千想の魔法 3.光環の狩人 version 9

2023/05/05 01:18 by sagitta_luminis sagitta_luminis
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千想の魔法 プロット3.
時系列では[青年との出会い](https://mimemo.io/m/xn0Yd4ZEwBly7v6)から数年が経ち、[影と星灯り](https://mimemo.io/m/z2XWn4vKv8GYApm)の数ヶ月ほど前にあたる、本編の前日譚。
※文章中、斜体になっている部分は本文のイメージ。

@[TOC]

#### [1.赤髪の剣士](https://mimemo.io/m/Awa3QlLnMQG1jvq)

#### [2.有翼の案内人](https://mimemo.io/m/daJjOoYnbrlEyDM)

##### 4-2 
##### 3-1
街を離れて森に入り、イジェンドの向かった奥地を目指す。キラちゃんは心羽を誘導するように数歩先を心羽の頭ぐらいの高さで飛んでいる。影魔と遭遇してしまっては成すすべがないので、常に周囲を警戒しながら進む。
しかし、イジェンドと合流するより先に影魔の群れと合流してしまった心羽。フレイミングドレスに変身して迎え撃つも、攻撃を凌ぐのがやっとで、一撃も有効打を与えられない。
しかし、防戦一方なこの状況は不意に破られた。何かが風を切るような音が複数同時に聞こえたと思った次の瞬間、そこにいた影魔の身体が崩壊して塵となった。
「本当にこの先にイジェンドがいるの…?」
どんどん奥地へと入り込んでいき不安になる心羽。キラちゃんは振り向きもない。シエルが特別なだけで、もともと人の言葉は通じないのだろう。
しかし、イジェンドと合流するより先に影魔の群れと遭遇してしま。フレイミングドレスに変身して迎え撃つも、攻撃を凌ぐのがやっとで、一撃も有効打を与えられない。
しかし、防戦一方なこの状況は不意に破られた。何かが風を切るような音が複数同時に聞こえたと思った次の瞬間、そこにいた影魔の身体が崩壊して塵となった。
急な出来事に心羽も混乱するが、少なくとも影魔の脅威は去ったことに一先ず安堵する。
影魔の残滓から同じような木の棒を拾う。どれも先端に羽根のようなものが付いていて、反対側は尖っている。これがどこかから飛んできて、影魔を倒した……?
「ねえ、そこの赤い髪の人!大丈夫だった…? 怪我はない?」
後方からする声に心羽が振り返ると、こちらへ走ってくるロングヘアーの女性がいた。民族衣装のような複雑な柄のケープを着ているその女性は、左手に糸が張られた細長い木の枝を手にしている。
「うん、大丈夫。ありがとう、あなたが助けてくれたんだよね?」
「いいよ〜気にしないで! 私たちもともと影魔を狩るために来たから。それより、君はこんな所で何してるの? 」
私たち…? 影魔を狩る…? その発言はすなわち、イジェンドのように影魔と渡り合えるほどの実力者が複数集まり、影魔を倒すため共同戦線を張って活動していることを意味する。この情報は心羽には大きな進展だった。
「実は、人探しをしてて…」
「この森で人探しは骨が折れるよ〜、とりあえずここは危険だし移動しながら話そう」

##### 3-2 
心羽を助けてくれた女性は名を

##### 4-3 環
「それにしても、赤い髪で黒い服を着た長身の剣士………特徴を聞く限り、身長以外は全部当てはまってる人が目の前にいるんだけど?」

##### 4-4 
##### 3-3

#### 5話
##### 3-4

##### 5-1 


      

目次3-13-23-33-4

3-1

街を離れて森に入り、イジェンドの向かった奥地を目指す。キラちゃんは心羽を誘導するように数歩先を心羽の頭ぐらいの高さで飛んでいる。影魔と遭遇してしまっては成すすべがないので、常に周囲を警戒しながら進む。
「本当にこの先にイジェンドがいるの…?」
どんどん奥地へと入り込んでいき不安になる心羽。キラちゃんは振り向きもしない。シエルが特別なだけで、もともと人の言葉は通じないのだろう。
しかし、イジェンドと合流するより先に影魔の群れと遭遇してしまう。フレイミングドレスに変身して迎え撃つも、攻撃を凌ぐのがやっとで、一撃も有効打を与えられない。
しかし、防戦一方なこの状況は不意に破られた。何かが風を切るような音が複数同時に聞こえたと思った次の瞬間、そこにいた影魔の身体が崩壊して塵となった。
急な出来事に心羽も混乱するが、少なくとも影魔の脅威は去ったことに一先ず安堵する。
影魔の残滓から同じような木の棒を拾う。どれも先端に羽根のようなものが付いていて、反対側は尖っている。これがどこかから飛んできて、影魔を倒した……?
「ねえ、そこの赤い髪の人!大丈夫だった…? 怪我はない?」
後方からする声に心羽が振り返ると、こちらへ走ってくるロングヘアーの女性がいた。民族衣装のような複雑な柄のケープを着ているその女性は、左手に糸が張られた細長い木の枝を手にしている。
「うん、大丈夫。ありがとう、あなたが助けてくれたんだよね?」
「いいよ〜気にしないで! 私たちもともと影魔を狩るために来たから。それより、君はこんな所で何してるの? 」
私たち…? 影魔を狩る…? その発言はすなわち、イジェンドのように影魔と渡り合えるほどの実力者が複数集まり、影魔を倒すため共同戦線を張って活動していることを意味する。この情報は心羽には大きな進展だった。
「実は、人探しをしてて…」
「この森で人探しは骨が折れるよ〜、とりあえずここは危険だし移動しながら話そう」

3-2

心羽を助けてくれた女性は名を

「それにしても、赤い髪で黒い服を着た長身の剣士………特徴を聞く限り、身長以外は全部当てはまってる人が目の前にいるんだけど?」

3-3
3-4