【星と健花の英雄譚】 version 1
【星と健花の英雄譚】
モルです。作品そのもののタイトルにどうでしょうか。
変更案はいくらでも受け付けております。
今回、モル自身も知覚できてなかった自分の中での構想をいくつか言語化することができそうなので、下に書き記そうと思います。もし違和感や別のアイデアなどあれば教えてください。
1.まず、モルは健人パートを本編、心羽パートを外伝(スピンオフ)のように考えていることに最近気付きました。時系列的には心羽パートが先でも、健人パートでの心羽を踏まえた上で心羽パートに行って欲しいというイメージがあり、物語を楽しむだけなら健人パートだけでも充分で、心羽や世界観のことを補足するのが心羽パートというような感じです。
2.次に賜主の件ですが、モルは脚本の都合を一切考慮せずに賜主の人物像を描き出していたため、本編の展開が変わってしまうことに気付きませんでした。既存の文章を大きく改変するのはモルとしてもなるべく避けたいので、自死を廃案したとしても既存の文章を変えなくてよくなるような方法を提案したいと思います。
。
いろいろアイデアをあげましたが、これらの案を踏まえれば既存の文章や展開を作り直す必要はなくなるのではないでしょうか。もしモルがなにか勘違いしてたら教えてもらえると助かります。
3.それと、モルはこのページを世界観や大筋の展開を作るための意見交換のページにしようと思っています。上記の件に限らず、展開を文章で書き起こすにあたって様々なアイデアや懸念が浮かぶと思うので、それらを整えられる場所にしたいなと。手始めに、心羽パートの展開をできる範囲内で書き起こしてみようと思います。
4.書き起こす範囲は『リュミエの抜け殻となってから燎星心羽という名前をもらい、朝憬市を去ってから年月を過ごして再び朝憬市に戻り、健人と再開するまで』を予定してます。書き起こす目的はモルのイメージを知ってもらうことと、それで問題がないかの確認をとることです。
①『抜け殻となり辺境の星に落ちる〜朝憬市の展望台に辿り着くまで』(“星創の道行き”より一部改変して流用)
抜け殻はリュミエとしての記憶や名前も全て失っていた。
抜け殻は空っぽになったその身でひとり、ただ寒さに震えているところを近くの農村の者に見つかり保護される。
しかし、名前を聞いてもわからない。何処から来たかもわからない。家族も、引率の者もいない。農村の者たちはこの少女にどう対応したらいいかわからず、困り果てていた。
「私は誰の“家族”?」
抜け殻は村人とのやり取りを重ねる中で、人はみな“家族”というものがあり、それがない自分には居場所がないことを悟る。誰の家族でもない自分がいることでみなが困っている現状に耐えられなくなった抜け殻は、3日も経たぬうちに農村から立ち去る。自分を生み育てた“親”という存在から家族なるものが連なっていることを聞き出していた抜け殻は過去を思い出そうとする。その過程で自身が“魔法”という類のない力の持ち主であることを思い出すと、唯一思い出せた転移の魔法を使って“家族”探しの旅に出た。
抜け殻は数多の星を巡り、いくつもの“家族”を目にしてきた。その温もりは全て、自分に向けられることはなく、悔しさと羨望だけが募る。胸の内に抱いた惨めな感情は長い旅のなかで燻り、吐き出せない苦しさを抱え、やがて抜け殻は“自分に家族などない”という諦念に呑まれ涙が溢れる。
そこに、ある青年が現れる。彼は人の世の無情と虚しさに怒り、だが自身の無力という現実に心を失くしかかっていた。青年は抜け殻に声をかけた。それは燎火を思わせるような、温かい声だった。その温もりに絆されるように、抜け殻は誰にも話したことのない心の内をはじめて打ち明ける。
(キーワード:「親もいない」「家族も友達もいない」「世界中のどこにもいない」「ひとりぼっち」「寂しいのは嫌」「切ないのは嫌」「私を見て」「認めてほしい」「温もりがほしい」「望まれたい」「愛されたい」……)
互いの内を話していくなかで二人は友となり、青年は抜け殻に名前を与えた。"燎星心羽"ーーそれが彼女に与えられた名前だった。心羽は名前のお礼、そして友という絆をくれた青年に自身が身につけていたブレスレットを渡した。友自らが名を与えた“燎星心羽”という存在を、その記憶に刻みたかったから。
ポイント
・このとき、心羽は健人の顔も名前も知らないまま。
・二人の出会いは一夜限りのことで、翌朝には朝憬市を立ち去っている。
・健人の心の苦しみを理解できるほど心羽の心は成熟していない可能性が高い。
・この出会いを通じて心羽の
②『展望台を離れた後〜ユール森林を訪れるまで』
