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創作の原稿、設定置き場
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燎星心羽が変身する戦闘用の姿。衣装や顔立ちなどが変化し、変身前とは別人に見える魔法が掛かっている。衣装は耐熱性と動きやすさを重視したものとなり、リュミエ自身の体重は変身前より軽くなっている。衣装の手首にあるブレスレットは魔力を増幅させる機能を持ち、技...
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「うん!じゃあ、またね」
そう言って走り去る彼女を見送って一息着こうとしたその時。ひとひらの雪が微弱な風に煽られながら、剣人の目の前を落ちていく。
ふと上を見上げると、粉雪が陽の光に反射してキラキラと光りながら剣人の周囲を舞い、地面に落ちて消えていった。
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主人公
青年:花森剣人(はなもりけんと) / リーン“𝘓𝘦𝘢𝘯𝘨”
少女:燎星心羽(かがりぼしここは) / リュミエ“𝘓𝘶𝘮𝘪𝘦”
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その日も朝憬市(あかりし)の人々は、彼らにとっての日常を送っていた。そこに混在する幸福も悲哀も関係なく、その日も世界に陽は上り、時間の経過と共に沈んでいく。人間が自分の世界や生き方に意味を求めるようになる以前から、世界はそういうものだった。しかし、朝...
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始まりは悲哀からだった。
その中にあって、尚も呼吸を続けるには、その出会いは必要だった。
二柱の神は、抱いていた憧憬の先に互いを見つけた。
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わたしはこのお話を、おとぎ話みたいにはじめたかったのです。
そう、こんなふうに。
———むかしむかしあるところに、ひとりの星の子がおりました。星の子は自分よりちょっと大きい星に住んでいました。そして、ここではひとりぼっちでした。
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これは心羽の日記ではなく、ノクスケイデンから出土した文献だとされている。しかし、ここに書かれていることは俄には信じ難く、ノクスケイデンから出土したという情報も真偽の程は定かではないため、資料としての信憑性は限りなく0に近い。また、ルクスカーデンに伝わ...
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身体のあちこちが痛む。何時間も戦い続けているせいで疲労が溜まり、手足の感覚がもうほとんど残ってない。
眼前にはエクリプスが3体。彼らも消耗しているはずだが、その様には見えなかった。
浅い呼吸しかできず、目眩で視界がふらつく。
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「侮っテクれるナ、人間風情ガぁァァ!」
互いの攻撃による衝撃が、両者の身体を弾き飛ばす。宙に翻りながら、何とか着地したリュミエをリーンが支える。
「大丈夫?」