いろは「隙があるでござるよ」

このまま断ち切るでござる!

ミナゴ「詰めが甘いな」

いろは「ナッ…?!」

(パン!パン!パァン!)

いろは「うぇ…?」

痛い 熱い 何の音

いろは「グッ……ウゥ…」

ミナゴ「初めての痛みか?」

いろは「なにを…したで……ござる」

ミナゴ「あーほぼゼロ距離だったからこれ焼けてんな」

いろは「なにを…言ってるか…分からないで…ござる…よ」

お腹が痛い 腹痛とかじゃない いやお腹が痛いのは腹痛だけど 何をくらった…?

ミナゴ「見てくれよ〜これ、アタ…俺たちの技術だ」

いろは「……?」

ミナゴ「なに、決闘は剣と剣を交えるだけじゃない」

いろは「隠し武器でござるな…」

ミナゴ「まぁそんなところだ」

痛いけど…もっと痛い思いをしたことがある!
まだやれるでござる…!

いろは「てぇぁァァ!!!」

居ない…!
後ろ…?!
間に合わな__

いろは「________!!!!」

ミナゴ「ハァ…ハァ…ハァ……降参したら、どうだ?」

いろは「どうして…でござるか、降参なんか風真が…んする訳ないでござ、る」

ミナゴ「降参すれば、失うのは片腕だけですむし、命は助かるぞ…」

いろは「失うのは……腕だけじゃないでござる…」

ミナゴ「不当な給料で働かされているのにか?」

いろは「確かに、不当ちゃ、不当でござるが…」

ミナゴ「なら、お前の雇い主は死んでも問題ないな」

いろは「問題、大ありでござる!」

ミナゴ「何故だ…?理解できない」

いろは「それは…ラプ殿が……恩人であるからでござる」

ミナゴ「ほう?恩人?」

いろは「そして…恩人でもあり、友人でもあるでござる」

「ラプ殿が居なければ…風真はここにはいないし、何処かで死んでいたでござる」

ミナゴ「…………」

いろは「皆、よそ者であった風真に優しくしてくれた…それが嬉しかった…!」

ミナゴ「……………………」

いろは「ここで過ごすうちに最早ラプ殿含め家族のようになっていた、そんな人を自分の命と引き替えに渡すわけがないでござる!!」

(パァン!!)

……?
目の前が暗く…なって…眠く……

ミナゴ「____録__ん_終了…__ほら医__室に__か__ぞ」

Part1 ~[完]~

作者的コメント

ネーミングセンスなくね?と思った方、その通りでございます

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