・心羽は
モルです。作品そのもののタイトルにどうでしょうか。
変更案はいくらでも受け付けております。
今回、モル自身も知覚できてなかった自分の中での構想をいくつか言語化することができそうなので、下に書き記そうと思います。もし違和感や別のアイデアなどあれば教えてください。
1.まず、モルは健人パートを本編、心羽パートを外伝(スピンオフ)のように考えていることに最近気付きました。時系列的には心羽パートが先でも、健人パートでの心羽を踏まえた上で心羽パートに行って欲しいというイメージがあり、物語を楽しむだけなら健人パートだけでも充分で、心羽や世界観のことを補足するのが心羽パートというような感じです。
2.次に賜主の件ですが、モルは脚本の都合を一切考慮せずに賜主の人物像を描き出していたため、本編の展開が変わってしまうことに気付きませんでした。既存の文章を大きく改変するのはモルとしてもなるべく避けたいので、自死を廃案したとしても既存の文章を変えなくてよくなるような方法を提案したいと思います。
。
いろいろアイデアをあげましたが、これらの案を踏まえれば既存の文章や展開を作り直す必要はなくなるのではないでしょうか。もしモルがなにか勘違いしてたら教えてもらえると助かります。
3.それと、モルはこのページを世界観や大筋の展開を作るための意見交換のページにしようと思っています。上記の件に限らず、展開を文章で書き起こすにあたって様々なアイデアや懸念が浮かぶと思うので、それらを整えられる場所にしたいなと。手始めに、心羽パートの展開をできる範囲内で書き起こしてみようと思います。
4.書き起こす範囲は『リュミエの抜け殻となってから燎星心羽という名前をもらい、朝憬市を去ってから年月を過ごして再び朝憬市に戻り、健人と再開するまで』を予定してます。書き起こす目的はモルのイメージを知ってもらうことと、それで問題がないかの確認をとることです。
①『抜け殻となり辺境の星に落ちる〜朝憬市の展望台に辿り着くまで』(“星創の道行き”より一部改変して流用)
抜け殻はリュミエとしての記憶や名前も全て失っていた。
抜け殻は空っぽになったその身でひとり、ただ寒さに震えているところを近くの農村の者に見つかり保護される。
しかし、名前を聞いてもわからない。何処から来たかもわからない。家族も、引率の者もいない。農村の者たちはこの少女にどう対応したらいいかわからず、困り果てていた。
「私は誰の“家族”?」
抜け殻は村人とのやり取りを重ねる中で、人はみな“家族”というものがあり、それがない自分には居場所がないことを悟る。誰の家族でもない自分がいることでみなが困っている現状に耐えられなくなった抜け殻は、3日も経たぬうちに農村から立ち去る。自分を生み育てた“親”という存在から家族なるものが連なっていることを聞き出していた抜け殻は過去を思い出そうとする。その過程で自身が“魔法”という類のない力の持ち主であることを思い出すと、唯一思い出せた転移の魔法を使って“家族”探しの旅に出た。
抜け殻は数多の星を巡り、いくつもの“家族”を目にしてきた。その温もりは全て、自分に向けられることはなく、悔しさと羨望だけが募る。胸の内に抱いた惨めな感情は長い旅のなかで燻り、吐き出せない苦しさを抱え、やがて抜け殻は“自分に家族などない”という諦念に呑まれ涙が溢れる。
そこに、ある青年が現れる。彼は人の世の無情と虚しさに怒り、だが自身の無力という現実に心を失くしかかっていた。青年は抜け殻に声をかけた。それは燎火を思わせるような、温かい声だった。その温もりに絆されるように、抜け殻は誰にも話したことのない心の内をはじめて打ち明ける。
(キーワード:「親もいない」「家族も友達もいない」「世界中のどこにもいない」「ひとりぼっち」「寂しいのは嫌」「切ないのは嫌」「私を見て」「認めてほしい」「温もりがほしい」「望まれたい」「愛されたい」……)
互いの内を話していくなかで二人は友となり、青年は抜け殻に名前を与えた。"燎星心羽"ーーそれが彼女に与えられた名前だった。心羽は名前のお礼、そして友という絆をくれた青年に自身が身につけていたブレスレットを渡した。友自らが名を与えた“燎星心羽”という存在を、その記憶に刻みたかったから。
ポイント
・このとき、心羽は健人の顔も名前も知らないまま。
・二人の出会いは一夜限りのことで、翌朝には朝憬市を立ち去っている。
・健人の心の苦しみを理解できるほど心羽の心は成熟していない可能性が高い。
・この出会いを通じて心羽の
②『展望台を離れた後〜ユール森林を訪れるまで』
・心羽は