僕のお部屋へようこそ
ここに迷い込むなんて、とんだ迷い猫だねぇ…
言っておくけど、僕のお部屋には何も無いよ？

第1弾

「僕(私)がとても大切な君と共に過ごして20年…気持ちのいい毎晩だった…
しかし、なぜ君は朝になると、僕と離ればなれになってしまうんだ…！

「お前一人であの数十人いる追っ手を抑えるだと？
そんな事をすれば死ぬぞ！もし、お前が死ねば私はどうすればいい…！！
お前がいない世界で私が幸せに暮らせるのだろうか！

「今日も疲れ果てた僕(私)を温かいお湯で全身を暖めてくれる僕(私)の家のお風呂。でもあの子はすごく甘えん坊で繊細で、僕(私)がそばに居ないとすぐ拗ねて、冷めてしまうんだ…
それにお風呂って、すごく手がかかる子で、僕(私)が家に帰ったらすぐに洗ってあげ...

「あなたと付き合ったあの日から
今日まで長く…そして短く感じた日々だったよ。
あなたと僕は、この坂道を

我が心…明鏡止水なり。
されど…この掌(こぶし)は烈火の如く

そして、燃え上がれ闘志！

『終わり』、それは即ち『始まり』を意味するもの
だからこの別れだけで、僕達のこの絆が終わる事は無い

そう、いつの日か…幾百年…幾千年、幾万年経とうとも僕達が再び出会った時

「そう…かぁ…この危機を俺達がなんとかしなければ、確実にゲームオーバーって訳か…困ったもんだ。
これだけは、あんまりやりたくなかったけど、仕方ねぇ…やるしかないか。

よーしお前ら、よーく聞けよ。

この切っ先に一擲(いってき)を成して、乾坤(けんこん)を賭(と)せん！！受けてみよ！我が一刀は雷(いかずち)の煌(きら)めきなり！

チェストォォォォォ！！

我が斬艦刀に、断てぬものなし。

「ハァ…仕事の疲れからかまぶたが重い…。
まるで深淵(しんえん)より深き黒き闇に引き込まれるようだ…。
これからお風呂やご飯、そしてオフトゥンが待っているというのに…僕はまだ堕ちるわけにはいかないんだよ…