sagitta_luminis
創作の原稿、設定置き場
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わたしはこのお話を、おとぎ話みたいにはじめたかったのです。
そう、こんなふうに。
———むかしむかしあるところに、ひとりの星の子がおりました。星の子は自分よりちょっと大きい星に住んでいました。そして、ここではひとりぼっちでした。
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これは心羽の日記ではなく、ノクスケイデンから出土した文献だとされている。しかし、ここに書かれていることは俄には信じ難く、ノクスケイデンから出土したという情報も真偽の程は定かではないため、資料としての信憑性は限りなく0に近い。また、ルクスカーデンに伝わ...
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身体のあちこちが痛む。何時間も戦い続けているせいで疲労が溜まり、手足の感覚がもうほとんど残ってない。
眼前にはエクリプスが3体。彼らも消耗しているはずだが、その様には見えなかった。
浅い呼吸しかできず、目眩で視界がふらつく。
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「侮っテクれるナ、人間風情ガぁァァ!」
互いの攻撃による衝撃が、両者の身体を弾き飛ばす。宙に翻りながら、何とか着地したリュミエをリーンが支える。
「大丈夫?」
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これは日記ではなく、ボイジャーの魔法を科学的に紐解いた論文の一節の引用である。現時点ではこの理論を証明する方法はなく、出典もわかっていないため、信憑性は限りなく低い。
…正直、私は全く信用していない。
ボイジャーは素粒子よりも小さなサイズで空気中に無...
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パターン1
本質から目を逸らし続ける欺瞞に満ちた種族と捉える個体。
———人間による自分たちの生命維持を、いくら社会における知的活動とそれらしく述べたところで、所詮はそれ以前に行われていた“狩猟”の延長に過ぎない。一方で人間はそうして奪い、殺し、貪り...
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修正の必要が間違いなくあるのは承知していますが、一応書いてみました。
また良ければご意見を頂ければ…
※追記 世界観に合わせて一部修正させてもらいました!
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その日の朝憬市立灯星学館高等学校の福祉学科は社会福祉基礎と生活支援技術が2コマずつ、それと一般教科が1コマずつの授業内容だった。
あ、怠い…起きたくない。
2018年5月ーーー昼には気温が暖かく感じる日こそ増えてきたが、日が昇り始めた6時40分では、...
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6年生に進級してから、このクラスはどこかざわつきがあった。
クラスの中心にいる生徒たちの声が大きく、強くない私たちはみんな周囲に流され、口調を合わせる。
誰かが陰口を言ったり、流れを乱すようなことをすれば次の日にはその子がいじめの標的にされる。
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【ノクスケイデン】
エクリプスの故郷である常闇の世界。あらゆる多元世界の辿り得る悲劇の可能性———その具現である“絶望した世界”。命ある者が踏み入ってはならない禁断の地。
その絶望すら喰い飽きた“蝕ム異形”は、いつしかノクスケイデンに至るまでの可能性...